Web版ひであき日記

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  那覇市職員の方から現物を頂く!!
2004年07月29日 (木)

hare.gif 那覇市議会事務局のマイクロバスで那覇市消防局の新消防庁舎。当庁舎は、発注方式がプロポーザル方式(提案・申込・委員会選定)で行われ、従来の公共工事とは異なり、民間の事業として民間のノウハウと資金で建設した建物を那覇市が10年間借り受けるリース方式となっており、10年後那覇市に譲渡されるという。言い換えれば、10年賦の支払契約を結び行政の要望する建物を民間に建設してもらったということ。

O消防長によると、「これまでは那覇市の地元業者に分離発注をしていたが、今回はどうしても新しい消防庁舎がほしかった。そのためには低コストである必要があった。方針を出した当初は市議会の与野党から大変厳しい声があがった」という。民間の建設なら談合はまずない。実際に財政当局がシュミレーションをしたところ、公共事業として発注し、積算した価格よりも3割程度安いコストだったという。いくら競争入札をしても沖縄の建設業界が→ http://www.okinawatimes.co.jp/spe/kou20020324.html なら…。

国の推奨するPFI方式なら防衛施設庁の基地代替財源が使えたという話は、後日知ったという。いずれにしろ、民間財源を使うという発想は同じ。結論的には、発注・契約事務を民間に委託すれば、コストが削減されるということ。入札改革という手法でのコスト削減の限界を認めたと理解すべき。現有庁舎をリース会社に売却し、現金収入を得たのち、リース料を支払っていくリースバック方式は民間でも活用されているが、こういった方法もあるのかと勉強になった。消防業務全般では姫路市の方が進んでいるようだ。

そう言えば、姫路市では合併に伴い、中播消防との折衝が今後大詰めを迎えるという。国の消防設置基準等もあり難問もあるそうだ。

その後、コスト意識の徹底をはかるためのツール現物を頂く。感謝。その後、マイクロバスで那覇空港。ロイヤル。琉球在来豚アグーカツ。出発ロビーで沖縄そば。JAL2084便で伊丹空港。市議会のマイクロバスで市役所経由姫路駅。播但線で帰宅。

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