Web版ひであき日記

2008年11月

  (未定稿)姫路西高創立130周年・新校舎竣工記念式典!!
11/01 (土)

panda.gif 西延末の姫路市文化センター。母校増位中の文化発表会(クラス対抗の合唱コンクール)に来賓出席。実家近所のTくんが生徒会長として挨拶していた。妹の書道教室の生徒さんは照れつつも手を振ってくれた。ある生徒から「たけうちひであきや」と指差さされた(苦笑)。昔、私も通学途中にはってある選挙ポスターを見て、政治家の名前だけは覚えていたような気がする。ポスターの顔と少々違ってきているが、覚えてもらっているのはありがたい(笑)。

しかし、上手いクラスの合唱に鳥肌がたつ。同じ学年であっても取り組みによってクラス間で差が出てしまう。聞いていればクラスの状況まで見えてくるような気がする。私の在学中もそうだった。


文化センター大ホール。私の頃は中学校の体育館だった


そういば、最近テレビでよく流れているCM(シティーホール ベルコ会館のCM。白いスタジオ、白いピアノを弾きながら、白い衣裳で歌っている男の子が出演)を思い出す。きれいな高音の声なのだが、ネットで調べてみると掛屋剛志くんという人らしい。きれいな高い声が印象に残るCMである。

その後、豊富町の太尾コスモス祭りへ。各種団体の役員の皆さんへ挨拶の後、コスモス畑を歩く。休耕田を借り、県や市の支援制度を活用して、地域の皆さんが一緒になってコスモスを咲かせたという。集まった人に対して地域の消防団や婦人会、老人会の皆さんがおでんや唐揚げを安価で販売している。最近地域の結束力が低下し、日本の良き伝統や治安までもが影響を受けている。様々な来年はもっと大きく実施したいとはU自治会長さんの話。地域の素晴らしい取組みである。


コスモス畑の風景1



コスモス畑の風景2



生涯現役プロジェクトの旗も見える


その後、一旦帰宅。その後、同級生Tさんに迎えに来てもらい母校姫路西高校。創立130周年記念式典並びに新校舎竣工記念式典。同窓会白城会の役員の先輩諸氏のほか、関係各界の多数の来賓の中で壇上に上げて紹介して頂く。卒業生とはいえ若い。ありがたいことである。式辞や祝辞、校歌斉唱など。その後、130周年記念演奏会。

新校舎や新教室の写真など

生徒作詞の記念歌完成 創立130周年の姫路西高(2008/10/31 神戸新聞)


姫路西高ブラスバンド部、合唱部の皆さんによる新曲披露


その後、卒業生でイオン株式会社の名誉相談役 二木英徳さんの講演。日本体操協会の会長としてアテネ五輪の体操復活に如何に取り組んだかなどを話された。


二木英徳さんの講演


その後、一度、私の事務所に戻る。その後、企業訪問に同行。その後、姫路キャッスルホテル。 同窓会白城会総会。同窓会として高校に対して空調設備を寄附したことや在学生に対する独自の奨学金制度を創設したことが報告され、満場一致で承認された。

途中、ホテルを出て、M代議士の国政報告会に合流。支援依頼の挨拶。同級生KくんやYさんらも来てくれていた。感謝。その後、キャッスルホテルへ戻る。創立130周年記念祝賀会がスタート。59回生で東京芸大ピアノ科在学中の山中歩夢くんのピアノ演奏は圧巻。


旧制姫路中学の先輩から姫中校歌の披露も


最後は西高校歌、応援歌「鷺山に秋の」を全員で合唱して散会。

その後、事務所関係者慰労会に合流。懇談。忙しい一日。同級生が運転をしてくれたから何とか日程をこなせた。感謝感謝である。

  (未定稿)大津イオン前で街頭演説!
11/02 (日)

acchi.gif 日曜朝のテレビ番組を見る。TBSの日曜放談では野中元自民党幹事長が麻生内閣の経済対策をこき下ろしていた。もとより麻生総理とは仲が悪いといわれていた。高速道路料金引き下げを民主党施策のパクリとかいう話も出ている…。しかし、悪評高い給付金の支給については所得制限を設けるという話も新たに出ているが、閣内でさえ意見の一致をみていないようだ。定額減税がいつのまにかよくわからない施策に変化してきている。

また、閣僚や一部評論家などから「よくぞ明言した」と評価されている『消費税アップ』にしても、公明党の議員は3年間は消費税を上げないということを明言しただけ、上げるかどうかはまだ決っていないとテレビに出る人が統一見解のように発言している。消費税発言は直前になって知らされたと報道されていた。発表は大々的に行ったが、凡そ中身はほとんど詰めてなかったという場当たり的施策であることがはっきりしてきた。複数の関係者から選挙前の総理交代論も出ているという話を聞いた。内閣支持率の低下傾向からだという。俄かに信じられる話ではないが、3人変わっても4人変わっても同じという発想だろうか。恐ろしい。

その後、実家。H自治会長さんが明日の歩こう会の準備をされていた。その後、大津イオン。店内の味千拉麺で昼食。パイクー麺。


豚の角煮の入ったパイクー麺


その後、M代議士、このあたりを地盤とするM市議、I市議らと合流。駐車場脇で街頭演説。多くの方が手を振って下さったり声を掛けて下さったり。私もビラ配りのほか少し話す。終了後、靴が悪くなってきたため店内で一足買う。するとカップルで買物中の旧知のIくんを発見。今度結婚するそうである。おめでたい話。

  (未定稿)歩こう会と野球!
11/03 (月)

kocchi.gif 文化の日。早朝、砥堀小学校。地域の歩こう会。スポーツクラブ21の役員を中心にして地域の自治会や各種団体の皆さんの協力で実施されている。挨拶。北行きと南行きの2班に分かれて歩く。私は北班に入れて頂き歩く。何十年とこの地域に住んでいても歩いたことがないという方が実際には多い。私の場合、子供の頃だけでなく、議員になってもこのあたりは歩いている。実は昔とあまり変わっていない地域である。

砥堀小出身の和辻哲郎博士の生家(仁豊野)や穴子八幡神社等の地域の名所をめぐる。ゴール地点では婦人会の皆さんによる豚汁、おにぎりの支給も。美味。

その後、一旦自宅。すぐに徒歩で市川河川敷にある保城グラウンド。顧問を務める少年野球チームの親子大会の様子を見守る。終了後、バーベキュー。監督、コーチ陣と懇談。今年のチームは県大会に進出するなど強い。


増位ベアーズ対OB戦

  (未定稿)姫路の医療の実情調査 県立姫路循環器病センターへ!!
11/04 (火)

acchi.gif 事務所で作業。昼食は夕飯の残りの鍋にうどんを入れて食べる。その後、来訪のYさんから農業振興、お年寄りが元気に働ける職場等について提言を受ける。

