Web版ひであき日記

2009年09月

  (未定稿)姫路市総合防災訓練!
09/01 (火)

hare.gif 姫路港飾磨岸壁。防災の日恒例の姫路市総合防災訓練。災害本部の設置からライフライン復旧、救護体制の構築などの訓練。また県警や姫路海上保安部と合同でテロリストを制圧するという国民保護計画に基づく訓練も合わせて実施された。


災害対策本部テント



救護所



水難救助訓練


会場でも握手してくださる方が多い。政権交代後に期待する旨の話も。身が引き締まる。その後、市役所北の浪花。昼食。


浪花の山かけそば


その後、西延末の松本たけあき選挙事務所。選挙の残務整理など。

  (未定稿)諸活動
09/02 (水)

acchi.gif 終日、選挙事後についての諸活動。

  (未定稿)21年度税収見込みについて!!
09/03 (木)

kouji.gif 北条の中播磨県民局。県議会総務常任委員会の管内調査に地元選出議員として陪席。平成21年度の県税の税収見込みについて、姫路県税事務所管内では景気後退等の影響で平成20年度比23%減の478億円と大幅な減収が見込まれるという。特に法人事業税は地方法人特別税の影響もあり、53.2%減の9億27百万円と特に大きな減少になる見込み。7〜8月に聞いた但馬・丹波地方で聞いた話より数字は悪化している。

平成21年度当初予算には、中播磨を含む兵庫県全体の県税収入として20年比14.7%減の6038億円(地方消費税含む)を計上するなど低く見積もってはいたが、予算額確保は微妙な情勢ではないだろうか。


総務常任委員会の中播磨管内調査


終了後、S社訪問。社長と面談。県事業の説明も。その後、諸活動。途中、国道312号線沿いのそば翔。自然薯とろろそば。


そば翔のそば


夜、白浜町の灘浜グラウンド。青年会議所の会合。その後、選挙関係の会合。遅くまで。

  (未定稿)Uくん結婚披露宴!!
09/04 (金)

puri.gif 選挙運動終了後の過日、青年会議所同期で同級生でもあるUくんの結婚披露宴に出席。新婦のお父様の街づくり勉強会にも6年前から参加させていただいており、新婦も以前から存じている。双方から結婚すると聞いたときは驚いた。世間は狭い。


新郎、新婦2人で鏡開き



祝宴の乾杯の発声は両家と縁があるM代議士



私は新郎側友人として挨拶


新婦はお酒の仕事をされているということで、参加者一同本当に美味しいお酒をいただき、そしてよく飲ませていただきました。感謝感謝です。

  (未定稿)党兵庫県連に新代議士集う!!
09/05 (土)

puri.gif 神戸の民主党兵庫県連。党県連の常任幹事会。衆院選後初の県連の会合ということで当選者からそれぞれ挨拶。新党日本の田中康夫代議士も出席。その後、神戸市長選挙等への対応などで協議。神戸市長選挙の日程は10月11日告示、25日投票。従前から民主党本部が推薦決定権をもつ都道府県知事と政令市の首長選挙については、相乗り禁止の方針が出されているが、政権交代によってその方針は徹底されるようになるだろう。地方への二大政党制の波及というべきか。特に小沢代表代行が幹事長に就任し、名実ともに選挙を仕切るとなると今までのようなことにはならないだろう。


中央は辻参院議員(県連代表)


しかし、ことはそう簡単ではない。小沢さんの自民党幹事長時代の話で恐縮だが、東京都知事選挙で、当時現職で自民党東京都連の地方議員らも支援する現職の鈴木俊一知事を多選批判し、自民党本部主導でNHK出身の磯村尚徳氏を対抗馬として擁立し敗れたこともあった。結果として小沢幹事長は責任を取って辞任。早大鵬志会の先輩から当時大変だった話をよく聞かされた。

今回の衆院選でも地方分権が言われたが、民主党の話をすれば、候補者擁立にかかる公認・推薦決定権は党本部が握っている。県連等の地方組織に推薦権を分権するような話は検討されもしないだろうし、現在そうする必要もないが、将来的には考えなければならない課題だろう。そうした議論をするためには地方議員の数を減らし、一定の質を担保しなければならない。衆院選の落選者やその秘書、スタッフが解雇されるという話が新聞等でも取り上げられている。解雇されると別の政党に行く渡り鳥はやはり少数で、永田町には行き場がないということで、他の世界に行ってしまう人が多い。政治全体としては損失である。

政治主導とは政治家(議員)だけのことをいうのではなく、その政治家が任用するスタッフ(特別職)も大きな権限を持つことになる。官僚機構の役割を限定し、政治任用職への官僚の転身を少しずつ進めていくにしても、一定の雇用の受け皿をつくっておかないと簡単ではない。アメリカでは政権交代などがおこると政府を退職させられるが、シンクタンクやロビーストがその受け皿になっている。日本ではロビーストも今や無理だし、シンクタンクの体制も脆弱でそうした受け皿になっていない。そうした政治を支える仕組みづくりも大きな課題。それも民主党の仕事である


終了後、元町の大丸前。県連衆院選躍進報告集会と題する街頭演説会。


まず松本たけあき代議士が口火を切る



大丸前の聴衆


その後、姫路へ戻る。山田町の市立藤の木キャンプ場。明日予定されているイベント「竹炭物語」の準備作業。その後、宮西町のアルバータファミリア。NPO法人コムサロン18周年記念パーティー。挨拶。その後、選挙関係者との反省会。

  (未定稿)竹炭づくり実践「竹炭物語」イベント!!
09/06 (日)

puri.gif 山田町の藤ノ木キャンプ場に朝7時集合。5月に予定していたものの新型インフルエンザの影響で延期になっていた青年会議所のイベント「竹炭物語」本番。

竹炭づくり学習と花炭づくり体験、飯盒炊飯でのごはんづくり、環境講和などを親子で学んでもらおうというイベントである。スタッフとして駐車場案内、グループ担当などをこなす。


早朝の最終準備



こどもたちを中心にドラム缶窯に切った竹をつめる体験



観賞用にもなる花炭づくりのための散策



竹炭はじかんがかかるため、松ぼっくりなどを拾い、小さめの缶につめ、花炭をつくる体験をしてもらう。隣で飯盒炊飯も火に掛ける



花炭は簡単にできます



昼食後、環境を考える講話



できあがった竹炭を皆さんに持って帰ってもらいます。竹炭づくり火入れから丸1日かかるので、これは昨日からつくっていたものです


終了後、白浜町。スタッフ打ち上げ。どう書いていいかわからないが、途中で水泳大会になり、なぜか久方振りに泳いだ(笑)。

  (未定稿)新姫路警察署落成式!!
09/07 (月)

hare.gif 市之郷。姫路警察署新庁舎の落成式に出席。


先月末から業務をスタートさせている新姫路警察署



K県警本部長の挨拶



I姫路署長の式辞



式典後、銃剣道場「錬武館」の道場開き。署内対抗試合を見る



さらに県下2箇所目となる「射撃場」の初弾式。実弾の発射訓練を見る



S県公安委員長らによる記念植樹


本町の旧姫路警察署庁舎は昭和39年の完成ということなので45年使われたということである。署員数が全国5位という姫路署。駐車場も以前より多く確保されている。残された課題は即日交付可能な運転免許センターの整備である。


