06/05 (土)
自転車で母校T小学校の音楽会。高学年が歌う頃、懐かしい思い出のつまった当時を思い出し落涙寸前。 切手のないおくりもの(6年生) http://momo-mid.com/mu_title/kitteno_nai_okurimono.htm 気球にのってどこまでも(5年生) http://momo-mid.com/mu_title/kikyuni_notte_dokomademo.htm
併設の幼稚園と合同開催のため、園児も参加。入園2ヶ月での本番ということで練習等も大変だったと思う。園児は全11名。今年度の幼稚園教育実施計画によると、小規模幼稚園(園児数が20人未満の幼稚園)については、3年連続小規模園となり、高就園率・隣接園間距離3.5q以上の基準に合致しない園については、今年度15人以上の園児があれば保育を実施(翌年度20人未満なら休園)し、15人未満ならば休園となるという。当地区については60人の入園対象者があるが…。残念だが、保護者ニーズとのミスマッチがあるということだろう。付け焼刃的な対策ではなく、幼保一元化を踏まえた対応をしなければならないと思う。しかし、省庁間の権限争いに終始する国の動きには幻滅する。
散会後、校長、教頭、自治会、PTA、生活体育等各種団体役員の方と懇談。地域でボランティアを募集し、校門立ち番、校内巡回やインターホン対応等をしてもらうというスクールヘルパー制度が議題に。ボランティア保険等には加入するというが、不審者は捕まえず、その責任も問わず云々…。地域からは異論や不満の声と私に善処を求める声。困惑。これが現場の声。
最近、自主的なボランティア募集と単に対価を払わない動員とを混同する向きが少なからずある。職員の安易な動員は有給であっても、内部の異論があった。片や当事業は無償でPTAや自治会役員等に毎週1日4時間程度の安全確保業務を委ねるという。違和感があって当然だろう。
寝た子を起こすわけではないが、大都市や権利義務意識の高い都市では、ごみ当番はないし、広報の配布も新聞折込、溝掃除もないところがある。私の東京時代もなかった。その分の税の加算もない。それらが本来行政の事務であり、支払った税の対価として行政が取り組む業務とされているから、またその意識が納税者にあるからそうなっているのである。人口規模で多少の差があるにせよ、税率はほぼ同じであるのに姫路市との差は何か。私も中学生のころから粗大ごみの立ち当番を親の代わりにしていたし、その行為に対して有償化せよなどと言うつもりはない。
ただ、これら住民が無償である思っていることは、実は無償ではないのである。事務の委託料として姫路市連合自治会に9,559万4千円(平成14年度決算)が支払われ、各校区の連合自治会に世帯数比で分配し、更に各町の単位自治会に配分される(金額は各町会計の決算等に記載されている[と思う])。「平成14年度は各戸配布が20件、回覧物のお願いが53件、掲示のお願いが29件、お知らせのような周知案内が49件、推薦のお願いが4件、行政的な調査のお願いが2件、個人への通知のお願いが7件、あわせて214件の行政事務を(自治会に)委託している。これについては1件あたりいくらという考え方ではなく、たまたま14年が214件だったということである(2003年9月24日市議会一般会計決算特別委員会答弁)」。ということで、一応事務委託の対価として上記金額を支払っているのである。都会ではこの自治会等に対する委託がない(または少ない)かわりに、直接又は民間事業者委託等でこういった事務が行われているのである。
直接に事務を執行するより委託した方が安い(または総合的にメリットが多い)から委託するのであろうが、この委託料については、その業務量と比べて安いという意見が多いという。「わずかばかりの金額で委託していると言ってほしくという自治会長がいる」(同委員会答弁)。この答弁も正しいと思う。ただ、事務(業務)量にふさわしい適正な対価(事務委託料)でなく、自治会役員や市民の負担(奉仕)で成り立っている制度であれば、その分の税を下げなければ、他都市との比較上おかしいと指摘する人もいて当然ではないか。実際に転勤族の方等にそういった疑問の声があるのも把握している。市民が奉仕している分については税金を引き下げるか、その分を別の行政サービスに還元し、他都市よりも充実した行政サービスを行うというのかどちらかであろう(姫路市は後者ということだろうが…)。
公的団体の役員を担う層が一部に固定されつつある現状、若者の公共意識低下、納税意識(タックスペイヤー意識)の高まり、この流れは止まらないだろう。権利意識の高まりや民度の高まりということの評価は別として、今でも多くの市民の奉仕で行政事務の一部が成り立っているという認識を持たなければ判断を誤る。やって当たり前という認識にはないだろうが、地域におろした段階で、すぐさま不満の声が出ている以上、もう少し慎重でなければならないのではないか。結果として公益的団体やPTA役員等に無償で委ねることになれば、役員の負担は相当なものだろう。今、校区の中には、PTA役員の負担の重さから、役員のなり手がなく、役員決定の際に委任状を提出して欠席した保護者の中から役員指名をしたという話まで聞こえてくる時代だ。学校の安全確保は行政の義務である。ことが起ってからでは遅い。1年の試行とはいわず、補正予算等の措置をもって有責任体制で執行すべき時代となったのではないか。
2004年5月13日姫路市議会文教委員会議事録 http://www.city.himeji.hyogo.jp/gikai/iinkai_kiroku/jyounin/jyounin_2004/bunkyou-040513.pdf
その後、母校の大先輩和辻哲郎先生の碑「成長を欲するものはまず根を確かに下ろさなくてはならぬ。上に伸びることをのみ欲するな。まず下に食い入ることを努めよ」の碑を見て思いを致す。最近、近い案件にも着手したが、近いほどしがらみが多い。ただし、不正や悪事は放置しない。しかし、責任回避の姿勢は尚よくない。
その後、若竹会のFくんと仁豊野の福よし。とんかつ定食。その後、炎天下の民主党演説会告知ポスター掲示作業。水岡参議院予定候補と私の二連ポスターだが、選挙時の写真のため、まるで別人の〜。ポスターは依頼した全員に快諾して頂く。感謝。途中、312号線整備問題で地元の方と懇談。また、子育て中のAさんからは、心肺蘇生方法やたばこの吸殻を赤ちゃんが食べた場合等の救急対応を学ぶ母親向けの教室に一時保育がなく参加できなかったという話。親と同居せず、他人に赤ちゃんを預けられない環境にあるおかあさんにこそ、こういった救急教室が重要では?という話。大いに納得。その後、Fくんのお母さんに事務所まで送って頂く。
その後、播但線で姫路。みゆき通り脇のロビンフット。束の間の休息。その後、商店街の方と大陸本店。懇談。その後、姫路の若者が流出する可能性のある話を側聞。大いに驚く。その後、徒歩で北条の県労働会館。連合姫路のK前議長に感謝する集い。選挙の際等にお世話になった。家族も参加され、自ら感謝の言葉を述べておられた。M代議士、I市長、S副知事、H連合兵庫会長をはじめ、市民クラブの同僚議員ら政界関係者ほか多くの方の参加で大盛況。Kさんの誠実な人柄の賜物であろう。今後は、その経営手腕を買われ、新天地で活躍されるという。
私もN労ほか多くの方々と懇談。S社のU社長からは「大声で威嚇するならあなたは不要。議論で物事を前進させろ」との言葉。それが難しい…。その後、小学校の同級生有志と合流。西駅前町の麦わら屋。懇談。 |