その後、北条の中播磨県民局。県会健康福祉常任委員会の管内調査に地元議員として陪席。管内事務概要の説明の後、質疑応答。

姫路の救急医療のあり方については、Z部長から姫路市救急医療のあり方検討会の内容等が説明され、先月末に取りまとめ案の骨子が提示されたので、次回の11月18日には案ができあがること。その案をパブリックコメントにかけ、来年1〜2月には正式な案が出る予定であること。現在、県からも2名が検討会に参加しているが、意見が一致していることは、一次救急である姫路の休日夜間急病センターが県下一の受け入れ件数となっており、医師の高齢化への対応や執務料の見直しが必要となっていること、現在21時から翌朝7時までの対応となっているが、早朝の件数が少ないことから、時間の短縮を検討しているという。

二次救急については、後送輪番制に入る病院が減少してきたことから、市の委託料の見直しや西播磨との連携が検討されている。中播磨地区をモデル事業として補正予算で予算措置された「管制塔機能」病院については、市と医師会で調整中であり、どこの病院かは言えないが、明るい希望は持てるのかなと思っているという。

三次救急については、県立姫路循環器病センターが循環器系に特化していることから、地域救命救急センターの設置の検討。現在、三次を補っている3つほどの病院の中で立候補があれば、国との調整を県として行いたい。ただ、新たな治療設備を含む施設が必要になってくるため、若干調整に時間がかかるので、管制塔機能病院の導入で当面補えればなあと思っているとのこと。

そのほか、後期高齢者医療、DV、児童虐待、病児保育、認知症対策など続々と質問が出るが、把握していないという答弁も多く出るなど議員と当局の質疑応答が噛み合っていないものも多い。中播磨県民局は保健所設置政令市である姫路市を管内にもち、保健所が管轄する事務等が市の事務となっているからである。神崎郡3町粋部分だけを所管することも多いのだが、議員によっては、自分の地元と同じ感覚で考えてしまうことがある。どちらがどうとはいえないが、私たち姫路市選出県議の仕事もその分少ないということなのである。政令市選出県議のあり方については時に議論になるが、力ある人が取り組まなければならない課題だろう。

終了後、西庄の姫路循環器病センターへ移動。


県立姫路循環器病センター



S院長はじめ病院各部門の責任者の皆さんから実情を聞く


S院長から病院概要の説明などの後、質疑応答。平成19年の脳外科の手術件数が前年比で200件ほど減少しているが、麻酔医不足が原因という。麻酔科の常勤医は1人で、あと2人の方は非常勤で大学からきてもらっているそうだ。この麻酔科の医師数では心臓・循環器系を優先せざるをえず、脳卒中など脳外科の急な手術に対応できないためという。フリー麻酔科医となると常勤医の5倍ほどの年収を稼ぐ人もいるようだ。制度を改めず、市場原理をそのままにしているのだから、常勤医を辞めフリーになる人が増えても当然だろう。政治の無策といってもいい。

数ヶ月前に現場で働いている多くの方の生の厳しい声を聞いた。今日も働いておられ声を掛けてもらった。医師不足。厚生行政は地方の問題ではなく、国の問題である。また先日、医師不足に起因する問題が医師が比較的集中しているとされる東京で起こったが、今後、財政豊かな東京都が本気になって好条件の医師確保策をとりはじめたら、少々の対策を地方の道府県がとっても、今以上に医師が都市部に集中し、更に事態は深刻化するだろう。市場原理に任せればそういうことになる。刑事事件にでもならない限り施策の結果責任を問われないこの国の行政の悪いところが出ている。政権交代がないことも責任を問われない一因だろう。その後、院内の救急外来、最新鋭のCT、MRI施設等を見る。

終了後、すっかり日も暮れた病院前で健康福祉常任委員の皆さんを見送り、手柄のM代議士事務所。ポスター掲示についてT秘書と打ち合わせ。その後、事務所。4人で四方山話。誰かの風邪がうつったようで、鼻が炎症をおこしている…。明日から出張なのだが…。

  (未定稿)管外調査−千葉県警成田国際空港警備隊本部を訪問!!
11/05 (水)

box.gif Rに送ってもらい姫路駅前の神姫バスターミナルへ。実は11月に入っても半袖のYシャツを着ていたのだが、週末あたりから急に冷えてきた。今日は今年一番の冷え込みだろう、寒い。6時発の大阪国際空港行きリムジンバスに乗車。たまっていた新聞に目を通しているとすぐに空港に到着。今日から警察常任委員会の管外調査である。衆院選挙が11月30日に実施されることになっていたら中止になっていたと思うが…。

伊丹から成田へ。機内の新聞を見ると、大阪府の橋下知事が今乗っている「伊丹〜成田便」を不要な便とこき下ろしている。機内はジャンボで満席。客の利便性を無視して、関西国際空港に誘導しようとしても難しいと思うのだが…。

空港到着後、バスで千葉県警察成田国際空港警察署。K署長らから事務概要の説明など。


K署長はパワーポイントを使って説明


成田国際空港の供用区域を所管。伊丹空港の約3倍という。空港の年間利用者3538万人(1日10万人弱)。成田は昭和41年7月4日に三里塚に建設することが閣議決定され、現在まで空港建設反対運動、テロ・ゲリラ事件などがおこっている。現在でもセクト等による反対運動は続いており、直近でも平成20年3月1日に飛翔弾発射(迫撃砲)ゲリラがあったという。このほか署では覚醒剤等の密輸対策、国際捜査、出入国管理、国際テロ対策等の取り組みについて説明を受ける。空港警備費は昨年度決算で県費110億円。107億は国庫補助で2億円は県単独費用という(残りは端数)。

その後、ランプコントロール(空港管制塔)へ。Uさんに管制現場を案内していただく。成田は2つの滑走路があるが、国内外の航空会社の乗り入れのニーズが高く、フル回転状態。今後の滑走路延長により、離発着回数が少し増加するものの依然乗り入れニーズをこなしきれない程だという。


ランプコントロール室内。ひっきりなしに飛行機に指示を出しています


その後、再び警察署に戻り、空港開港までの経緯をまとめたビデオを見る。特に極左過激派と最前線で対峙してきたことへの取り組みが中心。成田空港問題というと、関西にいると過去の話のように思うが、そうではないようだ。


滑走路のすぐ近くにフェンスで囲まれた一角(写真中央上)。民有地に鉄塔が立てられ成田闘争がまだ続いていることを示している


その後、空港に戻り、ターミナルビル内のそじ坊。そばならぬ幕の内弁当!。ということでマクドナルドにも。その後、カードラウンジで作業。その後、出国手荷物検査場を皮切りに、預託荷物検査、入管、税関等をルートを通って見る。


機内持ち込み手荷物検査の状況



荷物として預けたスーツケースなどが検査されるアメリカ製の爆発物検査機。1台2億円という


その後、検査でひっかかった荷物が運ばれる部署へ。爆発物である可能性を更に画像で詳しく見て、それでも不明の時は、ふきとり式検査にかけるという。


検査員の現場責任者からふきとり式爆発物検査装置説明を受ける



万一、爆発物ということがわかった場合は、このシェルターに入れ、爆発物処理班に渡されるという。イスラエル製で1基1200万円。現在のところ開港以来こうした爆発物が見つかったことはないそうである。


