11月16日(月) 13:00〜

JR姫路駅に到着した一行をお出迎えし、南口バスターミナルから貸切バスに乗車

訪日団に同行している通訳のビル(左)とは6年振りの再会です。



姫路キャッスルホテルにチェックイン。荷物を置いて、すぐに出発です。

兵庫県立姫路西高等学校を訪問


私から歓迎の挨拶と訪問予定の姫路西高について少し説明。

姫路西高に到着
まず新校舎を背景に記念撮影


1.中杉隆夫校長先生から歓迎の挨拶
続いて学校概要の説明を受ける。英語版のパンフレットがありました。

本日の団長を務めるカンザス州下院議員のジェフ・キング(34歳) (The Hon. Jeff King)から受け入れの御礼


2.授業風景・校舎見学


 
全員同じ服を着ていることを質問していました。制服文化がないのですね。
英語の授業風景(右)。実は20年前に私も同じ小笠原先生から英語の授業をここで受けました(笑)。

阿部先生による国語の授業。2日前の白城会総会では私の隣の席に座っておられたので驚きました。



英語の田中昭、芦田両先生にご案内いただきました。通訳には困りません。

続いて校舎の屋上へ
屋上からは姫路城がよく見えます。18日には姫路城に登ります。
学年全員が着席で授業を受けられる大講堂。昨年の創立130周年記念の際にお披露目された。
大講堂の空調設備は同窓会が寄附しました。

体育の授業が行われている運動場の横を通って南館校舎へ


3.芸術科「書道」の授業体験<日本伝統文化T>

書道の上月通歳先生の授業に途中から参加。。

教室に流された音楽を聞いて漢字1文字をイメージ。その漢字とその漢字を意味する英語を下に書くというもの。
外国人は浮かんだイメージを漢字に訳します。それでは音楽スタート。


この曲を聴いてどんなイメージを持つのでしょうか?

ラジカセから流れたのはゆっくりした和風の音楽でした。西高の生徒の皆さんがまずイメージした漢字と英語を書いていきます。

続いて訪日団も挑戦

"Rain"「雨」をイメージしたフレズノ市議会議員(カリフォルニア州)のアンドレアス・ボーゲアス(Mr. Andreas Borgeas)(35歳)。
漢字は日本人に教えてもらっています。


カンザス州下院議員のジェフ・キング(34歳) (The Hon. Jeff King)は「麦」

ペンシルベニア州アルゲニー郡議会議員のアマンダ・グリーン (38歳)(Ms. Amanda Green)は「道」。"しんにょう"が少し難しいようです。


西高の生徒さんの「香」"Japanese perfume"。やはり上手ですね。

私は「朝」"mornig"をイメージしました。
皆さん思い思いのイメージを持ったようです。


メリーランド州副知事首席補佐官のアール・アダムズJr(37歳) (Mr. Earl Adams, Jr.) は"wind"「風」

アダムズは、これを書き終えると、上月先生を見つけて"King of Earth"は日本語でどう書くのか?と聞き、「地球の王」というお手本を書いてもらいました。どこか似ているような…。
自らお手本を真似て「地球の王」と書くアダムス。はじめてとは思えないほど上手です。

生徒の皆さんが書き終えたということでそれぞれ自分の作品を手に持ってもらいました。どんな音楽が流れたか想像できますか?

授業終了後、本日の団員代表を務めるジェフから御礼の挨拶
授業をして下さった上月先生には、アマンダから希望がかなうというタオルのプレゼント。
上月先生ありがとうございました。

男子体育(体操)の授業も見学。




4.部活動「生け花」見学 講師:名倉先生(華道家元池坊姫路支部) <日本の伝統文化U>
続いて完成したばかりという作法室「光耀庵」(北館2階)へ。お辞儀をしつつ入室。
 
名倉先生から生け花、華道について説明を受ける。
実際に、生けていただく。「寒桜」ということです。
質疑応答の時間も。アメリカにも支部があることなども教えていただいた。
やはり女性からの質問が多かったです。



5.「茶道」見学と体験 講師:桜井先生・茶道部生徒の皆さん<日本の伝統文化V>
華道と同じく「光耀庵」にて
やはり正座は苦手みたいです。左の写真は身を乗り出しているのではなく、正座ができないため膝で立っているのです。


