委員会議事録公開のページ
最終更新 2004.4.2

委員会議事録の公開について

　市議会は「本会議」と「委員会」に大別されます。
　議案については、本会議で総括的な質問を行った後、議長によって委員会に付託され、委員会でより詳細な質疑が行われます。本会議は全ての質問を一括して行った上で、所管局ごとに順次答弁が行われるというもので、詳細な質問要旨を入手していない限り、ＴＶ中継を見ても、どの質問に対する答弁かを含めて非常に分かりにくいのですが、委員会は、一問一答方式で答弁され、不十分や質問事項について繰り返し答弁を求めることもできるため、より深い議論が行われます。近年の議会では、委員会を重視する流れとなっています。

　姫路市議会では、本会議の議事録がＷｅｂ上を含めて公開されているのに対して、委員会の議事録は残念ながら公開されていません。そこで、私が、委員会の議事録を公開します。
　これらは、議員にのみ公開されているものではなく、市民の皆さんも情報公開条例に基づき請求すれば入手することはできます。ただ、これまで５件の請求（うち１件は保存年数後のため公開されず）しかありません。そこで、「より多くの方々に市政に興味を持って頂きたい」「出来る限り鮮度の高い情報を公開したい」という思いから、要点記録を独自に公開するものです。

　今、当選１回議員連名で議会改革要望を提出していますが、委員会議事録の「自主的公開」や「理事者側説明記載」は当然として、将来的には「外注速記による全文記録」「出席者・発言者明記」も求めていきたいと思います。また、参考として、委員会議事録の公開を行っている町田市議会のＨＰへのリンクも明記しておきます。情報公開とは、請求があるから”見せる”のではなく、”率先して公開する”ということだと思います。
　なお、各委員会とも全て公開（秘密会を除く）で開催されており、１０名と人数の制限はありますが傍聴可能です。紹介議員などもいりません。どなたでも傍聴できます。
News 2003.12.11 03/12/10の産経新聞 播州版で、姫路市ほか、近隣自治体の状況が掲載されています。こちらをご覧ください。
News 2004.03.29 平成１６年第１回定例会から、各常任委員会・特別委員会の委員会記録が市議会ＨＰにて公開されることとなりました。

議事録一覧

各日付をクリックすると議事録を読むことが出来ます。
基本的に紙ベースで入手したものをイメージスキャナを利用してPDFファイルに変換している関係上、若干読みづらいページもありますので、予めご了承願います。

なお、平成１６年第１回定例会以降の委員会記録については市議会ＨＰをご覧ください。
Adobe社のサイトへ 各議事録をご覧頂くためにはAcrobatReaderなどがインストールされていることが必要です。
(AcrobatReaderはAdobe社より無料配布されています。)

常任委員会　　

総務経済委員会
 		文教委員会
厚生委員会
 建設委員会

特別委員会

鉄道高架対策特別委員会
 合併問題調査特別委員会
地域リハビリテーション支援センター建設調査特別委員会
 地域経済再生プラン調査研究特別委員会
一般会計決算審査特別委員会
 特別会計決算審査特別委員会
公営企業会計決算審査特別委員会

関連リンク

姫路市議会の公式ホームページです。
市議会の最新情報、委員会日程などはこちらをご覧ください。
平成１６年第１回定例会以降の委員会記録を参照できます。
平成１１年以降の本会議議事録を検索・参照できます。
本会議の議事録についてはこちらをご覧ください。
市広報誌とともに配布されている「議会報ひめじ」がバックナンバーも含め、PDFファイルで公開されています。
姫路市役所 本庁舎１Ｆにあります。
市政に関する色々な情報を閲覧可能です。


委員会記録先行公開についての危惧、大きな目的について

Ｑ 情報公開制度による請求で十分では？自主的に公開する必要はない。
Ａ 審議会など付属機関の会議録が先行して請求によることなく市政情報センターで既に公開されています。直接投票で選ばれた議会の議論こそ自主的に公開すべきです。

Ｑ 行政側が委員会にあまり情報を出さなくなるのではないか？
Ａ 情報公開に対する姿勢として、議論以前の問題です。

Ｑ 質疑中に個人情報についての質問等もあるのでは？
Ａ 本会議と委員会で発言内容に違いはありません。委員会だけ非公開にする根拠にはなりません。また、委員会の傍聴は許可されています。公開に適さない情報がある場合、委員の求めにより委員会を秘密会とすることもできます。（姫路市議会委員会条例第19条　委員会は、その議決で秘密会とすることができる）

Ｑ 質疑する議員の名前が公開されると、積極的な議論ができなくなるのでは？
Ａ 議員として、案件に対する賛否や姿勢、質問内容を市民に公開することは当然だと思います。

Ｑ あまり先行すると、議会内で浮いてしまいませんか？
Ａ ご心配ありがとうございます。ある意味ではあたっていますね。かなりのハレーションを生んでいるようです。 委員会記録の公開については、情報公開条例の対象となっている以上、守秘義務違反にはあたりませんので、法的には問題はありません。他の先進都市を追い越すような急進的な行為でもありません。議会機能を高める上で、議事録の公開や資料の事前配布などは必要最低限のことだと考えていますが、残念ながら新人議員で要望をしても具体的な動きにはつながっていないのが現状です。

　また、議会の情報を公開することによって、有為な人間が議会を目指しやすい環境を整えたいという思いもあります。国会や他の自治体の議会のことを知っているからこそ、この制度の問題に手を付けるのが難しいのは承知しています。次代の人間に、政治を担ってもらいたい、その先鞭を付けたいという思い、議会として最低限の機能を持たせたい、これが私の役割だと信じて取り組んでいます。時間は限られているのです。
　市民の皆さんのご支援をよろしくお願い申し上げます。