その後、保城のまとの。Mさん家族と昼食懇談。その後、事務所。諸活動。夜、下寺町の商工会議所。青年会議所の委員会。終了後、某所。侃々諤々の議論。

  (未定稿)建設常任委員会の管内調査!!
09/08 (火)

puri.gif 車で兵庫県庁。県議会建設常任委員会の北播磨・東播磨・淡路各県民局の管内調査。初日はサンテレビクルー同行。

三木市志染町の三木総合防災公園。防災公園とはいえ中にはスポーツ施設が多くあり、世界4大テニスのUSオープンと同じ基準のクレイコートを持つというテニスコートも。公募名称「ビーンズドーム」にネーミングライツ(命名権売却)によって企業名を加え、ブルボン・ビーンズドームとなった。初めて見たが凄い。テニスコートは災害時に救援物資等の仕分け場所として、その他の施設も備蓄倉庫やヘリポート、スタッフの活動拠点として使われるという。これらを含む総事業費が558億円。事業の背景等について先輩議員からいろいろ伺う。


ブルボン・ビーンズドーム



施設の価値の割には安く借りられるというメインのテニスコート


その後、加東土木事務所のN所長の案内で、神戸加東線槇山バイパス、小野藍本線パイパス計画、国道372号野村河高バイパスの工事の説明を受けながら、現場を通って北播磨県民局。北播磨県民局のS局長から県民局の概要説明とN加東土木事務所長から事務概要の説明を受ける。その後、質疑応答。質疑以降は副委員長の私が議事運営から最後の挨拶まで。副委員長になる前はメモがとれていたので管内調査はバスでの移動中に当HPにUPできていたが…。大きく遅れる…。


北播磨県民局のS局長ら幹部の皆さん


その後、明石市大明石町の山陽電鉄本線連続立体交差事業の現場へ。T加古川土木事務所長から説明を受ける。総事業費は220億円という。


山陽電鉄本線連続立体交差事業の現場


その後、東播磨県民局。O局長から県民局の概要説明とT加古川土木事務所長から事務概要の説明を受ける)。その後、部分供用が10月25日に予定されている地域高規格道路「東播磨南北道路」の現場へ。現場説明等のあと、加古川バイパスとの交差付近から県立加古川医療センター近くの八幡南ランプまで実際に試験走行。今回開通するT期工事区間6kmの事業費は539億円(1mあたり約9千万円ということになる)。うち41%が用地費という。公共事業には様々な側面がある。勉強になる。


加古川バイパスとの交差付近



試験走行中。1車線となっている部分

  (未定稿)星野仙一さん講演会!!
09/09 (水)

puri2.gif 県議会建設常任委員会の北播磨・東播磨・淡路各県民局の管内調査2日目。今日は淡路島へ。

淡路市にある(株)夢舞台。(株)夢舞台は県の出資する第三セクターでウェスティンホテル淡路を経営している。ウェスティンホテル淡路はサッカーのワールドカップ日韓大会の際、ベッカムが宿泊したホテルとしても有名。累積欠損が発生するなど経営が厳しく、県によるリースバックによる債務の繰り延べや昨年には資本の減増資を行って債務超過を解消するとともに県の出資比率を高めた。経営状況について、E社長らからヒアリング。その後、質疑応答。累積欠損の解消の目的年度を平成28年とし、そのためのコストカットや営業強化などに取り組んでいるという。


ウェスティンホテル淡路



E社長をはじめとする役職員の皆さん


その後、洲本市塩屋の淡路県民局。N局長から県民局の概要説明とM洲本土木事務所長から事務概要の説明を受ける。


N局長をはじめとする幹部の皆さん


その後、洲本川にかかる不二美橋。平成16年の台風23号の際に多くの死傷者を出した洲本川水害にかかる激甚対策特別緊急事業の調査。河床掘削や潮止め堰について現場視察、質疑応答。


洲本川にかかる不二美橋


その後、淡路景観園芸学校。園芸療法課程の内容ヒアリングのほか現場視察。


淡路景観園芸学校でガーデニング研修中の受講生の皆さん


終了後、神戸の県議会へ戻り解散。その後、姫路へ戻り、姫路市文化センター。青年会議所主催の星野仙一講演会。その後、選挙関係の会合。


阪神のシニアディレクターでもある星野仙一さん

  (未定稿)仕事がたまっている…
09/10 (木)

kocchi.gif 事務所で作業。選挙や出張が立て続けにあり仕事がたまっている…。昼食後、イーグレひめじへ送ってもらう。関電労組姫路第一火力支部セミナーで講師を務める。政権交代と地方に与える影響等について。

  (未定稿)国の出先機関廃止に備えよ!!
09/11 (金)

acchi.gif 神戸の県庁。県企業庁のY総務課長らから企業庁所管公営企業の決算説明を受ける。

その後、I知事に対して2010年度当初予算編成に対する会派の重要政策提言を実施。両副知事ほか全部局の責任者も同席。私からは、政権交代に伴う国の出先機関の原則廃止に備え、分権の受け皿としての関西広域連合ほか県の分権体制充実強化をあわせて要望。地方分権は明治時代以来の懸案だが、分権しても地方が移譲された事務をこなせなければ、二度と分権はない。


会派を代表してF幹事長から提言を手渡す


終了後、ラッセホールの出前弁当。その後、控室で作業。その後、民主党県連。選対委員会。神戸市会補欠選挙(灘区)、神戸市長選挙の対応について。後者は現職・新人の2者から推薦依頼が来たことから改めて協議。その後、姫路へ。疲れた。

  (未定稿)イベント準備
09/12 (土)

puri2.gif 終日、手柄等で青年会議所のイベント準備。調理準備作業など。昼食はスタッフと安田の避風塘ふじた。途中、公共事業やリサイクル事業についての陳情を受ける。遅くまで。

  (未定稿)運動会!
09/13 (日)

puri2.gif 朝5時半に飾磨の山陽特殊製鋼体育館。青年会議所の運動会にスタッフとして参加。主に昼食調理のスタッフとしてカレーをつくったり、ちくわの磯辺揚げをつくったり。無事終了し、安堵。


運動会後の昼食風景

  (未定稿)応益型認知症対応グループホーム、インドネシア介護福祉士候補就労施設を視察!!
09/14 (月)

puri.gif 神姫バスの姫路駅前ターミナル。播但線の始発前ということでRに送ってもらう。神姫バスで伊丹空港。会派の班別調査メンバーと合流。羽田空港から飛行機で横浜市へ。なぜ新幹線ではなく飛行機を使うかというとその方が安いかららしい…。姫路在住の私にとっては新幹線がベストなのだが。

横浜市都筑区の(株)横浜福祉研究所附属 グループホーム夢観(ゆうみん)。認知症のケア施設で、アルツハイマー型のほか、レビー小体型認知症という分野でもの専門医と連携した対応がとれるという。