終了後、千葉県警の成田国際空港警備隊本部を訪問。歓迎を受ける。


成田国際空港警備隊第五空港機動隊の兵庫県警特別出向隊員による歓迎



O警備隊長ほか幹部の挨拶や警備隊の概況説明を受ける


昭和53年の管制塔乱入事件を契機に政府部内に空港を守る専門部隊の設置構想が生まれ、同年設置された。発隊当初は587人だったという。その後、兵庫県警特別出向隊員37名と面談。代表者から歓迎の挨拶があった。警備隊は全1500名で750人が46都道府県からの出向者。その中でも兵庫県警が最多という。2年の期限で毎年半数が交替する。

その後、警備隊の警備犬施設へ。千葉県警と警視庁にしかいないという爆薬探知犬の訓練風景を見る。


シェパードの雄14頭。臭覚力は人間の約5000倍。臭いに敏感な犬種は他にもいるようだが、訓練する人間との関係でシェパードなのだという説明。訓練隊員が交代しても2ヶ月ほどで新しい隊員の言うことを聞くようになるという。



高くて細い板の上を歩く訓練。犬が苦手とする場所という



不幸にして在職中に死んだ犬のための慰霊碑。心臓発作による突然死などがあったという。合掌。

  (未定稿)管外調査2日目−「自動車安全運転センター」安全運転中央研修所へ!
11/06 (木)

kocchi.gif 警察常任委員会の管外調査2日目。ホテルを出て、茨城県ひたちなか市にある国家公安委員会の認可法人「自動車安全運転センター」安全運転中央研修所へ。


運転訓練用の警察車両



まず研修所長から事業概要の説明。パワーポイントが使われる。


法人自体は昭和53年に特殊法人として設立。当研修施設は平成3年につくられたという。警察・消防等の特殊車両のほか、安全運転管理者、運転免許講習指導員、自動車教習所教官等の研修をする施設である。1日平均約200人の研修を実施。これまで延べ98万人の研修を実施してきたという。特殊法人改革の際に、通常の認可法人に移行し、現在は民間的手法や独自の営業で研修生確保施策を進めているという。

 
白バイ研修の様子


 
トラックの危険運転講習


 
実際に私たちも警察車両の後部座席に乗って危険走行の体験をすることに。車両は日産スカイライン。



水をはったセラミックタイルの上(凍った道路と同じような摩擦係数)で急アクセルを踏んだり、ブレーキを踏んだり、ABSの体験をしたり。プロの教官の運転で人生発のスピン体験となった。


すると「実際に運転してみる人はいますか」との研修部長の言葉。正直運転は苦手なのだが私が運転させてもらうことに…。


隣の教官の指示に従い警察車両を使っての危険回避運転を実践。スカイラインはこうした訓練に向いている車両ということである



現実に犯人を追いかけて緊急走行をする警察官にとっては不可欠の訓練だと感じた


終了後、研修施設へ。質疑応答など。私も教習所関係で質問など。その後、水戸駅。駅ビル内のスターバックスで作業。その後、仙台へ。列車事故のため遅れる。

アメリカ大統領選で民主党のオバマ候補が勝利との報道。マケイン候補云々というよりブッシュ大統領の政治が失敗だったということをアメリカ国民が認めたということだと思う。政権交代とはそういうもの。しかし、黒人と白人の夫婦から生まれた子供は黒人なのだという報道も。よく考えると変だがアメリカではそういうものなのだろう…。

  (未定稿)宮城県議会・宮城県警、海保第二管区巡視船くりこまを訪問!!
11/07 (金)

acchi.gif ホテルを出てバスで仙台市中心部にある宮城県議会へ。杜の都と呼ばれる仙台だが、今年は紅葉も見られない。落ち葉もない。温暖化なのだろうか、地元の人によると例年なら落ち葉拾いの時期だという。


立派な建物の宮城県議会棟。築20年と聞いて驚く


「飲酒運転根絶に関する条例」についての調査。気仙沼市選出の内海太県議(改革みやぎ)の挨拶、条例概要の説明。議員が説明するということは珍しいが議員提出条例であるからである。宮城県議会では、これまで「飲酒運転根絶に関する条例」まで20の条例を議員提案で制定しているという。

説明によると、平成17年5月に飲酒運転による高校生20数名の死傷事故があり、これを契機に、飲酒運転撲滅の動きにつながった。県議会では飲酒運転を撲滅する決議ほ実施した。しかし、飲酒運転の事故がまた起こった。そこで、平成18年7月に交通安全条例調査検討特別委員会を設置し、条例化に向けて動くことになった。事故遺族被害者や学校長から参考人として意見聴取し、条例の必要性を改めて実感した。また、本県以外でも福岡県の3人の幼い子供が亡くなる事故もあったが、上位法である道路交通法との関係で罰則を定めることが難しいとして罰則は断念したものの、翌19年9月に条例案を提出した。翌10月に全会一致で可決。20年1月1日条例を施行した。


条例提出者で民主党会派の内海太県議、県警、議会関係者ら


条例では、飲酒運転の根絶のための県民の責務を定め、事業者等の責務として酒気帯び運転をさせないことを定め、また飲食店営業者等について、飲酒運転する恐れがある人に酒類の提供を禁じ、酒気を帯びた人が運転しようとするときは防止のための必要な措置を講じることとした。

次に宮城県警本部交通企画課のI課長補佐から、条例に基づく県警の取り組みについて説明。重点地区4地区を定め、49人の推進員を委嘱している。広報・啓発活動などを実施してもらっている。また、各警察署ごとに運転代行業者を交通安全産業として交通事業者と位置づけ、組織化してもらい、飲食店との連携を強めてもらっている。研修も全員に受けてもらった。また、市町村長に対して、飲酒運転で検挙された人数の情報を提供し、各自治体でも啓発をしてもらうこととした(事業者等にも情報提供)。飲酒事故ワーストの自治体で町民大会が行われるなど効果が期待される。19年には飲酒運転にかかる交通事故は4分の1に、うち死亡事故は7分の1に減少した。今年は前年比で微増となっているが、この取り組みを引き続き進めていきたい。

その後、質疑応答。運転代行の組織化等について質問が出た。個人経営とかアルバイトが多いが、なんとか組織化につなげたこと。また、無人駐車場の料金投入口やバー等にに「飲酒運転は犯罪です」という目立つステッカーをはるなど最後まで飲酒運転をやめさせる取り組みを行っているという。

終了後、海上保安庁第二管区海上保安本部のある塩釜市へ。塩釜港に停泊中のPL型巡視船くりこまを訪問。宮城県警と第二管区の合同捜査(協定方式)により、暴力団が絡んだ密漁事件を摘発するなど捜査協力等について調査するため。


全長90メートルの巡視船くりこま


くりこまに乗り込み、会議ができる船室へ。神戸の第五管区に勤務経験があるということで梅田第二管区海上保安本部長自ら業務内容等の説明をして頂く。


梅田第二管区海上保安本部長、住田くりこま船長ら


第二管区は昭和23年の海上保安庁創設と同時に発足。職員800人で東北6県、総延長2900kmの海岸線、沖合いを所管している。海上の治安(外国船監視、密入国、暴力団が絡んだ密漁、テロ行為の防止)、海難救助(救助活動、洋上救急)、災害対策(宮城県沖等の地震・津波対策)、海上交通安全などの業務を実施している。簡単に言えば、陸上の警察・消防をあわせたような業務という。

