08/06 (金)
朝食時に昨晩録画しておいた読売テレビの『秘密のケンミンSHOW』」を見る。姫路の様々な喫茶店のアーモンドトーストが取り上げられている。あるコーヒー会社の人がアメリカで食べたアーモンドトーストが美味しくて、そのレシピを持ち帰って広めたと待夢の店主が語っていた。そのコーヒー会社とは姫路に本社がある成田コーヒーのこと。全国ネットのテレビで姫路が取りあげられるのは嬉しいが、B級グルメというのがなおいい。
車で神戸の県庁。加古川バイパスで渋滞との情報。山陽道で神戸。山陽道もいつもに比べて混んでいる。各会派政務調査会「各部局の主要事業の進捗状況」2日目。各部局から資料説明の後、議員側から質疑を行う。
今日は警察本部、企画県民部(企画財政局、管理局、教育・情報局、防災企画局、災害対策局)、産業労働部、農政環境部(環境創造局・環境管理局)、県土整備部(まちづくり局・住宅建築局)、病院局の順で実施される。
県警本部では他の委員から、ストレスの溜まりやすい職場環境にあることや社会の変化による職務の困難性からメンタルヘルスの重要性について指摘。県警職員約11,000人のうち病気休職中の人が41名、療養しながら勤務している人が411人、あわせて約3.7%の人が病気を抱えていること。うち、うつ病での休職が15人、療養しながら勤務している人が50人いることも明らかに。
病院局では、平成21年度の県立12病院の決算について、21億円の赤字となる見通し(昨年度より19億円の改善。ただし、民間病院とは異なり、収益的収支にかかる一般会計繰入金が113億円(昨年比4億円増)あることに留意しておく必要がある)。M管理者から4月からの診療報酬の増額改訂により病院に厚く配分されたため、黒字化目標(年次)を前倒しすることも視野に入れ、改革プランを進めていくとの話も。政権交代の光の部分である。
ジェネリック医薬品の導入状況についても委員から質問。県立病院全体では品目ベースで14.1%(全国自治体病院平均は約10%)、金額ベースで6.2%となっているという答弁。私も県薬事審議会の委員だが、兵庫県が平成22年3月に策定した「後発医薬品の安心使用促進実施計画」では、県全体で平成24年度までに後発医薬品の数量シェアを30%以上にする目標達成を掲げている(平成21年度の県実績は21.8%)。そもそも県立病院は先進・政策医療が期待され、後発医薬品を代替とすることが難しいこともあるのだろう、県立病院での目標達成は難しいと思われるが、今後も比率の向上に向けて努力していくとのこと。
[参考リンク]診療報酬改定が県立病院の経営に与える影響と評価(平成22年2月24日県議会本会議竹内一般質問) [参考リンク]病院事業決算(平成21年10月22日県議会決算特別委員会竹内質問) [参考リンク]兵庫県薬事審議会(議事録要旨)
昼食はだんだんの出前弁当。政務調査会終了。2日間10時間以上ずっと黙って聞いていたが、いろいろ思うところあり。また、内容は別にしてベテランが元気なのか若手に元気がないのか。
終了後、法人事業税超過課税および県民緑税の延長(案)について担当部局から説明を受ける。いつもにはない厳しい意見が続出し驚く。本県のこれまでの積み上がった負債をはじめとする財政状況、一方の歳出削減は思い切って切り込むのが困難というならば必然的に継続して負担をお願いしなければならないということになる。先日の当日記でも触れたが、校園庭の芝生化など評価の高い事業に集中配分するなど税の負担者にも見える取り組みも大切である。
そういえば、過日、総務常任委員会の懇親会で、県民1人年800円の「県民緑税」(県民税均等割)の延長の話をしたときに、納めていることを知っている県民がどれほどいるのかという話になった。住民税に含まれているため、特別徴収の給与所得者には特に知られていないのではないかと指摘したのだが、M税務課長から、毎年一回徴収者である市から通知される「市民税・県民税 特別徴収額の通知書」の見本が示され、裏面に「県民緑税」の税額や目的がきちんと書かれていた。知らなかった。その他の所得税についても細かく記載があった。
どれだけの方が見ているかはわからないが、源泉徴収の人は所得税についての意識がどうしても低くなりがち。参院選における消費税への関心の高さでもわかるように日本人の税に対する意識は実は低くない。源泉徴収という制度は課税する側にとってはいい制度ということだが、それに甘んじるということではなくて、税について学校教育の場で取り入れるなど、納税についての意識喚起をしておくことも必要である。引いては歳出削減にもつながるからである。
終了後、姫路へ戻る。先日、車のクーラーの冷気と西日の組み合わせ、寝不足の複合要因により睡魔が襲ってきた。今日は気をつけて帰る。 |