見た目は別荘のような洋館。驚く。施設周辺も閑静な住宅街である。



入居費用として、入居時に施設協力金50万円、入居一時金150万円(入居期間に応じて返還される。ただし5年以上入居した場合は返還されない)のほか、毎月、家賃10万円、水道光熱費3万円、食材費6万円、施設管理代2万5千円と介護保険1割負担分約2万円程度がかかり月額30万円ほどかかるという。高額のように思うが常に人気があるそうだ。


施設の中も豪華である



横浜福祉研究所のH所長(左)とM代表取締役と意見交換や質疑応答


Q.ヨーロッパ風の建物をはじめとして施設が充実しているようだ
A.建物のつくりは洋館だが、グループホームというお年寄りが共同生活する小さなコミュニティーという観点では同じことである。施設には内科クリニックと接骨院・鍼灸院を併設している。PT(physical therapy/理学療法)ではなく、接骨院・鍼灸院を併設しているのは、機能回復というよりもケアを優先しているからである。

Q.施設名称には全て「夢」という文字を使っているが?
横浜福祉研究所リンク
A.(看護師出身のM社長は)自身の親がレビー小体型認知症であった経験もあり、高齢者のための(夢の世界として)ディズニーランドをつくりたかった。

Q.認知症をとりまく環境は?
A.高齢化社会になって患者数はどんどん増えているが、認知症の専門医は全国でも少ない。簡単に薬をつかう医師がまだ多い。

Q.レビー小体型認知症家族を支える会の代表も務められているが?
A.アルツハイマー型は有名だが、レビー小体型認知症はあまり知られていない。ただ、アルツハイマー型が認知症の50%ほどを占めるのに対して、レビー小体型も20%ある。幻視や妄想、うつなどが特徴的症状で自宅介護等が難しい側面がある。ただし知名度が低いので家族会は150人ぐらいしかいない。

Q.母の痴呆、特に徘徊で困った経験がある。なぜこの施設は、施設を施錠閉鎖していないのか?
A.徘徊とは考えず、散歩だと考えているからである。専門医は夜の徘徊をふせぐための措置がとれる。例えば、昼に散歩をして体を動かしておくと夜、出歩くことはないというふうに。

認知症の患者の場合、歩いて外出するものの途中で目的がわからなくなる場合もある。もし幼児化も進んでいれば、夜出かけて怒られると考え、帰れなくなる人もいる。個人の状態を細かく見ておくことが必要である。

Q.福祉介護施設で働く人の勤務条件が悪いと言われている。人材の確保等はどうされているか?
A.人材を養成するという考えに立つ。特に介護や福祉を勉強している研究生を介護職員として採用するなどしている。そのためスタッフは年間96時間の講義を必修で受けなければならない。また、現場で研究・実践した内容を発表会や学会で発表したりすることでモチベーションを高められるようにしている。当所は9箇所の施設を持っているが、施設ごとに発表し競う場も設けている。

Q.他のグループホームの施設では重度の認知症の方の受け入れを断る場合が多いと聞くがどうか?現下の経済状況で入居料等が支払えなくなったらどうなるのか?
A.他の施設で断られた人が来る例は多い。当施設は専門医との連携と(受けるサービスに応じた)応益負担を明確にした料金設定をしているため受け入れることができる。不況で支払いができなくなり2人退去された人がいた。


終了後、同じく横浜市は保土ヶ谷区の社会福祉法人清光会「特別養護老人ホームさわやか苑」へ。ここでは、メディアでも大きく取り上げられた「インドネシア人介護福祉士候補者」2名の受入れについて話を伺うとともに、実状等についてヒアリング。


まず法人を運営するO理事長(医師・横浜外科医会会長)、O常任理事、F施設長から話を伺う


Q.インドネシア人介護福祉士候補者を受け入れた理由は?
A.今回、国が制度を導入したが、国が導入しようとする以前から考えていた。少子高齢化社会が進めば人手が足りなくなるからである。5〜10年先に確実にそうなると考えていたところ、国が制度を導入したのでそれを利用した。

金銭的に見合うのかとよく言われるが、初めから赤字だろうと思っていた。横浜市内で福祉施設を経営している協会があるが、中国やフィリピンから過去に呼んだ例があるが、失敗した事例もあり、二の足を踏む施設ばかり。まずうちがやろうということになった。

Q.導入から数カ月経過したが現状はどうか?
A.結果から言えばよかった。老人ホームの職員は受け入れに際して18人のプロジェクトチームをつくった。他の職員たちもインドネシアの歴史をはじめいろんなことを勉強した。彼女らのために言葉も覚えた。面倒を見るということで日本人職員がきちんとスクラムを組んだ。2人ともイスラム教徒ということで、イスラム教の勉強もし、職場にお祈りの部屋も用意した。何より職員が皆がまとまったことが非常によかった。

Q.なぜインドネシアに注目していたのか?
A.友人の奥さんがインドネシア人で、一緒に旅行に行ったことがあり、性格が穏やな国民性と親日的であることがわかっていた。

Q.2人を採用した経緯は?
A.1週間インドネシアの現地に見学に行ってきた。インドネシアでは介護士の資格はなく、看護師として働いていたが、レベルが高かった。日本とインドネシアの経済格差は10倍ある。向こうで募集のための説明会を開催し、面接もしたのだが、必ず「月給はいくら」と聞かれた。18万円とこたえると、「それは年俸か」と聞き返された。

Q.特養の入居者のお年寄りの反応はどうか?
A.入居者は喜んでいる。特に男性の人気が高い。

Q.3年間だけこうした制度(インドネシア人介護福祉士候補者の受け入れ)を導入してその後この制度をどうするのかを国が決めていない現状をどう思うか?
A.無責任だ。

Q.横浜市には受け入れに際して独自の補助金があるが
A.想像以上に手厚かった。横浜市内で受け入れたのは6人だが、「横浜が好きになってもらえるように」と中田市長が決断されたと聞いている。

Q.他都市に行った人の例を知っているか?
A.青森に行った人の中で既に辞めた人がいると聞いている。想像以上に寒かったこととお年寄りの言葉がほとんどわからなかったと聞いている。

Q.制度に何か問題点はあるか?
A.国にいいたいことがある。厚生労働省は介護をする人間が足りないから来てもらったのではなく、EPA(日本・インドネシア経済連携協定)で(貿易の観点から)来てもらったという。だから、1年9ヶ月後に介護福祉士の国家試験を受けて合格しなければ、インドネシアに帰らせると言っている。ところが、日本人受験者と全く同じ試験問題を出すという。話すことは支障がないほどだが、漢字は難しいようだ。また、引っ掛け問題は出さないでほしい。ニュアンスが難しいからである。

彼女たちは1月29日から働いている。それ以前6ヶ月は研修期間だった。最初は「こんにちは」ぐらいしかしゃべれなかったが今は何でも話している。介護士は1回しか試験が受け入れられない(看護師は3回チャンスがある)。試験に落ちればインドネシアに帰らなければならない。少なくともチャンスをもう1、2回増やしてほしい。またインドネシア語で試験問題をつくるとかも検討してほしい。

