01/18 (水)
大分市議会事務局のOさんと合流。マイクロバスで大分市役所。大分市は昨年1月に隣接するの佐賀関町・野津原町を編入合併し、人口46万人の都市となっている。合併した旧佐賀関町は関サバ・関アジ漁の拠点。高崎山の猿、フグ以外に全国で通用する産業・観光面のブランドを手に入れたとも言えそうだ。
到着後、議会事務局棟。議会運営委員会室。事務局次長のIさんから挨拶を頂いた後、高架事業紹介のDVDを見る。その後、大分市駅高架対策室のSさん、N専門官からヒアリング。駅の高架については、駅の南北を隔てていたJR大分駅を高架し、広幅員の歩道空間(幅員100mのシンボルロード等)で南北を結ぶという基本的な考えがあり、平成8年に都市計画決定された連続立体交差、幹線街路整備、区画整理事業を中心に「大分駅周辺総合整備事業」(県・市、一部は国が事業主体)として整備を進められている。。
中心市街地では、百貨店形態としてパルコとフォーラスがあったほか、現実に見た中心市街地の人通りは姫路に比べるべくもなく閑散としていた。姫路同様にタクシーが大通りに大行列をつくっていたが、高架下にタクシーの待機場を設ける計画もあるホテルも駅周辺はビジネスホテルばかり。駅ビルは2階建てでJR九州の支社が広くを占め、キオスクやいくつかの飲食店があるのみ。JRの1日あたりの乗降客数も大分駅が30,470人(H14年)、姫路駅が93,244人(H13年度平均)と駅の利用者数も比較にならないが、総事業としては、駅の高架だけでなく、半地下式の地域高規格道路の敷設や旧国鉄清算事業団やJR等からの用地買収、減価補償制を採用した区画整理事業であることもあり総事業費は約2000億円にもなるという。
その後、質疑応答。私からは、Q.県・市・JRのなどが事業主体だが、その調整はどうしているのか。A.連続立体交差事業協議会を設立し調整にあたっている。Q.前回市長選挙で市長が交代したことにより事業に変更はあったのか。A.特に事業の内容に変更はない。等の確認をした。他に感じたことは、事業規模に比べて事業期間が短いということが挙げられる。これは大分市が県庁所在地であることから県の関与度合いが高いことと、地権者の権利関係等を含め、利害調整がそれほど難しくないということがあるのかもしれない。
大分駅鳥瞰図(案)
駅舎上の「ひさし」はホスピタリティを表す意味もあるという。駅と北側駅前広場の間にJR九州が駅ビル建設を予定しており、ホテル等の複合施設も検討され、容積率の緩和を要望する声も既に出ているようだ
その後、マイクロバスに乗り、現地見学。各種事業の進捗状況などを確認。複数箇所で並行して事業が進捗しており驚く。国土交通大臣も視察に来たという。その後、特急、新幹線を使って姫路。Rの車で帰宅。
大分駅周辺総合整備事務所のHP(大分県) http://www.pref.oita.jp/17503/
大分駅周辺連続立体交差事業 紹介ビデオ http://www.pref.oita.jp/17503/video/
大分まちづくりコラボレーションまちなか研究室 http://www.arch.oita-u.ac.jp/urban/OMK/
大分駅前広場整備方針(案)の関連資料(PDF)> |