平成13年の北朝鮮工作船事件に関する資料もいただく。北朝鮮からの覚醒剤の密輸を任務とする工作船と認定されているが、海保巡視船の被弾状況の写真を見るとよく人的被害がなかったと思う。

また、海難事故は全国で年間2600件ほどあり、うち200が管内でうち半分が漁船。海難事故の特徴は死亡率が高いということ。ライフジャケットの着用が効果があるが、漁師はの方はなかなか着用してくれないようで、女性家族を中心に呼びかける着用運動を実施しているという。

その後、船内を見学。


操舵室。住田船長によると瀬戸内海と違って東北の操舵はそんなに難しくないという。



潜水士室



通常使うことはない威嚇射撃のための35ミリ砲


その後、質疑応答など。近年「海猿」という映画やドラマがあり、入庁希望者が多かったのだが、一昨年から減っているということで、入庁希望者を募っておられた。組織は人であると言われていた。

その後、仙台空港から空路伊丹へ。今回の調査も移動中は全く寝なかった。移動中は時間があるので当日記の更新はばほぼリアルタイムである。リアルタイムだと嬉しくなる。

神姫バスで姫路。姫路の人間にとって伊丹空港は関空や神戸空港より便利である。その後、移転セール中のフォーラス無印良品、新興書房で買物。その後、小溝筋のふく鳥で夕食懇談。この店はいつも込んでいる。そういえば父もよく行っていた。

  (未定稿)お世話になった2人が同じ日に結婚!!
11/08 (土)

puri2.gif 県庁。控室。その後、神戸高速の花隈から特急で阪急夙川。徒歩でカトリック夙川教会。早大鵬志会の後輩Tくんの結婚式に参列。Tくんは緊張しているかと思ったら、堂々としていて男らしい。カッコいい。夙川教会で結婚式を挙げるには何回も2人で通って講義を受ける必要もあるそうだ。

その後、披露宴は神戸御影の蘇州園。新郎の挨拶では、今日はちょっと風変わりで参列者の方に楽しんでもらうというコンセプトという。料理長が出てきて料理の説明をされたので驚く。


こだわりの苺をふんだんに使ったケーキに入刀するTくんとSさん



東京・埼玉・神奈川から駆けつけた鵬志会の後輩Aくん、Wくん、Tくん。近況をきくとそれぞれ経営、管理職、上場企業中堅職員として大活躍。学生時代と変わらない路線というか、さすがである。



不肖私が乾杯の発声をさせていただく


実は今日は選挙でウグイス嬢をつとめてくれるなど大変お世話になったHさんも今日東京で結婚式される。Hさんは眉目秀麗、身長もあるのでドレスが似合っていると思う。また写真をみせていただこう。両方とも出席したかったのだが…。

  (未定稿)前空自幕僚長の論文問題に思う!
11/09 (日)

acchi.gif 峰南町の陸上自衛隊姫路駐屯地。創立57周年記念式典に来賓出席。訓練装備展示の途中で退席。野里のクレリ。葬儀に参列。合掌。

その後、駐屯地の祝賀会に戻る。来賓挨拶の中で姫路は数ある駐屯地の中でも地域と自衛隊の関係が良好なところという話があった。阪神大震災の災害出動、毎年年末の姫路城の石垣清掃、旧軍の師団設置場所という様々な理由があるのだと思う。

また時節柄、懇談の中では、航空自衛隊の田母神前幕僚長の論文問題も出る。意見は個々により違うし、様々である。

しかし、幕僚長の立場で「村山談話」を否定する意見を対外的に表明するなら、辞職してから言うのが当然だろう。「村山談話」は自民党・社会党の村山連立内閣という究極の野合政権が出したものであり、社会党の立場を色濃く出したものとされているが、国内のみならず、対外的にも表明されたもので、現在も下記の外務省のHPでは、英語・中国語・韓国語に訳され、諸外国からもアクセスされている。

当時の自民党総裁で副総理だった河野洋平衆院議長が次期衆院選で引退するそうなので、かかわった証人もいなくなるが、村山に続く内閣もその立場を踏襲し、談話を否定していない。その立場が間違っているとして変えようと思うなら、政治家として選挙で当選し、しかるべき立場に立ってこの談話と異なる立場を表明するのがこの国の民主主義であろう。

先の戦争の反省に立って憲法で保障された「表現の自由」ではあるが、国権の最高機関である国会が選んだ内閣総理大臣の指揮命令を受ける立場のものが、その内閣の方針を否定するような発言をすることが自由ではないということは簡単なことである。

「村山談話」(外務省HP)

問題となったこの田母神氏の論文だが、問題になった日に私も懸賞論文の受賞作品が掲載されていたアパグループのホームページで全て読んだ。すぐ読めたが、率直に言って、まず第一にこれで300万円の賞金をもらうのかと思った。同様の主張は月刊誌『正論』や『諸君』でも見ることもあるが、230もの応募があって、身分を伏せて厳正に審査したということであるが、この内容(下記リンク参照/A4・9枚)で最優秀で300万円…。

アパグループ『真の近現代史観』懸賞論文

論文は『真の近現代史観』という課題で募集されたようだが、「我が国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者なのである」という記載も。自虐史観は聞くが、自らを被害者として哀れむというのはどうなのか。自哀史観なんて聞いたことがない。これが自衛隊の中でも最高幹部のタカ派とされる方の意見とは驚く。

この論文では「我が国」といっているが、戦争を主導したのは旧軍であり、旧軍が勝てるといって始めたものではないのか。日中戦争に引きずり込んだのは蒋介石の戦略であって、旧軍はその蒋介石の戦略にはまり、結果として敗れた被害者というのであろうか。私の祖父母の兄弟も先の戦争で男4人が亡くなっている。生きていれば…と昔よく祖母や母から聞いたものである。私は国のために死んでいった戦没者を大切にすることは当然だと思っている。しかし、それとは別に、結果として戦争に負けた軍人や特に指導者を被害者とする発想が軍人の指導者から出たらどうしたらいいのか。負けた責任は一体誰がとるのか。

欧米列強の植民地政策についても記載があるが、結果として戦争に勝利した側が論理的にも正当化され、逆に負けた方が否定されるのは昔も今も同じ。現代でも論理の変更はない。その後の真珠湾攻撃で開始したアメリカとの戦いを含めて、国力の差、兵站の拡大をはじめ多くの戦略・戦術の誤りによって敗北したとされているのに、その戦略で敗北した国を被害者とする考えが「真の近現代史」なのか。