[議員団F幹事長]政権交代もあった。今度上京する際にこうした現場の声を必ず届ける。


その後、特養施設内を見学。現場で助手として働いているエマさんとチトラさんのところへ。




礼拝のために用意されている部屋。現在ラマダン中ということで昼間は食事をとらないそうです。


その後、エマさんとチトラさんと質疑応答。


エマさんとチトラさん


Q.なぜ日本に来ようと思ったのか?家族の反対はなかったのか?
A.チャンスだと思った。もともと日本が好きだった。[日本人スタッフ]チトラさんはお父さんが日系企業に勤めていたこともあり、家族も日本行きを賛成してくれた。2人とも独身でもある。

Q.不安はなかったのか?
A.日本に来る前にアパートがあるか、アパートから何分かかるか、施設に入居している人は何人いるかなどを調べておいた。
[日本人スタッフ]家賃は半額補助している。

Q.日本のイメージは?
A.技術が高い、きれい。

Q.何人ぐらい同時に日本に来たのか?
A.横浜で同時に研修を受けたのは約50人。

Q.介護の仕事をしている中で困ったことはあったか?
A.お風呂の機械の使い方がわからなかった。インドネシアはシャワーだけでそもそもお風呂がない。

Q.インドネシアで特養のような介護の仕事はあるのか?
A.ないと思う。
[日本人スタッフ]インドネシアの平均寿命は確か65歳ぐらいと若い。

Q.どんなものを食べているか?好きな食べ物はあるか?
A.豚が入ってないもの(イスラム教の関係)。天ぷらが好き。

Q.日本ではナシゴレンやミーゴレンなどのインドネシア料理を食べられる店はあるか?
A.桜木町に美味しいお店がある(笑)。

[高校教諭出身のK県議]
日本人でも帰国子女の大学入試は英語で実施するところがある。特に漢字がわからないからである。インドネシアの人に全部日本人と同じ試験問題を受けろというのはおかしい。どうにかしてあげたい。

  (未定稿)へき地の医療と教育について調査!!
09/15 (火)

puri.gif 東京都八丈支庁。K総務課長、O島嶼保健所八丈出張所副所長からへき地医療、救急患者のヘリコプター搬送を中心にヒアリング。その後、質疑応答。


左手前のO副所長は泌尿器科専門医。灘高出身で兵庫と聞くと懐かしいという。ここに赴任して1年半。自ら島嶼部を希望して赴任したという。


町の人口は8400人。島内には診療所はあるものの入院可能な病院は町立八丈病院1箇所のみ。医師は7名。日本医科大に医師の派遣をお願いしている。島嶼保健所は小笠原諸島から大島までを管轄しており、大島、三宅島、八丈島、父島(小笠原諸島) に保健所が設置されている。大きな病院は八丈島にしかない。八丈町の場合、医療関係、観光が経済のベースにあることから、旅館、温泉、食品関係取扱者の監視業務、ヤギと牛のと畜検査も実施している。

島内の八丈病院では処置しきれない救急患者は救急ヘリで本土へ搬送することとしているが、搬送件数は平成19年度19件、20年度24件あったという(八丈町のみ)。

その後、質疑応答。

Q.補正予算の凍結の影響は何かあるか?
A.特にない。(直接関係ないが、都立病院を含めて公立病院には)独立行政法人化の影響がある。公立病院はどうしても赤字経営になる。どんどん独立採算化させても大変である。

Q.食育推進計画はどうなっているか?
A.こちらではそうした文化がなかったが、昨年保健所が住民に呼びかけ、部会をつくって計画をつくることになった。人口は8400人だが、造り酒屋(焼酎)が5箇所もある。お酒(焼酎)を飲む人が多いのでそうした対応も考えている。

Q.高齢化率はどのくらいか?
A.高齢化率は約30%である。

Q.島独自の高齢者対策は?
A.島は広く、崖や坂も多いことから、歩くという文化がない。学校の送り迎えも親が車でしてしまう。自転車は風が強いので乗れない。特に雨と風が同時の時は乗れない。子供たちが太ってしまう傾向にあるほどである。

八丈島の隣の青ヶ島の高齢化率は10%。崖や坂が多くてお年寄りが住めないから親戚などを頼って八丈島に来る人が多いからである。

Q.(ホテル2 旅館14 民宿82箇所と)観光産業に携わる人が多いがトラブルは?
A.海の事故が起こることがあるが、そう多くはない。鍵のない民宿もあるが盗難があるということもあまり聞かない。

Q.島嶼における救急患者等の搬送の仕組みは?
A.昭和57年に東京都総務局長、衛生局長(現福祉保健局長)、東京消防庁総監の関係3機関が「搬送に関する協定」を結んだ。

まず、島嶼医療機関の医師は、病状から町立八丈病院での処置が難しいと判断した場合、都立広尾病院への収容と添乗医師派遣等を依頼する(広尾病院をはじめ都立病院が一般的だが、特別な事情がある場合は、それ以外に要請する場合もある)。

→患者収容病院が決定したら、島嶼医療機関の医師は、必要事項を記入した「島嶼救急患者搬送要請書」を町村を通じ町村長名で東京都管轄支庁および東京都福祉保健局へFAXする。

→町村から要請を受けた東京都の管轄支庁は要請書を東京消防庁へFAXするとともに、航空局や気象台、空港管理事務所など関係機関へ連絡する。

→連絡を受けた東京消防庁はフライトプランを決定し、管轄支庁へ連絡。管轄支庁から町村へ連絡する。

→フライトプランに基づくヘリの到着時間にあわせて島では患者を救急車等でヘリポートまで搬送する。

→ヘリは患者を収容し、本土の江東航空センター等へ向かう。そこ経由して救急車で病院へ搬送するか、患者の容体によっては広尾病院の屋上ヘリポートに直接着陸させ、病院に収容する。

Q.医師の要請から本土に患者が収容されるまでの所要時間は?
A.順調に進めば4時間40分後に到着する。

Q.台風など悪天候の場合はどうなるのか?
A.年に2、3回、天候の関係でヘリコプターが飛ばない場合がある。その場合は、自衛隊にヘリコプターに要請し、千葉から飛ばしてもらう。

Q.自衛隊のヘリと東京消防庁のヘリの違いは?
A.自衛隊は悪天候に備えて訓練している。ただし、両方とも駄目な場合もある。どうして駄目な場合は、翌日搬送となる場合もある。

Q.本土の病院が患者を受け入れ拒否することはあるのか?
A.ヘリコプター搬送の相手先病院の受け入れ拒否はない。病院が決ってから搬送するのでヘリの中で要請するということはないからである。

Q.ヘリコプター料金の本人負担は?
A.本人負担はない。

Q.救急以外で大きな病院で診てもらいたい人などはどうするのか?
A.ここには病院が1つしかないので自費で本土に行く人もいる。また、病院との関係が悪くなった人で自ら本土へ飛行機で行く人もいる。交通費の補助等はない。

