W 県民が安全で安心して暮らせる治安体制の充実と危機管理に向けて


1 治安の向上

(1) 総合的な地域安全対策の推進

 「地域安全まちづくり条例」の普及を図り、県民、団体及び事業者相互の連携による「地域安全まちづくり活動」を促進するため、まちづくり防犯グループの活動を支援するとともに、交番機能の強化などを通じて、地域の防犯体制を充実・強化を推進すること。

(具体的申し入れ事項)
  • 住民が必要とする地域の犯罪情報や被害防止に役立つ防犯情報については、犯罪捜査の妨げにならない限り、迅速かつ具体的に情報提供し、これらの情報を地域で共有できるネットワークづくりを推進すること。【当局からの回答】
  • ボランティア団体、自治体など関係機関・団体、事業所等との連携や、住民が中心となって取り組む地域安全まちづくり活動への支援を通じて、地域の犯罪や交通事故の抑止力の強化に努めること。【当局からの回答】
  • 地域社会全体が一体となって少年の健全育成に携わる「地域のこどもは地域で守り育てる」活動をより活性化させるなど、少年の非行防止と健全育成に向けた総合対策を展開するとともに、関係機関・団体等と緊密に連携し、少年の立ち直りに向けた支援を充実すること。【当局からの回答】

(2) 犯罪の抑止と徹底検挙

 犯罪のハイテク化や国際化など社会の変化、犯罪の性質の変化に柔軟に対応するため、警察組織・人員の効率的な運用や初動捜査体制の整備など、捜査力・執行力の充実・強化を図ること。
特に、暴力団等による組織犯罪への対策を強化し、銃器や薬物の密輸・密売の防止を推進するとともに、経済事犯やサイバー犯罪など県民の身近で発生する生活経済事犯の予防に向け、取締りの強化や関係機関との密接な連携による普及啓発活動を実施すること。

(具体的申し入れ事項)
  • 地域安全活動の充実、強化を図り、犯罪検挙率のより一層の向上に取り組むとともに、特に県民の不安感を増大させる街頭犯罪・侵入犯罪や悪質、巧妙化する重要凶悪犯罪や重要知能犯の早期検挙に努めること。【当局からの回答】
  • 暴力団対策については、寡占化の進行、準構成員の増加、資金獲得活動の多様化等を踏まえ、組織や資金源等の実態解明の徹底、中止命令等各行政命令の積極的な発出などに取り組むとともに、特に準構成員については、新たな把握手法の確立を図ること。【当局からの回答】
  • 国際機関や税関など関係機関との連携を強化し、銃器の密輸・密売の取締りを徹底するとともに、銃器の潜在化傾向に対処するため、警察に積極的に情報提供がされるよう県民の意識啓発を図ること。【当局からの回答】
  • 振り込め詐欺や悪徳商法の被害、また携帯電話の契約トラブル等に高齢者や子どもが遇いやすい状況を踏まえ、高齢者団体・福祉関係団体、学校等への啓発・情報提供に努めるなど、被害の未然防止対策をより一層強化すること。【当局からの回答】
  • 薬物の乱用を防止するため、取締りの徹底、啓発活動の充実、再乱用防止対策の推進等、一層効果的・積極的な取り組みを推進すること。【当局からの回答】
  • 安心、安全な県民生活の実現のため、警察官現員の維持確保、警察官OBや民間人の活用、育休中警察官等の定数外措置の検討などに取り組むこと。また、人口急増地域や新興住宅街等地域では実情に応じて交番を設置すること。【当局からの回答】
  • サイバー犯罪や犯罪の国際化等による新たな社会不安に対応するため、専門的知識を有する国際捜査官やハイテク犯罪捜査官等の採用や積極的な養成に努めること。【当局からの回答】
  • 科学捜査活動や交通取締り等に係る各種装備や資機材については、各警察署の状況を十分に把握し、充実を図るほか、特に車両装備については、効率的な運用により機動力の向上に努めること。【当局からの回答】

(3) 総合的な交通安全対策の推進

 悲惨な交通事故を防止するため、交通実態の的確な把握・分析を積極的に進め、総合的な交通安全対策を推進すること。特に、県民参加型の交通安全活動や高齢者の交通事故防止など一層推進するとともに、飲酒運転や悪質な駐停車違反の取締り、自転車による事故の防止などを重点的に取り組むこと。