私も昔から自虐史観には問題があると思ってきた。自分の国に誇りをもてない国が世界の中でいい国になるとは思えない。しかし、負けて被害者という今回のような近現代史観には与しない。昨年の安倍氏の総理突然投げ出し・入院・国会議員続投に思ったことを当日記で何度か触れた。保守の中でもタカ派とか言われた同氏だが、責任の取り方はタカ派らしからぬ情けないものであった。総理辞任から数ヶ月でテレビ出演してはずかしげもなく外国の姿勢を批判したり、国会で野党にヤジを飛ばしたりとタカ派自体のイメージを復帰後も傷つけた。日本語には「潔(いさぎよ)し」という言葉がある。辞書では日本の道徳の美意識をあらわす代表的な言葉とあった。結果責任をとるのが日本の良き伝統だったはず。結果責任をとらない政治だが世の中をおかしくしているのだろうか。

田母神氏のその後の記者会見などをみていると、これまでずっと我慢してきたことがようやく言えたという感じである。懲戒手続きなどの身の処し方をみていても、内局といわれる霞ヶ関採用の背広組はもちろんのこと、ハマコーの息子である新人防衛大臣を軽く見て相手にしていないということもはっきりわかる。大臣がなめられているのは守屋防衛次官問題の時と全く同じで政治家の力がないということで情けない限りだが、今回の問題は文民統制について不安を感じざるをえない。この国の政治は抜本的に変えなければならない。

その後、一旦帰宅。その後、私の同級生の店モアイで長年修行していたOくんが独立開業したので、お祝いを兼ねて岡山は日生へ。日生駅近くにある癒肴家(IZAKAYA)かかしを訪問。連絡せずに行ったので驚いていた。しばらくすると地元の方で満席に。料理の専門学校を出て、自分の店を持つのが夢だったというOくん。頑張ってほしい。最後のあんかけチャーハンが相変わらず美味。


癒肴家(IZAKAYA)かかし
岡山県備前市日生町日生241-111
電話(0869)72-9020

  (未定稿)課題が多い関西広域連合への道のり!
11/10 (月)

kocchi.gif 定例の朝の街頭演説。M代議士、I市議、O秘書、Oさん。久方振りに畏兄Yさんもビラ配りに参加して下さる。

終了後、新快速で神戸の 県庁。議会控室で作業。その後、2009年度の予算編成についてI知事ら幹部に申し入れ。その後、昼食は万年青の弁当。量が多いが残さず食べる。

その後、会派の議員団総会。関西広域連合についての当局説明。N政策室長ほか。参加見込みの県、政令市の参加、関西の定義等について確認質問。短期的には奈良県が参加されるかどうかがポイントだろう。会派内には関西広域連合について慎重な意見が多い。県民関心薄、屋上屋・国との二重行政解消難、・4層制、議会設置・事務局・負担金等のコスト、将来像、同床異夢などである。当局としては12月議会への広域連合規約(議案)提出を考えているのかも知れないが、会派執行部からは厳しい意見が出ていた。私としても、広域連合はいいが、道州制にならないなら行革に逆行しかねないことも確か。難しい問題である。

その後、民主党兵庫県連。財政委員会。県連大会議案について議論の末、確認。その後、正副委員長、担当役員、Mさんと懇談。民主党県連に「衆院選で民主党に入れようと思っていたが、定額給付金に反対するので投票しない」という一般のお年寄りの方からの電話があったという。その理由を詳しく聞いてみると、「民主党に投票すれば給付金がもらえなくなると聞いた」のだという。とんだデマであるが、振り込め詐欺が大流行する我が国である。政治教育の取り組みも本当に考えないといけない…。

  (未定稿)県都計審、駅ビルの形状変更関連議案を賛成多数で議決!
11/11 (火)

kocchi.gif 事務所にH市議来訪。中播磨県民局の姫路農林水産振興事務所への陳情に同行。

その後、森重。うなぎを食べつつ懇談。美味。その後、電車で神戸元町。兵庫県農業共済会館。兵庫県都市計画審議会に出席。姫路駅ホームからの姫路城眺望確保などを目的とした姫路駅ビルの移転先用地の形状変更にかかる議案が提出される。

質疑の後、反対される委員があったため、決をとり、賛成多数で議決。反対の理由は駅ビルが必要かどうかも含め検討されたいということ…。

他の選挙区選出の委員から「まだこんな話が決っていなかったのか」というヒソヒソ話も聞こえてきた。確か毎日新聞が一番先に今回の形状変更を記事にしたと記憶している。あれを書いた記者はその後2回異動した。県に来るまでに時間がかかるということだろう。

姫路駅前整備については、駅ビル、デッキ、サンクンガーデンなど未だに多くの住民意見の表明がある。先日も姫路商工会議所案が新聞に掲載されていた。駅前の整備完了年度は26年度という答弁もあったが、駅ビルの全容だけでなく、全体の計画も不透明で、決断までの道筋もあまり見えてこない。様々な関係者の声も聞こえている。正直心配している。

兵庫県都市計画審議会資料(姫路駅関係分抜粋・関係図添付1.4Mバイト)
新姫路駅ビルの位置は資料末図の黄色・赤斜線で示した部分となります。

終了後、県庁。議会控室で作業。その後、姫路へ戻る。北条の県立姫路労働会館。連合姫路地協の定期総会。M、Y代議士、T、M参議院議員、I市長、U県議など政治関係の来賓の出席も。同時刻に神戸国際会館においてI知事の後援会「新生兵庫」の講演会が行われているのだが、今日の知事の関東における地震に関する発言がメディアで大きく報道されようとは…。

  (未定稿)政治アナリスト伊藤惇夫さん来姫!!
11/12 (水)

kocchi.gif 事務所で作業。その後、安田の姫路市役所。広報課を訪問。データを頂く。感謝。

その後、姫路キャッスルH。播磨政経懇話会。講師は政治アナリストの伊藤惇夫さん。実は新民主党結成時の事務局長であり、私の上司だった。20年の自民党本部職員勤務ののち、宮沢政権の政治改革頓挫を契機として羽田元総理に従って自民党を退職。その後も羽田さんとほぼ同じ道を歩んだ。その後、民政党事務局長から新民主党発足時に民主党事務局長となり、退職して現在は政治アナリストとしてテレビ等でコメントしている。

講師控室を訪問し、ご挨拶。講演の中でも私のことを元同僚として少し触れて頂いた。実はこの人が私を推薦してくれなかったらアメリカに派遣されていなかった。当時も今も自分は選挙で選ばれる議員に向いていないと思っているが、アメリカに行っていなければ恐らく立候補することもなかったと思う。そう思うと感慨深い。どちらがよかったのかは今はわからないが…。


政治アナリストの伊藤惇夫さん


20年の自民党本部職員の経験から現在の自民党が劣化していること、つまり、選挙の看板探しや勝ち馬に乗るための3代続いた総裁選の雪崩現象や派閥の機能低下、小泉総理のあとの3代の総理が世襲であり、昔の三角大福中のような創業政治家がいない現状を分析。党内に活力のなさを感じるとし、安部・福田という準備や経験なく総理になった人は別としても、麻生総理が何度となく総裁選に出馬し、総理になる準備をしてきたのにもかかわらずぶれて給付金問題などで迷走している理由を自民党内でもリーダー養成システムがなくなってきたからではないのかと指摘。アメリカ大統領選挙やイギリス、フランスの制度をみるまでもなく、トップにつくための教育・競争システムを考えないと日本はだめになる、と。