Q.アメリカやオーストラリアの僻地医療は、ドクターヘリが中心であるが、ここではどうか?
A.アメリカやオーストラリアの話は無医師地域への対応だと思うが、ここでは町立病院に医師はいるし、一定水準の救急医療を受けることはできる。ヘリによる搬送は医療機器が充実した内地の病院を探すということになる。虫の息の患者を措置するための病院探しではなく、転院に近い形の搬送である。

ただ、過去にヘリの中で心停止となりAEDを使用したことがある。そうした対応のために医師が同乗している。


終了後、八丈ビジターセンターで公園協会のK担当課長から説明を受け。その後、八丈町立末吉小学校を訪問。A校長、八丈町教育委員会のK教育課長から小規模校の運営の実状等について伺うため訪問。


八丈町立末吉小学校。訪問団と校長、八丈町教育委員会の皆さん



校長室における懇談風景。訪問メンバーのF県議が小学校教諭出身、K県議が高校教諭出身ということもあり冒頭から質疑応答。


Q.現在の生徒数と教職員数は?
A.全校の児童数は10年ほど20人程度で推移してきたが、今年18人と20人を切っている。児童数の内訳は、1年4人、2年生4人、3年生2人、4年生2人、5年生3人、6年生3人の18人。それに対して教職員数は、校長1、副校長1、各学年6、主幹1、養護1、事務1、用務1、警備1の13人である。

Q.学校要覧には複式学級と記載されているが?
A.1年生と6年生は複式(2つにまたがる学年の児童を同じクラスにすること)にはしてはならないというのが東京都のルール。本校の場合、島嶼の加配、他の加配もあるので、形式上複式と記載しているが、6学年に6人の教員がいるということで実際は複式にはなっていない。

Q.島内の学校の規模はどこも小規模校なのか?
A.本当に(複数の学年が同じクラスという)複式学級の学校もある。一番小さい小学校は全校17人。一番大きい小学校は183人である。ただし、島の全小中学校でも1学年で2つのクラスはない。どこも1クラスである。

Q.小規模校のメリットと課題は?
A.担任とのマンツーマン教育が最大のメリット。本校の場合、2人あるいは4人のクラスで家族のようなものである。ただし、きめ細かさが逆に子供たちの甘えの原因になる。いつでも教えてもらえる、いつも目を掛けてもらえるという甘えがでてくる。そのため、本校では子供を自立させようという方針を掲げている。高校を出たらほとんどの子供が島を出る。自立は小中共通の方針である。

Q.他には?
A.子供に競い合うという観点がない。また、小規模校では人数が必要なサッカーなどゲーム的な遊びができない。

Q.地域とのかかわりは?
A.運動会など学校行事には家族も地域住民もほぼ全員が参加する。卒業式にも地域住民が参加する。運動会の前などは老人会がグランドの草引きをしたりPTAが広報を担当したりも。東京都、東京電力等の職員寮がある小学校区では転勤等の関係で、知らない人がいるかも知れないが、本校区ではそうした人はおらず、全員が顔見知りである。校長室にも地域住民が、「バスに乗り遅れた」という理由で校長室を訪ねてきたりする(笑)。

Q.島嶼部への教員の配置はどうか?
A.今年から島嶼部の教員を公募制としたため、やる気がある教員が多い。募集が定員を超える人気があったと聞いている。(公募制でなかった時代にはやる気をなくす人がいたという話を聞いたこともある)。

Q.学力は?
A.東京都の平均とかわらないほどではないか。6年生は3人。学校の平均を出しても意味がない。

Q.やはり落ちこぼれはないか?
A.落ちこぼれはありえない。

Q.特別支援教育はどうなっているか?
A.特別支援学校は1校ある。他の校区の人もそこへ通級している。

Q.給食はあるのか?
A.給食は町に1つセンターがある。そこから町内全ての小中に届けているセンター方式である。

Q.給食費の未払い等はあるか?
A.給食費の未払いは全島で32世帯ある。多くは経済的理由のようだ。

Q.小中連携は?
A.1中3小体制である。中学校の外国人による英語授業に一緒に参加したり連携している。(中1ギャップといわれるが)中学校へ行ったときの「ギャップ」もほとんどない。

Q.島内の高校は都立八丈高校だけと聞いているが、入試に落ちればどうするのか?
A.昨年の高校入試は全員合格だったと中学校の先生に聞いた。逆に中学生に受験意欲を持たせるのが難しいほどという。

Q.高校卒業後の進路は?
A.昨年、八丈高校を卒業した76人のうち1人しか島に残らなかった。36人が大学進学、18人が専門学校へ行った。就職にしても島での求人は少なく本土で就職している。

Q.実は私も小学校教諭時代小規模校へ赴任したことがある。今でも大変いい思い出がある。校長として感じることは?
A.実は前任校は700人規模の小学校だったが、現在の小学校では全て目が届く。モンスターペアレントなどもあり得ない。教育の原点を見るような気が何度もしている。

Q.私も高校教師時代は40人クラスを担当していた。教員の質をあげろという意見もあるが、きめ細かさの点で少人数学級がいいと思っている。
A.いじめと不登校は本校ではない。授業に専念できる。

その後、学校内の授業風景等を見学。


複式での図画工作の授業中



教室の教壇に向かいあう2つの机。教室の大きさは普通の学校と同じですが広く感じます



運動場は4人学級の体育の授業中


最後に校長先生から校庭に生えている島とうがらしをいただく。そのまま口にすると辛い。辛いものに強い私でも辛い。

終了後、昼食。その後、町立八丈病院。F事務長から院内の簡単な見学と町立八丈病院経営改革プランの説明、質疑応答など。


F事務長と訪問団との質疑応答風景


町立八丈病院は、昭和41年に離島における先進的病院として開設され、当初から地方公営企業法全部適用し経営面でも先進的な取り組みを進めてきた。ところが、一般会計からの繰入金が増え、平成19年度にはその額が2億8千万円にのぼり、繰入金なしには病院経営が成り立たなくなってきた。そこで総務省の定めた「公立病院改革ガイドライン」に基づき、町役場内に委員会を設置し、「町立八丈病院経営改革プラン」をまとめた。

Q.町立八丈病院経営改革プランの主な内容は?
A.島内の特養老人ホーム等の嘱託医を積極的に受諾し収入増をはかるとともに、調理員3名の外部委託化(正職員3、委託等3名の6名体制を正職員を配置しないこととする)により年間540万円の経費削減を行うなどのほか、離島という特殊事情に鑑み、東京都や国への支援要請を別途行うこととしている。

Q.例えば糖尿病患者向けなどの個々の疾病に応じた専門食は正規職員が調理しなくても大丈夫なのか?
A.現在も一部委託しており特に支障はないと考えている。

Q.調理の正規職員はどうなるのか?
A.保育園の給食等の調理をしてもらうことにした。調理の職は今後退職不補充とする方針である。

Q.7名の医師の担当科は?
A.内科(3名)、外科(1名)、産婦人科(1名)、小児科(1名)、院長である。

Q.医師を派遣している日本医科大との関係は?
A.初代の院長が日本医科大出身であったことから継続して医師を派遣してもらっている。日本医科大の皆さんには八丈島の医療は自分たちが支えているという気持ちを持っていただいている。

