Web版ひであき日記

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  遊び心がない…
2004年08月05日 (木)

acchi.gif 播但線、市バスで市役所。宝塚市議のTさんが姫路市の「市民総合窓口」の視察のため、インターン大学生5名とともに来訪。現場見学、フロアマネージャーのNさんの話を伺ったり、市民課のN係長、Mさんからヒアリング。その後、市議会会議室に場所を移し質疑応答。

総合窓口とは、よくワンストップサービスと呼ばれる。証明窓口の集約化と住所異動等に訪れた市民が関連性ある各種手続きを1ヶ所で行える窓口サービスを提供するもの。従来4局8課24事務であった取り扱いを5局12課57事務に拡大したという。職員による窓口改善提案等についても説明。

T市議は実際に宝塚市でも導入を提案したいようで、熱心に質問していた。照度、床の材質、事務完了までの時間・歩数短縮など住民が直接変わったと感じる改善についても議論。姫路市でも戸籍の電算化、市役所の大規模改修にあわせて更なるサービス向上を目指すという。頑張ってもらいたい。

あと一ついい話も聞いた。それは以前も記載した朝礼の話。市民課では係ごとに朝礼を行い、口頭で情報の共有化をはかっているという。実はTさんも驚いていた。民間の人にとっては???、今ごろ何の話?と思うかもしれないが、自治体では朝礼を導入することに反対する人も多く、導入は難しいという。情報の共有化は「文書の回覧とハンコ」で十分なのだそうだ…。私が朝礼云々に言及すべきかどうかは?メリットがあるなら各課長の判断でやってもらいたい。委託も外注も臨時職員も益々増える。意思の疎通は重要。もちろん意味がないなら今のままでいい。一律の時代でもない。市民課の方々には貴重な時間を頂いた。感謝。

その後、会派控室に案内。市民クラブO会長と面談。最近のインターン生は女性の方が元気と聞いているが私もそう思った。

その後、兵庫県が不妊治療に年10万円の助成という新聞記事について調査。夫婦年収650万円未満、年間10万円、通算3年を上限に国の補助金をもとに支給するという。「神戸市・姫路市在住の人は市の助成事業があるため対象外」と記載されている。以前当制度について、以前友人からも悩む人が多いという話を当HPに記載したが、当市にはないことを前提として書いた。お詫びが必要となると焦ったが、姫路市はまだそういった制度はなく、実施に向けて検討している最中という。であるならば間違い記事でもないかな。現段階で予算措置はされていない。つまり今年度中の実施なら補正予算が必要。いずれにしろ、議会で話が出るだろう。

そういえば次の議会は9月3日と決まったという。その後、徒歩で姫路キャッスルホテル。昼食。播磨政経懇話会の8月例会。TVのコメンテーターとしても活躍中の作家吉永みち子さんの講演。政府の審議会に委員として呼ばれることも多いという。政府税調などは主婦・作家として推薦されそうだ。ただ、金融制度関係の委員に就任した際、CP等の専門用語や制度が説明を受けても勉強しても理解できなかったので辞任したという。話の中身がわからずに、委員として責任がもてないからだという。この姿勢に感心。名誉職・あて職・有識者・市民代表、様々な方がいるが、会議を傍聴していても出席だけで全く発言のない方も多い。執行機関の権限が委譲されている場合もある。外部行政委員会・審議会の構成等もいずれメスを入れなければならないだろう。そういえば、ものを言い過ぎる人もはずされるという。

姫路市社会福祉協議会では理事長が今回の不祥事を受けて辞任するという。トップの辞任は最高の責任の取り方だと思う。潔し。非常勤というが、きちんとした報酬・本当に権限のある役職だったのだろうか?役員を引き受けてもらえば、あとは任せてくださいの時代ではない。よきにはからえの時代でもない。常勤役員の自主的給与返上もあるというが…。トップの責任は重要ということだろう。

民間では上場企業の取締役に就任したら、取締役保険加入の斡旋が行われるところも多いという(もちろん保険料は取締役の個人負担)。株主代表訴訟で多額の賠償責任が発生する例が後を絶たないからだ。行政だって同じ。依頼する側も受ける側も。もちろん私も。肝に銘じたい。

終了後、喫茶室で企業の某社長と懇談。遊び心がないという。気難しい話や批判ばかり。酒を飲んだり、面白く楽しい遊びをしたりしないといずれ有権者は離れていくという。他にも教育が重要という話も。もう少し遊ばなければならないという話は初めてだが、趣旨はよくわかる。

その後、タクシーで旧武蔵館改め観光なびポート。K観光推進部長、S係長。観光振興について相談。前向きな方向で検討していただくことになった。感謝。今回は私の提案ではなく、市民の方の提案だが、いいものはどんどん採用してもらいたい。それが前向きな提案・参画につながる。

その後、再度市バスで市役所。その後、残業中の某課職員と懇談。どこの課を見ても残業する方はいつも同じ面々だが今日は違った。聞けば時限のある業務という。頑張ってもらいたい。残業時間は青天井、残業命令もないという話も聞くが、いつまでも不磨の制度でもなかろう。民間なら、残業を減らそうと呼びかける。必要な残業でなければならない。労働の対価はタダではない。無論タダであってはならない。行革にタクシーで帰宅。

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