一方の民主党は確かに成長している。しかし、体は大きくなっているが、心がついていっていない。思春期のような状態である。また小沢代表の癖がでる。1989年に自民党幹事長になった時は半径1メートルには近づけないようなオーラがあった。あれ以降、肝心な時、もう少しで政権がとれるという時に失敗している。竹下派継承時、細川連立政権時、羽田内閣総辞職時、海部擁立時、小渕内閣の自自連立時、民自大連立騒動…。この話を雑誌でしたので嫌われている(笑)。現在の党内は体育会系とサークルにわかれている。昔はサークルの乗りだったが、小沢代表周辺は体育会系である。いずれにしろ次が小沢さんの最後の勝負だろう。

解散について。これまで総理は2つの嘘をついてもいいと言われてきた。公定歩合と解散である。解散をすると月刊誌に書いておきながら解散は先送りするという麻生総理。解散をしないと言ってした政治家は吉田、中曽根など多数いたが、するといってしなかった政治家は初めて。自民党内からは、解散できない麻生総理にかわって、もう一度総裁選をすればいいという声が複数の人からでていた。さすがにそんなことになれば自民党は終わりだと思うし、現実にはありえないが、そんな声が出るほど支持率があがっていない。

12月28日投票説が一部にあり、低投票率で与党に有利というサプライズ年内解散の道もないわけではないが、1月の通常国会になっても解散しないとれば民主党は徹底抗戦するだろう。創価学会に配慮して6月の都議選の3ヶ月前までに衆院選を終わらせるとすると、通常国会のはじめから春にかけて選挙をやるしかないのではないか。

任期満了はありえない。追い込まれ続けての選挙になるからである。都議選は関係ないということはない。創価学会票なしで当選できない自民党候補が多い。創価学会の意向は無視できない。公明党は衆議院議員をなくすことはあっても都議や参議院議員をなくすことはない。公明党にとって都議は結党の原点であり、創価学会の旧認可団体は都であり、それほど大切である。自民党は公明党の言うことを聞かざるを得ないのである…。

とここまで聞いて、時間の関係で途中退席。その後、車で赤穂署。県会警察常任委員会の西播磨管内の調査である。先週から警察署回りが続いている…。


赤穂警察署


署長室で赤穂署、相生署、たつの署の3署長と懇談。今回の調査は県警ナンバー2の総務部長も同行予定なのだが、実は近年では極めて異例のこと。なぜ来るのだろうという話も出ていた。言えないのだが、来られる側は…。

その後、委員到着により警察常任委員会の調査。3署長から署状概況の後、質疑応答。相生ペーロン祭りの雑踏警備、暴走族対策、国道2号線の速度超過対策、振り込め詐欺の犯人検挙の問題点など。新宮児童殺人未遂事件は県警捜査一課と合同で13名体制で引き続き捜査中。相生署管内では万引き(窃盗犯)で検挙した59人のうち39人が60歳以上と高齢者の犯行が増加しているという。ちなみに少年は5人。若者のモラル低下が言われているが、若者だけではない…。

終了後、姫路市市之郷に建設中の新姫路警察署。工事現場を視察。


工事中の新姫路警察署


真柄建設の民事再生法申請により工事が2ヶ月ほど中断したが、現在同じJVで工事が再開されている。やはり工期は2か月ほど遅れる見込み。署内には県内初の射撃訓練場が設けられる。他方、整備予定だった運転免許センターの建設は財政難のため凍結されている。

移転新築事業の概要、デザインなど

  (未定稿)姫路署〜高速道路交通警察隊などの調査へ!!
11/13 (木)

akubi.gif 県会警察常任委員会の西播磨・中播磨管内調査2日目。Rの運転で姫路警察署。姫路署・飾磨署・網干署の3署合同の調査。


姫路署と姫路警察、飾磨警察、網干警察の3署長ら


3署長から署状概況の後、質疑応答。姫路ゆかたまつりの雑踏警備・徒歩暴走族問題、IPSアルファテクロノジ進出に伴う対応、暴力団取締対策、不起訴(嫌疑不十分)案件、大麻取締法違反増の理由などについて。

現姫路警察署庁舎は500人ほどの勤務場所としては本当に狭く、廊下や階段の踊り場まで所狭しとロッカーが並んでいる。少し時間より早く行ったのだが、男性の場合は廊下で着替えている…。


階段踊り場にまでロッカーが…。新庁舎でこうした課題が改善されるだろう。


旧庁舎で最後に行われる警察常任委員会の調査ということで屋上へ。


姫路警察屋上から姫路城を見る。


姫路署副署長の経験もあるO総務部長によると移転を決める前には現位置での建て替えを何度となく検討したという。高さ規制や埋蔵物調査の関係から移転新築を選択したそうだ。

その後、国道312号線を北上。福崎警察署へ。


福崎警察署


署状概況の後、質疑応答。署長から行方不明老人等の捜索のための警察犬の西播磨地区への配備要望も。終了後、福崎町のもちむぎの館。第三セクターの成功例。


もちむぎ麺


その後、神戸市垂水区にある県警高速道路交通警察隊。若い警察官から人気が高い職場という。隊長から事務概要の聴取。


高速道路交通警察隊長ほか幹部


部隊の装備調査も。


平成7年に導入されたサインカー。1台1500万円。



通常の交通パトカー19台。他にはレーダーパトカー14台も



覆面パトカーの装備もチェック。特殊車両のためエンジンの載せ換えなどもして廃車になるまで使うという。80万kmを超える走行距離の車も。


また、同じ建物内にある本州四国連絡高速道路鰍フ管制室へ。H管制室長から本州四国連絡道の管制について説明を受ける。各ポイントでの平均時速の状況も把握されている。


本州四国連絡高速道路の管制室


その後、兵庫警察署へ。


兵庫警察署


中国産ウナギの偽装事件にかかる兵庫・徳島県警の合同捜査本部も設置されている。ここでは兵庫署・長田署・須磨署の3署合同調査。3署長から署状概況の後、質疑応答。

終了後、県議会へ。到着後、解散。 移動のバスの席が総務部長の隣りであったため、移動中もいろいろ勉強させていただいた。

その後、控室で居残り作業。少し疲れた。終了後、県庁前から神戸市営地下鉄で板宿。山陽電車直通特急に乗り換えて山陽姫路。新快速は座れないが、この電車は座れるのである。ただし姫路駅までの時間は20分ほど余計にかかった。

  (未定稿)政治家は失言時にその危機管理能力が問われる?!
11/14 (金)

acchi.gif 手柄のM代議士事務所。ポスター掲示等の打ち合わせ、陳情対応など。

その後、豊沢町のたいちで昼食。美味。同級生の弟Tくんほかお母さんと四方山話。ここ数日、I知事のチャンス発言に対する反響多し。行革時にはほとんどなかった一般の方からの反応である。普段、県政が話題になることがほとんどないだけに驚く。政治家は失言時にその危機管理能力が問われるとは塩野七生さんがいつぞや新聞に書いていた言葉。まさにその通りである。背景が理解できるだけに学ぶことが多い。