Q.内科などの標榜科のほかに臨時専門外来があるがどのようなものか?
A.耳鼻咽喉科・眼科・精神神経科など12科あり、事前に予約を入れておく完全予約制診療である。

Q.臨時専門外来の医師はどうやって確保しているのか?
A.専門外来の医師は日帰りや一泊などで皆東京から診察に来られる。臨時専門外来に誰を派遣するかを含め日本医科大に頼っている。離島の中では恵まれていると言える。

Q.なぜ臨時なのか?
A.医師は専任でなく、日によって交替する場合がある。現在の決まりではそうした科については常設のようには標榜できないことになっている。

Q.当病院の医業収入は11億円余りという一方、一般会計からの繰入金が2億8千万円ということだけに、赤字の比率が高いと思われる。本土の病院では医師不足が医業収入減をもたらすということで、医師確保を優先している。ここでは医師を増やすことによって収支改善がはかれるのか?
A.島という特殊事情があるため、パイは同じであり、他の病院との競合もない。医師数が増えたからということで患者数が増え、ただちに収益が改善されるというということにはならないと考える。

Q.離島ということで特別な国の支援措置、交付税措置等はないのか?
A.特別交付税を含めて支援はあるが、合計で1億5千万は地方交付税措置がある。。町の一般会計からの繰入金が19年度が約2億8千万円なので、トータルで見ると1億3千万円が町の持ち出しとなっている。


院内見学の様子



9月の1ヶ月間だけ通常3名の内科医が1名減の2名となることと、最近時間外の救急外来において「救急でない方が受診されるケースが増えております」との貼り紙


その後、飛行機を乗り継ぎ伊丹空港。バスで姫路へ戻る。Rに迎えに来てもらい帰宅。さすがに疲れてバスの中でも眠ってしまった。

  (未定稿)政権交代、民主党の鳩山政権誕生!!!
09/16 (水)

panda.gif
神戸の県庁。建設常任委員会。外郭団体の経営状況についての調査。土地開発公社をはじめ3外郭団体の理事長、常務理事等に参考人出席を求め、決算等の説明聴取のち質疑応答。先週、「新行革プラン」に基づく公社等の改革を推進するための「公社等経営評価委員会」(平成21年2月設置)が公社等の経営状況全般について点検・評価を実施し、知事に報告書を提出したばかり。個別の組織のあり方等について廃止などの検討を求めるなどかなり踏み込んだ記載もある。それだけに各委員の質疑も予定時間をオーバー。
私も先行取得用地の金利負担が簿価を押し上げている1事例について厳しく指摘。具体的には1975年開校の県立三木東高校建設の際に県教育委員会の要請で進入路として先行取得した用地の件である。購入価格が4895万円の土地(2362u)が昨年度末現在で帳簿上7865万円となっているのだが、実はうち2967万円が取得費にかかる利払い分として簿価に組み入れられたものである。昨年1年間だけでも137万円の利息分が簿価に組み込まれている。「簿価=時価」と考え、いずれ県等が簿価で買い取ってくれる契約であると、自分の懐は痛まないなどと考える人はいないと思うが、放置すれば、借り入れに伴う金融機関への利子がどんどん簿価を上昇させるのである。来年度にこの案件が未着手のまま、公社保有の塩漬け用地として更に利息を払った形になることだけはないように一議員のみならず議会として強く要求しておく。時間がなかったことと副委員長ということで議事進行に協力しなければならないのだが、あまりにひどい比率の話なので指摘。

先行取得を要請した側である県が買い取らなければ金融機関に対する利払い分が資産となって増えていくという公社特有の簿価算定であるが、県等がすぐに買い戻せばそんなに問題は大きくならない。しかし、現実に「塩漬け土地」と呼ばれるように、先行取得はしたものの用途が曖昧だったり、県の財政難から買い戻しが先送りにされた結果、バランスシートが実態とはかけ離れたものとなっている。金融機関に払う利子と(買い戻しのための)県債発行にかかる利子に大差はないと言って取得を先送りせず、過去の負債の整理に真摯に取り組むべきである。

兵庫県「公社等経営評価委員会」報告

公社等経営評価委員会の取り組み等について

そのほか、補正予算など9月定例議会提出予定議案の説明や県営住宅の料金滞納にかかる明け渡し等の出訴の報告、閉会中調査としての都市政策についてなど。

昼食は帝武陣の出前弁当。その後、会派の議員団総会。会派代表者会議・議運の報告や副知事等同意人事案件、本会議質問等について協議。

本日招集された特別国会の鳩山総理大臣の首班指名をパソコン配信で見る。その後の組閣情報も。バランスがいい。夜、自宅で新閣僚の記者会見も見る。各閣僚は記者の質問にしっかり答えている。皆さん野党暮らしが長いが、その間、与党になればどういう国にしたいかということはしっかりと刻んでいる。また、閣僚自ら「政治主導」の意味を理解し、率先して範を垂れようとしている。感慨深く涙が出そうだ。私が政治の世界に入った最大の目的は、国政において政権交代可能な二大政党制が導入されることだった。今回の選挙で政権交代がなければ、いつまでもないと思っていた。これから大変ということより、何より国民の選挙によって第一歩が踏み出せたことが嬉しい。

  (未定稿)選挙の疲れとれず…
09/17 (木)

puri.gif 事務所で作業。昼食に香川の友人からいただいた讃岐うどんを茹でる。


讃岐うどん


その後、花北のD。合掌。その後、野里大日の田中屋。M代議士のT秘書と打ち合わせ。その後、神戸の医療関係の陳情対応。その後、事務所。作業。夜、下寺町の姫路商工会議所。青年会議所の研修。(株)スマイルミーティングのT先生の講演。


(株)スマイルミーティングのT先生の講演風景

  (未定稿)朝日橋撤去へ!
09/18 (金)

kocchi.gif 事務所で作業、来客対応。昼食は事務所で焼きそばとお好み焼き。


焼きそば


警備関係者来訪。意見交換など。その後、中播磨県民局姫路土木事務所の姫路駅周辺整備室のK高架整備課長来訪。朝日橋の付け替え工事等の資料を受領。その後も来客対応。

参考「JRまたぐ朝日橋撤去へ 半世紀の歴史に幕 姫路」(神戸新聞090918)

その後、作業。

  (未定稿)シルバーウイーク初日は運動会!!
09/19 (土)

puri.gif 今日から始まる5連休を「シルバーウイーク」と呼ぶようだ。はじめ聞いたときはお年寄りを大切にする週かと思ったが、実際は5月のー

ルデンウイークに対してつけられたネーミングらしい。シルバーウイーク中とそれに続く週末は運動会が目白押しである。まずS保育園。


オープニングは太鼓演技



選手宣誓



背丈ほどもある高い竹馬を皆が乗りこなしています



来賓のM代議士も挨拶。3日前に就任した衆議院運営委員長の役割についても少しふれていました。左は市民クラブのY姫路市議会副議長




親子体操も楽しそうです


その後、母校県立H高校の運動会へ。まず腹ごしらえということで食堂へ。ハマモトコーヒーのHさんと同級生というT先生に案内してい

ただく。私の通っていた当時とは場所も経営者も違うが懐かしい。


食堂。従業員の方から「竹内さんですね。応援しています」と言われ恐縮。ありがたいことである。昔懐かしいカレーそば、次いでカレー

ラーメンも注文!