(具体的申し入れ事項)
  • 重大事故の続発を踏まえ、飲酒運転の取締りをさらに強化するとともに、悪質な駐停車、無理な追い越しや車線変更、運転中の携帯電話使用禁止等、交通規則、マナーの遵守について、さらなる啓発に努めること。【当局からの回答】
  • 暴走族の集団暴走の徹底した取締りはもとより、暴走行為をさせない・暴走族を許さない環境づくりを推進すること。【当局からの回答】
  • 交通事故多発地点の原因分析や通学路の安全点検を実施し、その結果に基づき必要な交通安全施設の設置を進めること。【当局からの回答】
  • 違法駐車の確認事務の民間委託については、公平、的確で効果的な駐車取締りを推進するため、受託した法人や駐車監視員に対して、駐車監視員の遵守事項や具体的活動要領等の教養訓練を実施すること。【当局からの回答】

(4) 信頼される警察行政の推進

 生活者の視点に立った警察活動を展開するため、県民の要望・意見の的確な把握と適切な対応に努め、また、積極的な情報公開により、警察行政の透明性の確保を図るとともに、警察における厳正な監察の実施など、自浄機能の強化を図り、信頼される警察行政の推進に取り組むこと。

(具体的申し入れ事項)
  • 警察署協議会については、効果的に機能するよう一層の活性化に努めるほか、協議内容を積極的に開示するとともに、委員の意見が警察署の業務運営に広く反映されるよう署間の情報の共有化を一層推進すること。【当局からの回答】
  • 冤罪を生むことのないよう、被疑者取調べの可視化も含めて捜査における取調べの適正化に取り組むこと。【当局からの回答】
  • 警察職員の職務執行に関する苦情については、的確に処理するとともに、警察活動の改善に適切にフィードバックさせること。【当局からの回答】
  • 不祥事案が発生した際には、県民が再発防止などに向けた県警察全体での取り組み内容を十分に知ることができるように、広報体制を充実し的確な情報発信を行うこと。【当局からの回答】


2 防災・危機管理の推進

(1) 防災・危機管理体制の充実

 自然災害や感染症、テロ等の危機管理事案、さらには大規模事故災害などに迅速かつ的確に対応するため、全庁的な連携を図るとともに、行政、警察、消防、保健・医療機関などの県域を越えた広域的なネットワークの構築など、危機管理体制を充実するとともに、県民の生命・身体及び財産を保護するために必要な措置を図ること。
 特に新型インフルエンザの発生に対しては、公共交通や学校、福祉施設等、社会的影響の大きい事業者をはじめ、多くの企業等に対して適切な行動計画、業務継続計画を策定するよう指導・助言を行うなど、発生時においても社会機能が維持されるよう必要な対策を講じること。

(具体的申し入れ事項)
  • 県国民保護計画の実効性が高まるよう、県民参加型の取り組みに配慮しながら、県民の生命・身体及び財産を保護する措置を的確に実施すること。【当局からの回答】
  • 消防団活動については、県民及び事業所等の理解を促しながら、地域の結束力を強め質量ともに充実を図ること。【当局からの回答】

(2) 自然災害への対応

 発生が確実視される東南海・南海地震、山崎断層帯地震等の地震をはじめ、洪水・土砂崩れ・高潮等の自然災害に備える基盤整備や、システムの構築、災害対応にかかる広域での連携などを進め、「減災」の観点から、ハード整備・ソフト対策が一体となった防災体制の確立に取り組むこと。

(具体的申し入れ事項)
  • 住民の防災意識の高揚、円滑な避難の確保や地域の被災特性に応じた地域防災力の向上、広域での連携、応援態勢の確立などに一層取り組むこと。また、防災訓練は、企画段階から住民と一体となって取り組むなど、効果的・実戦的な訓練を行うこと。【当局からの回答】
  • 台風の上陸や局地的な集中豪雨等異常気象の状況を踏まえ、避難勧告や避難指示の基準の見直しなど、危機管理のマニュアル等の見直しを進めるとともに、水害対策としてハザードマップの普及啓発に努めるほか、市町の洪水ハザードマップ作成を支援すること。さらに、高齢者や障がい者などが避難できる災害時要援護者の避難システムづくりを早急に進めること。【当局からの回答】
  • 河川整備については、昨今の災害の実情や都市化の進展に伴う河川の流況を踏まえ、調整池などの貯留施設や浸透施設による流域対策を含め、流域全体での総合的な治水対策を講じること。【当局からの回答】
  • 県住宅再建共済制度については、引き続き制度及び運用の改善に努め、一層の加入促進を図るとともに、全国制度創設に向けて、国や都道府県に強力に働きかけること。【当局からの回答】

(3) 震災復興のフォローアップ

 被災高齢者等の生活復興やまちのにぎわいづくりなど、震災復興における残された課題に対応するとともに、復興の過程で生まれた先導的な取り組みの定着・発展に努めるほか、「ひょうご安全の日」の普及などにより、阪神・淡路大震災の経験と教訓を災害文化として継承・発信すること。【当局からの回答】


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