メインゲストが座る「正客(しょうきゃく)」は、本日の団員代表を務めるジェフが座る。まず茶菓子をいただきます。


茶道のおてまえはただでさえ難しいのに、最初にする「正客」はより注目されます。

さすがジェフ。落ち着き払って見事にこなします。
日本の伝統文化や礼儀作法はどう映っているのでしょうか。
  
その後、お茶をたてる体験も。泡を出すのが少し難しいようです。

 
茶道部は女子部員が多いようですが、男子部員の姿も。
男子部員は少ないかもしれませんが、茶道は大人になると役に立つときがきます。特に政治家になると必ず機会があります。
私の妹も書道の教師ということとお茶を習っていることもあり一緒に参加させていただきました。

桜井先生をはじめ教えていただいた皆さんに感謝。



6.部活動「剣道部」の練習見学 顧問:冨士原先生<日本の伝統武術>
(南館1階 剣道場)
気合と竹刀の大きな音が響く剣道場
  
顧問の冨士原先生(左)の更に大きな声が響き渡ります。気合の入った先生です。私の在学当時おられたとしたら私はびびっていたでしょう。

  
途中で練習を一時中断してもらい、団員の質問を受けてもらいました。

「どうなれば得点が入り、どうなれば勝負がつくのか?」 「受けは得点になるのか?」など、ここでは男性陣が質問の中心です。

「胴」「突き」。これらが決ればポイントになります。

記念に貴重な「手ぬぐい」のプレゼントをいただきました。すると、それはどのように使うのか?という質問が。
  
つけ方を実演してもらいました。ありがとうございます。

最後にジェフとアマンダからからプレゼントの返礼。ありがとうございました。

実は武道が大好きでお土産に竹刀を購入済みのアンドレアス(左)
ポーズを決めて記念写真



新校舎の屋上には太陽光発電装置が整備されており、実際の発電量が一目でわかるボードがあります。、

興味深く見ていました。

その後、再度、会議室に戻り、
中杉先生から訪日団にお土産と先ほど撮ってもらったばかりの集合記念写真をいただきました。ありがとうございます。
最後にジェフから感謝の言葉を述べ、姫路西高への訪問は終了。皆、大変素晴らしい学校であることがよくわかったと言っていました。

 
わざわざお見送りまで。本当にありがとうございました。

11月16日(月) 16:30〜

衆議院議員松本たけあき事務所を訪問


衆議院議院運営委員長を務める松本たけあき衆議院議員の事務所を訪問。
国会開会中ということで松本代議士本人は上京されていましたが、松本代議士夫人の松本孝子さんに対応していただきました。


松本孝子さんは、英語が堪能です。

まず、孝子さんから秘書団ら事務所スタッフを紹介していただきました。

「皆さんが来られたことで事務所がきれいになりました」というジョークも。



そして、姫路に戻っておられた松本代議士のお母様からも歓迎の挨拶。
訪日団メンバーのアール・アダムズJrが住んでいるメリーランド州在住の経験のほか、海外歴も長いようで、英語非常に堪能でした。
素晴らしいご挨拶をいただきました。
松本たけあき衆議院議員のメッセージを伝えた後、意見交換タイムへ。
選挙についての苦労話や政治家の妻とサラリーマンの妻との違いなど訪日団の質問に答える形で活発に行われました。
アメリカでも議員の奥さんは苦労が多いというジェフの発言が印象に残りました。


最後にジェフから御礼の挨拶をしました。
お忙しいところ、快く受け入れていただきましてありがとうございました。

11月16日(月) 17:30〜

1.<日本の伝統産業>「日本酒」造りの現場訪問

灘菊酒造(株) 案内 県内初の女性杜氏 川石光佐さん
(姫路市手柄1-121)