カレーそば250円。15年前と同じ値段です。当時はお弁当の後にカレーうどんやカレーそば、カレーラーメンなどを食べていました。当時は今とほとんど同じ身長で50キロ半ばでしたね。食べても太らなかったのですが…。



ハードル。新校舎をバックに。



綱引き



全校フォークダンス



最後はリレーの表彰式とN校長先生の講評。本校の卒業生でもあるN校長の「40年前の心ときめいたフォークダンスを思い出した」という趣旨の発言に会場がざわめく。楽しい運動会だった。


終了後、自宅。その後、衆院選選対会議。恐らく今回の選挙の最後の会議となるだろう。私から結果報告とM代議士の衆院議運委員長就任が自民党以外では故奥田敬和先生以来の就任であること、奥田先生は大臣を3回経験した後の就任だったことなどを報告。私としては16年前の細川・羽田政権のことを思い出す。選挙の関係の会合。終了後、Yさんと懇談会。四方山話。

  (未定稿)中学校運動会で恩師と遭遇!!
09/20 (日)

puri.gif 母校増位中学校の体育大会に来賓出席。市教育委員会から来賓として来られていたのは増位中時代の恩師K先生。四方山話。


増位中学校体育大会第63回スローガンは「光る汗 届く応援 君が主役だ」



各クラスで作成した旗のもとに選手宣誓



徒競走など多くの協議が行われた


その後、花北のD。合掌。

  (未定稿)上京、民主党本部へ!!
09/21 (月)

kouji.gif 東京。永田町。民主党本部へ向かっていると参議院第二別館脇の三宅坂上で警察官から「どこに行かれるんですか?」との職務質問。「民主党本部です」。また坂を下って民主党本部に入ろうとすると身分証の提示を求められる。与党になったこともあるだろうが、いずれにしろ過去はなかった経験である。党職員の先輩に尋ねると評判は悪いという。とはいえ仕方のないことだろう。


三宅坂上から見る民主党本部



「衆議院選挙対策本部」の看板が掛けられたままの民主党本部受付


その後、議員会館、パレロワイヤル永田町の前を通って首相官邸下の永田町黒澤。


現在の議員会館の隣に建設中の新議員会館



奥田敬和事務所があったパレロワイヤル永田町



黒豚せいろ1260円。メニューは映画の黒澤監督の娘さんが監修。そばは達磨こと高橋邦弘さん直伝という。


その後、気分転換に懐かしい場所を訪問。


気分転換にはこの場所


その後、新宿3丁目の立ち飲み処 馬。党や連立与党の関係者、若手官僚ら政治関係者、早大時代の先輩、会社経営の同級生や新聞記者の後輩との政権交代を受けての意見交換会。東京にいなければわからない様々な話が聞けた。

  (未定稿)B−1グランプリin横手」の現地報告!!
09/24 (木)

puri2.gif 事務所で作業。Iさんから19、20日に秋田県横手市で開催された「第4回ご当地B級グルメの祭典!B−1グランプリin横手」の現地報告を聞く。2日間で過去最高の26万7000人(延べ)が訪れたという。行列や売り切れも続出するなど大人気だったようだ。

グランプリは、ご当地の横手やきそば(秋田県)で、2位は八戸せんべい汁(青森県)、3位は津山市のホルモンうどんだったという。姫路の食文化協会が出店した「姫路おでん」は「エフエム秋田特別賞」を受賞。2011年度の姫路誘致のため、兵庫県からも職員やハバタンを派遣しPRにつとめた。県民局の担当者に聞くと、B−1グランプリ本体の集客効果もかなり大きいが、同時開催のイベントを実施すれば兵庫県産品のPR効果が望めることも誘致に前向きな理由という。横手市に2日間で26万人である。もの凄い集客力だ。

B-1グランプリとは(公式HP)

事務所で来客対応、作業など。昼食は事務所で尚ちゃん持ち帰りの中華。そういえば、11月1日放送予定のリフォーム番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」に尚ちゃんが出演するそうだ。楽しみである。


尚ちゃんのきくらげ炒め

  (未定稿)地方分権の受け皿整備が急務!!
09/25 (金)

puri.gif 神戸の県庁。議会控室。中播磨県民局のT副局長から姫路港開港50周年記念事業の終了にあたり結果報告を受ける。その後、会派の議員団総会。議運結果の報告、会派代表質問の協議、会派幹事団を国へ派遣すること等を決定。その後、本会議。9月定例議会。知事選挙後初の県議会という話も出たが、そうだったのかと思ってしまう。時のたつのは早い。

I知事からは平成20年度決算の認定、補正予算等の提案理由説明の後、副知事を2期8年つとめたS副知事の任期満了により、知事提案のY新副知事案が提出され、全会一致で同意された。

知事提案説明
台風第9号等災害対策をはじめ、決算概要、今年度の財政見通し(未だ年度半ばではありますが、県税収入については、厳しい経済状況が続き、法人関係税を中心として、当初予算の確保が厳しい状況にあります云々)。政権交代についても少し触れられていた。

長崎の出前弁当。美味。その後、決算特別委員就任予定者の打ち合わせ。委員と幹事団で各担当分野を割り振り。最近財政の担当に指名されることが多い。当選1回の議員にしか言えないことが実は多いというのもある。職員の方と議論しても世代間ギャップはある。いずれにしろ、しっかり議論したい。その後、教育・情報局のE局長からヒアリング。

その後、県議会広域連合特別委員会。政権交代によって想定以上の速さで地方分権が進む可能性が高い。特に国の出先機関の原則廃止という方針については、早期にその受け皿、つまり国の出先機関に代わる受け皿を用意しなければならない。中央省庁側が広域の府県にまたがる淀川など一級河川の管理など単独府県への移譲が難しい事例をあげて、出先機関の廃止や地方分権に抵抗するのは目に見えている。キャリア以外の現地採用職員の受け皿も考え、そして身分の移管等についても覚悟しておかなければならない。今回はそのあたりについて何点か質問。関西広域連合に加盟予定の各知事間の考えの相違や思惑が違うことも今後障害ともなろう。現政権は現在のところ政治主導を貫き、他の公約についてもマニフェストに沿った運営をしている。想定以上の速さに備えておかないと、関西広域連合の準備の進む関西が分権や出先機関廃止のモデル地区に指定される可能性がある。失敗はただに関西の失敗にとどまらない。そのための準備を急ぐとともに体制強化を図らなければならないのである。

