Web版ひであき日記

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  那覇市の先進施策を発見!
2004年07月28日 (水)

hare.gif ジャンボタクシーで宜野湾ベイサイド情報センター。情報産業育成・誘致をめざすインキュベーション施設。N主幹からヒアリングならびに質疑応答。その後、現場視察。

市域の3分の1が米軍基地で街の発展が妨げられており、経済状況が芳しくなく、失業率、特に若年失業が高いという。米軍基地の雇用以外の新たな情報産業の振興をはかることが設置目的。小規模企業を含む企業に最低3年間の間、安価な家賃で場所や設備を提供し、成功をおさめてほしいという。成功すれば税収増・雇用増になってもとはとれるという。

約10億円の総事業費(用地費除く)の内訳は国県:6億8千万、市:3億4千万つまり、2:1の負担比率。「沖縄産業振興施設整備事業費補助金」という国の優遇措置があったという。2003年5月にオープンしたものの、企業スペースを除き、ほとんど利用実績のない施設部分も。いま世界のソフト・プログラム分野でインド人の活躍が言われている。彼らの2進法の思考回路がコンピューター言語に近いという説も言われているが、この背景に国をあげて人材養成に努めていることがある。人の養成は、「市内には専門学校もある」では…。箱物を設置しただけでは、国費投入が終了した時点で破綻する。ランニングコスト。設備更新は必須。いま最新機器であっても5年と持たないのがこの世界。NTT104のコールセンターで成功しているのは、雇用奨励金と低賃金のおかげで人件費が安く抑えられるからであって地域特性を活かしたものではない。

さらに、那覇市IT創造館。N館長。聞けば県内に18ものインキュベーション関連施設があるという(予定含む)。唸。いずれも多くの国費投入で建設されているようだ。国策として本格的に取り組むなら専門大学等の設置が先では。基地ある限り、国の支援はあるだろうが…。「国による基地という迷惑施設の代替支援策」で終わらせてはならない。

ITとは関係ないが、那覇市の取り組みで、姫路市としても取り組むべき先進施策を発見。コスト意識の喚起と公共事業の責任所在の明確化という視点のものだが、いずれ正式に提起したい。職員の方から、現物も頂いた。感謝。

その他、S議員の大学同級生が館長という佐喜眞美術館屋上から普天間飛行場を視察。S議員の配慮で美術館内も見せて頂く。沖縄戦を風化させないというコンセプトが根底に。

視察終了後、I委員長、03会のU、K議員と首里城へ。世界文化遺産。沖縄戦で攻撃され、貴重な文献等は焼失し、実はいつ建設されたかも不明という。現在は戦後再建されたもの。2000年サミットでは首脳の夕食会場としても活用したという。森総理の写真も(苦笑)。

昼食は移動中に八重山そばサクマ。てびち(豚足)汁定食。面白い。夕食はホテル内の四川飯店。非四川。その後、臨時市政懇談会。貴重な時間。

その後、昨日に引き続き沖縄ラーメン、炒飯。その後、ファミリーマート。ポーク玉子チキナー。わたしの視察の際の趣味の一つはコンビニめぐり。沖縄地区は独特の商品が多い。地域フランチャイズ方式で先行大量出店したファミリーマートが多いのも沖縄の特徴。セブンは未だ出店していない模様。

今朝、朝刊各紙で報道された姫路市女子中学生テレクラ売春事件で、逮捕案件の顧客は姫路市小学校臨時講師だったという。病休の代替講師ということらしいが、中学生が体を売り・先生が買うという構図。教育の荒廃極まれりではないが、委員全員でその報告を受けるも、あまり驚かなくなった…。不祥事そのものに慣れてしまっている。

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