スタートまでしばし時間があったのですが、アメリカ在住で現在帰国中の川石光佐さんの甥御さんが英語で挨拶をしてくれました。発音がいいですね。

灘菊酒造(株)三代目川石雅也社長から歓迎の挨拶



その後、パワーポイントを使って川石光佐さんの自己紹介から酒造りの説明がスタート

発酵の仕組みについても説明



酒米や麹などの説明をはじめ、日本酒の製造工程や杜氏の成り立ちなどについても説明していただきました。
私も酒米 山田錦の稲が食用米の稲よりかなり大きいことをはじめて知りました。稲大きいと風雨などで倒れやすいそうです。
精米歩合が大きいほど味がよくなる理由も。訪日団も興味津々でした。
酒蔵の軒先に吊るし新酒ができたことを知らせる「杉玉」。新酒は11月8日にできたばかりということです。
その後の質疑応答の時間では、新酒をはじめ精米歩合の高い酒なども試飲もさせていただきながら熱心なやりとりがなされました。
疑問に思うことはすぐ質問するのがアメリカ人です。
最後にジェフ団長より光佐さんに御礼の挨拶をしました。




2.<歓迎夕食会> 灘菊酒造「西蔵」

同じ灘菊酒造内で場所を移し、歓迎会を開催しました。ここではハーバード大学大学院修了の岡田康裕衆議院議員(衆院兵庫10区2009.8.30初当選、民主党)も歓迎の挨拶をする予定でしたが、国会が緊迫したため、残念ながら急遽キャンセルとなりました。

まず歓迎する側を代表して、松本たけあき衆議院議員の大路渡秘書が挨拶
訪日団からはジェフ団長が挨拶
そして、光佐さんからのプレゼントということで樽酒が用意され、
アメリカ民主党からアルゲニー郡議会議員のアマンダ・グリーン (38歳)全米鉄鋼労組法律顧問(Ms. Amanda Green)(ペンシルベニア州)と アンドレアス・ボーゲアス (35歳) フレズノ市議会議員(カリフォルニア州)が「鏡開き」をすることになりました。


光佐さんの掛け声のもと、見事、鏡開きは成功しました。


そして、乾杯へとうつります。
2003年の訪日団受け入れの際に姫路市国際交流協会・国際交流フェスティバル実行委員長会としてご協力いただいた播磨国際協議会・姫路コンベンションビューローの福永さんに乾杯の挨拶をお願いしました。

乾杯の挨拶は、英語でも決まりのフレーズがあるのですが、これが言えるというのは素晴らしいですね。
そして、各テーブルに運ばれてきたのが、「タイの岩塩蒸し」




味はもちろんのこと、目で楽しめ、体験もできる外国人にはとても楽しめるお料理でした。


酒仕込水でつくった特製豆腐も美味しかったようです。訪日団のメンバーも箸を上手に使って食べていました。

樽酒も美味しいですね。


そして、特製のすき焼きも運ばれてきました。

「スキヤキ」という単語を知っている人はいましたが、実際に食べたのは初めてという方ばかりでした。



お肉と一緒にザルに入った「綿菓子」も運ばれてきました。どう使うのでしょうか? 岩崎さんに説明していただきました。

綿菓子はお肉を入れるときに砂糖の代わりに入れるのです。これも外国人には受けますね。


英語がほとんど話せない人もたくさんいましたが、通訳をはじめ話せる人やお酒の勢いで会場は盛り上がっていました。




会場は、実際に使われていた酒蔵。高い天井には、酒樽も吊るされていました。


そして、私が用意した出し物は「日本の選挙運動」

2005年の県議選で使ったタスキ、ダルマ、白手袋などを事務所から持ってきました。
アメリカの選挙と日本の選挙はまったく違います。人のいない所でも、聞いていないかもしれないけど演説をするということは訪日団には理解できないと思います。

なぜ白手袋なのか、ダルマの目入れについても説明しました。


実際の選挙期間になると、選挙カーの助手席に候補者が乗りこんで手を振ります。運転手役は吉井さん。ありがとうございました。



最後は、姫路市政策推進室の吉井さんに「三三七拍子」で締めていただきました。






売店も臨時にあけていただき、日本酒のお土産を買うこともできました。



灘菊酒造の皆さんには、美味しい料理と貴重な体験をさせていただきました。本当にありがとうございました。



番外編
その後、どこからか、日本のカラオケを楽しみたいという声が…。ホテルに戻った後、有志でカラオケに行くことになりました。
アメリカ人は本当に日本のカラオケが好きですね。

途中、寄り道し、屋台でたこ焼きを…
楽しんでいただけたかな?