その後、控室で先輩議員と情報交換。その後、姫路の事務所。その後、播但線で姫路。東雲町。電力総連西播磨地域連絡会。挨拶、懇親など。

  (未定稿)国道250号飾磨バイパス、都市計画道路大日線の開通式典!!
09/26 (土)

puri.gif 飾磨区の市川浜手大橋西端付近。国道250号飾磨バイパス(県施工)・都市計画道路大日線(市施工)の開通式典に来賓出席。本日15時の開通を前にしてのオープニングである。


新潟国体に行っているI知事の代理としてI副知事が挨拶



来賓代表はM代議士が挨拶。「約10年前に初めて永世橋東で朝の街頭挨拶したときに渋滞解消についての陳情を受けたことを思い出す。感慨深い。こうした住民の利便性向上のための公共事業は必要」と。



確かに土曜日の朝にもかかわらず永世橋は渋滞していた


その後、現場に出て開通式。テープカットとくす球割り。


私も県議会建設委員会副委員長ということで中央で「くす球割り」を担当。逆光のためよく見えません



兵庫県警の白バイを先頭に姫路市消防音楽隊の皆さんがパレード



新設された「市川浜手大橋」東側からは飾磨区宮地区のだんじりが登場



「市川浜手大橋」西側から登場したのは妻鹿地区の獅子舞


終了後、手柄のM代議士事務所。打ち合わせ。その後、姫路駅前のすし宗で遅い昼食。


すし宗のこのしろ寿し


その後、久方振りに父のもとへ。妹R合流。その後、実家の母や妹Mと懇談。

  (未定稿)運動会!!
09/27 (日)

hare.gif 母校市立砥堀小学校の運動会に来賓出席。最近神戸でも「ホームページを見ているよ」と声を掛けて下さる方がいるので、繰り返しになるが念のため記載すると、この砥堀小学校は和辻哲郎博士の母校でもある。自分で言うのも何だが、歴史もあり、環境もよく、良い学校である。


校旗を先頭に入場



紅白チームの応援団長が選手宣誓



老人クラブとの合同玉入れ



小学校の運動会ですが、併設の市立砥堀幼稚園の園児も参加しています



やはり一番の注目は騎馬戦。勝ち抜き戦で女の子が何人かの男の子を倒していく光景も。盛り上がりました



紅白チームに分かれての応援合戦



最後は私の幼なじみでもある幼稚園PTA会長のTさんによる万歳三唱


私も恒例の来賓、PTAの皆さんによる綱引きに参加。次の日は軽い肩凝りに…(笑)。昼食時は多くの方々に声を掛けていただいたり、お弁当のお裾分けをいただく。感謝。また、姫路東高の関係の方から、「東校の運動会でもカレーを食べに来てくれると待っていたのに」と声を掛けてられる。「来年必ず」である。ありがたいことである。終了後、事務所。当HPの更新が相当滞っており更新に専念。夜まで。その後、五軒邸のさつまで店主らと政治談議。

  (未定稿)県の予算編成に対する要望会!!
09/28 (月)

puri.gif 久方振りの降雨。民主党定例の朝の街頭演説。そういえば、M代議士が衆院議運委員長に就任したことで、一部の方から「ずっと東京に行って帰ってこないのか?」という質問を受けることがある。国会開会中となると基本的に平日はずっと東京ということになるが、開会中でも土日に国会が開かれることはない。週末は地元で活動するということである。


雨の中、街頭演説するM代議士


終了後、お悔やみ訪問。その後、事務所。来客対応。懇談。その後、仁豊野の福よし。天ぷら鍋焼きうどん。


福よしの天ぷら鍋焼きうどん


今日は自民党総裁選挙の日。引退した河野洋平前衆院議長の長男である河野太郎候補も立候補しているが、森元総理ら実力者の個人名をあげて派閥批判を行っている。批判された派閥側が若手票を分断するために第三の候補を擁立したという裏話まで暴露されている。公の立会演説会での話だが、凄い話である。結果としては大方の予想通り谷垣候補が当選。そうしたこともあってか「みんなでやろうぜ!」 と呼び掛けていた。

その後、播但線で姫路。他党の県議と神戸市長選挙について意見交換。その後、姫路キャッスルホテル。姫路市、そして西播磨市町長会から地元県議に対する「県の予算編成に対する要望会」。姫路市との話ではなぜか厳しい意見が県会側から出ていた。終了後、市議会、報道関係者を交え市政懇談会。

  (未定稿)諸活動!
09/29 (火)

kocchi.gif 終日事務所で作業。時折降雨。昼食は幸町の長浜ラーメン。


長浜ラーメン

  (未定稿)米国青年政治家の訪日プログラムを担当します!
09/30 (水)

puri.gif 車で県庁。会派の議員団総会。会議に先立ち、兵庫県議を辞職して衆院選兵庫1区から出馬し、見事当選した井戸正枝代議士が来訪。当選報告を兼ねて挨拶。拍手。

その後、広域連合特別委員会の報告や議運の報告、意見書の態度決定など。その後、本会議。代表質問。民主党は伊丹選出の中田香子県議が登壇。地域医療再生基金事業について箱物整備よりも医師確保や就労環境整備に重点を置くべきとの提言も。

昼食は豊福の出前弁当。午後の本会議終了後、新行革プランの進捗状況についてT新行政課長から説明を受ける。

その後、議会事務局。I総務課長に米国超党派地方議員訪日団の受け入れについて要請。その後、知事室にも同様の要請。11月に米国の超党派の州の議員らが日本を訪れ、10日ほどをかけて国会や地方を訪問することになっているのだが、受け入れる日本側の財団からの要請で、2003年に続いて私が受けることになった。結構大変なのだが、私自身がアメリカで受け入れてもらった恩返しでもある。前回は姫路市議だったのだが今回は兵庫プログラムということで神戸まで範囲を広げて様々なところを案内したいと思っている。日本を好きになってもらうことが大目的であり、日本の文化を経験してもらいたいし…。アイデアマンではないので結構大変である。

日米青年政治指導者交流プログラム第22回米国代表団訪日プログラム(2003)

その後、党兵庫県連のK選対委員長から神戸市長選挙の動きについて説明を受ける。その後、姫路の事務所へ戻る。その後、播但線で姫路。バスで姫路キャッスルホテル。勉強会。宮崎商店のM代表取締役の「酒類業界の現状について」と題する講演を拝聴。その後、意見交換。民主党のアルコール度数に応じた課税という考えについても議論。清酒や焼酎など国産原材料でつくる酒類の保護については別途考慮しなければならないだろう。

その後、神戸市長選挙について党本部の動きについて確認。驚く。さとなおさんのHPにH総理やM代議士が登場しているという情報も。「さとなお」さんといえば、かなり有名な高級グルメブロガー。後刻見るとヤフーのトピックスにも載っていた。

その後、山電姫路近くの立ち飲みBonVoyage。意見交換会。そういえば先日訪れた新宿三丁目は立ち飲み屋ばかりだった。姫路は元々立ち飲み屋さんが結構ある。

「さとなお」さんのHP「鳩山首相とご飯した」



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