鰆の刺身定食。新鮮な鰆は刺身で食べられるという


その後、諸活動。事務所。その後、播但線、新快速等で元町。県議有志の懇談夕食会。四方山話。今後の運営戦略についても協議決定。

  (未定稿)続発している大麻事件、高校生も検挙…
11/17 (月)

puri2.gif 山陽電車姫路駅前。月曜定例の朝の街頭演説。先日大阪で飲酒後のひき逃げ事件が起こったが、また大阪で同種の事件が起こったようだ。先日、宮城県の飲酒運転撲滅の取り組みをみてきたが、大阪も先進自治体の取り組みを参考にすべきだ。同じ人口あたりの刑法犯発生率が都道府県で日本一という状況もずっと続いている。関西の雄というなら治安や安全安心の取り組みをまず優先すべきではないか。演説時に陳情を受ける。

その後、電車で元町。県庁。警察常任委員会の閉会中調査。少年の健全育成対策について、大学で多発している大麻取締法違反事件について、本県の状況等について質問。今年は9月末までに同法違反で少年8人を検挙しているが、内訳は有職少年が6名、専門学校生が1名、高校生が1名という。本県の場合、大学生はいなかったが、高校生がいたというのには驚いた。最近報道で逮捕・起訴された成人の容疑者などがテレビ映像で流れ、あわせて早稲田・慶応などの大学名も報道されている。関西でも大阪、京都の私大の名前も出ている。

本県にもしこうした事案が発生した場合、大学名等についてはきちんと発表するよう求めておいた。大麻はインターネットによる種の購入、自宅等での栽培がいわれ、乾燥大麻は海外での入手も比較的容易だという。新聞でも「大麻は悪くない」「オランダでは合法」などの開き直りのような大学生のコメントも載っていた。とんでもない話である。答弁では県内大学と県警が連携した啓発の取り組みについても説明されたが、抑止効果としてはそうした行為がどういう処分を受けるかなどの事例をみせることの方が効果が高いと思う。

そのほか少年犯罪・福祉事案の入口となっている出会い系サイトや非合法ネット犯罪の取り組みについて、フィルタリングなどの閲覧者対策ばかりでなく、違法サイト開設者等の検挙を要望。また、先週金曜日に姫路駅前の国道2号線を原付で逆走していた少年がいた問題を取り上げ、他の交通違反とのバランス、警察の信頼の観点からも徹底検挙すべきという話をしておく。

終了後、昼食はふる里の弁当。美味。

その後、議員団総会。関西広域連合の参加問題で議論。各会派代表者会議等でも今後のスケジュールを含め議員側から異論が出たという。あまり報道されていないが、これまで関西広域機構には参加してきたものの、関西広域連合には参加しない意向の県や政令市が多くあることや議会議員同士の議論等が全くないということで、入口から難航しているようだ。参加する意向の自治体であっても個別に目的が違っている。議会同士の話し合いといっても余計に混乱する可能性が高い。まとめるのは容易ではなさそうだ。

そのほか、代表質問の確認やひょうご県議会だよりの編集等の報告など。会議が長引いていたため待ち時間にうとうと。最近移動中も眠らないのだが…。久方振りである。

  (未定稿)青梅市議の先輩が姫路を視察!!
11/18 (火)

kocchi.gif 事務所で作業。その後、手柄のM代議士事務所。党総支部に対する寄附。党総支部は本部からの交付金と党員・サポーターの党費、議員からの寄付金で運営している。その後、隣の灘菊酒造で買物。新酒「冷やおろし」が売り出されたばかり。Mさんからいろいろ伺いつつ買物。午後には手柄小学校の見学もあるらしい。その後、昼食は市役所北すぐの浪花でそば。10割りの夢そばも新メニューで出ていた。


山かけそば。おなかがすいている人は大盛りがお薦め


その後、姫路市役所。早大鵬志会の先輩でK青梅市議が姫路市議会に視察に来られるというので訪問。市行政システム改革室の先進事例を勉強するために会派の同僚議員と来たという。F係長らからの説明や質疑応答後、わかりやすい説明だっと喜んでおられた。姫路の視察受け入れといえば、私が減少傾向を指摘したことがあるが、防災センターのオープンを契機に、議会だけでなく行政関係の視察等も増加しているという。姫路は新幹線があり、他都市からみれば訪問しやすい都市である。来ていただくこと、先進事例として他都市に紹介されるということは素晴らしいことである。

そういえば、他の自治体で、視察料金を徴収したり、宿泊を当地でしてくれるなら視察を受け入れるという条件を示す自治体もある。視察個所として人気の自治体である。様々で面白い。

その後、諸活動。本町のNTT労組。分会長で連合姫路のK事務局長と懇談。その後、総社本町の永井写真館で撮影。夜、急激な気温低下。事務所から駐車場まで歩くだけでも寒い…。

  (未定稿)寒中ポスター張り替え作業!!
11/19 (水)

kocchi.gif 事務所に来客、連絡調整の後、日が暮れるまでポスター張り替え作業。通常M代議士の事務所スタッフが担当しているが、今回は私も第一線に立つことになった。

ポスター掲示をすると、張らせていただいている方といろんな話もできる。また、住民の皆さんが何を考えているかとか、地域で何で困っているかなどいろんなことがわかる。担当地区の中でも私の事務所近辺からスタートさせた。「あんたがやるんか」「寒いな。風邪ひかんときよ」という声や陳情、近況報告など様々な話をする。

今日は断トツで今年一番の寒さ。ここ数年でも一番寒く感じた。もう7、8年だろうか真冬でもコートを着ていないが、今年は無理かも知れない…。

昼食は事務所でお雑煮。餅2つ。

  (未定稿)播但線・姫新線のホーム施設見学会へ!!
11/20 (木)

acchi.gif 車で姫路駅。管内選出県議、S中播磨県民局長、A県土整備部長らとともに播但線・姫新線のホーム施設見学会。既に高架になっている山陽本線と大きな違いはないものの,同一ホームから播但線・姫新線の2線の車両が発着するため、鉤型のホームとなっている。



ホーム見学専用ページ

姫新線・播但線の切り替え作業の方法や資料等については新姫路駅やその周辺はどうなるのか?HPにて後日公開予定。

JR西日本の担当者に、播但線・山陽本線直通電車の導入、イコカカード設備の播但・姫新線沿線の導入の要望が利用客からあることを無理を承知で聞いてみる。その通りだった。前者はダイヤリスクと客数、後者はコスト問題である。また、図面上では残っている新幹線の通過専用線の増設についても確認。既に必要性がなくなっており、将来的にもはないということだった。

終了後、姫路市議会姫路駅周辺整備特別委員会の面々と遭遇。山陽百貨店で昨日から開催中の冬の諸国うまいもの大会。こういう催しは相当好きである。その後、M代議士事務所。その後、陳情対応。その後、下寺町の姫路商工会議所。向かいのガネーシャでカレー。辛さは50。とはいえそんなに辛くない。


ガネーシャのチキンカレー


その後、青年会議所関係の案件で動く。その後、県管理橋梁に関して陳情があった箇所の現地確認。その後、姫路市役所。市民クラブの先輩議員と懇談。議会事務局の皆さんと四方山話。明るい雰囲気である。

その後、昨日に引き続きポスター張り替え作業。昨日に続き寒い。本当に寒い。五時前に日が暮れるが予定箇所終わらず。背の届かない箇所は脚立などを使いながら遅くまで作業。厚生労働省の次官夫妻の殺人事件の影響からか、インターホンを押しても出てこられない方もいる。恐ろしい時代。早く犯人を逮捕してほしい。

その後、来客対応。自宅にて夕食懇談。

  (未定稿)市政関係者と話す
11/21 (金)

acchi.gif 実家。その後、事務所で作業。K前県議が来訪。懇談。昼食は弁当。

その後、M代議士のT秘書来訪。ポスター掲示。その後、ポスター張り替え作業。その後、播但線で姫路。市営バスで延末。事務所で会議。突然発言を求められ驚く。

その後、姫路駅前に戻り、姫路市議会、市議会OBの皆さんとの懇談会。駅前整備、水族館、動物園、議会定数削減、医療等の姫路の課題が出されていた。心配な話も。その後、元議会事務局の2人と懇談。いろいろ話す。驚くこと多し。

帰宅時、姫路駅のタクシー乗り場で酔っ払いが大声をあげてトラブルになっている。ほどなく警察官が駆けつけたが、騒ぎをやめず大立ち回りを演じている。いい大人がである。二、三人では押えられず多くの警察官で対応。善良な住民の安全・安心を守るための警察力が発揮され、役に立っている。しかし、いい大人のこんな行動に多くの人を割かないといけない現実を見ると情けなくなる。処理にかかる人件費を計算しても原因人に請求できるわけではなく、因果応報のような仕組みもない。ゆかたまつりの混乱では青少年の行動が指摘されるが、青少年だけではない…。

  (未定稿)緊急経済対策先送りの愚!!
11/22 (土)

box.gif 最近、ポスター張りや様々な活動で多くの方と話す機会が多い。最近は兵庫県政の話題もなくなり、国政の話題がほとんど。特に麻生総理についての話が多い。

ばらまきの定額給付金の話題は急にやんだが、多くの失言や漢字が読めないとか…。「医師には社会的常識がかなり欠落している人が多い。うちで何百人扱っているからよく分かる…」。幼稚園のPTAの大会では、「しつけるべきは子どもより母親だと言った幼稚園の園長を尊敬している…」。前者も総理という立場でよく言うなと驚くが、後者も対象者を勘違いしただけのKY発言らしいが、いずれも普段から口にしている本音をそのまましゃべっただけに過ぎない。

総理の日程を見ていると、朝の自宅周辺の散歩にはじまり、昼間の断続的日程や夜の会合のはしごまで相変わらずで、68歳ながら連日元気だなと感心していたが、発言内容はぼろが出てきている。発言ぶりだけが自信満々なのがまた痛いのである…。

漢字が読めない政治家なんてのは今更別に驚く話ではない、大した問題ではないと思っていたら、この問題に対する国民の皆さんの関心はすこぶる高い。原稿の漢字にふりがなをふってあげないといけない政治家がいたのは私でも知っている。ふりがなをふるのは原稿を作る官僚なのだが、簡単な漢字も読めない政治家を官僚がどう思っているかなんて簡単な話である。選挙が軽く見られるのはこうしたことと無縁ではない。

しかし、国民が総理大臣があの程度の漢字が読めないといってこきおろし、溜飲を下げる光景は正直あまりいいものではない。国民が政治家を批判するのは権力批判として健全だと思うが、その内容が寂しすぎるからである。直接であろうが間接であろうが、政治家を選んだのは全て有権者である。結局、政治家にいい人材が集っていないことが原因なのだろうが、人材が集まるような好材料も見当たらない。政界の人材不足、供給機能の低下は目を覆うばかりである。

昨日は、自民党の塩崎恭久元官房長官、渡辺喜美元行革担当相、茂木敏充前行革担当相ら中堅・若手の有志議員グループが河村建夫官房長官と会い、今年度の2次補正予算の今国会への提出を申し入れたという。

麻生総理が「政局より政策」といって衆院選を先送りし、緊急の経済対策をぶち上げたのが10月30日の夜。年末に資金繰り等で倒産がおきる可能性が指摘されているし、おそらくそれをわかっているから緊急経済対策であるはず。なのに補正予算を来年に先送りしたことに若手が反発したのだと思う。

野党と同じ主張だが、あまりに正論だからこそ与党内からもこうした動きになるのである。総理の面目丸つぶれである。30日にぶちあげた定額給付金の支給内容や方法に手間取った挙句、最後は地方に丸投げ。道路特定財源の一般財源化については、地方に移譲するとぶちあげておきながら内容は党内で調整しろとか…。総務大臣経験者なのに交付税や交付金の位置づけをあまり理解していないこともわかってしまった…。

ある雑誌に、麻生総理が迷走発言を続けている理由として、ある省庁の幹部の話として官邸の調整機能のなさを指摘していた。特に官房長官、官房副長官の能力の問題が大きいと。総理の会見時に立ち合っていても、自分もその施策の内容が詳しくわかっていないので、その場で修正のメモを入れることもできないという。事務の官房副長官も厳しいらしい…。こんなことでは官僚機構とて本気で支えると怪我すると思うだろう。内閣人事局の導入も霞ヶ関の抵抗で先送りらしい…。

正直、就任たった2ヵ月であるが、内閣改造ぐらいしか支持率上昇対策はないようだ。今後もきついと思う。しかし、日本の総理がこんなことでいいのか。

野里のK。Yくんのご尊父の通夜式。合掌。

  (未定稿)姫路グルメランドを満喫!!
11/23 (日)

hare.gif 日曜朝のテレビ番組を見る。NHKには小沢代表も登場。給油延長法案を成立させるために国会を大幅延長するにもかかわらず、緊急経済対策としての補正予算は今国会に提出しないという麻生内閣の矛盾点を批判。麻生総理は今国会に提出しない理由を税収減の金額の見込みが立たないなどと言い訳しているが詭弁である。定額給付金の効果がないこと、道路特定財源の一般財源化・地方移譲、内閣人事局等の党内・政府内議論が進まないことからを先送りしたいだけ。詭弁は使うほど支持が下がっていく。

その後、姫路中心部へ。総社では七五三のため着飾った親子連れの姿も。天気もよく行楽日和である。姫路警察署・姫路郵便局あたりは渋滞。イーグレひめじの地下駐車場も満車状態で少し待つ。その後、大手前公園で開催の姫路食博覧(姫路グルメランド)。毎年来ているが、今年は特に人出が多いような気がする。いたるところに行列もでき、播州弁以外の言葉もちらほら。いい取り組みである。


姫路おでん横丁



姫路おでんうどん



姫路・夢前町特産の夢そば


実は、朝食についてはあまり記載しないが、自宅でうどんやそばを茹でて食べることがマイブームとなっている。いつも茹で方で失敗し、ゴムのようなそばを食べたこともある。同じ麺でも茹で方で味が全く違う。プロの茹でた麺はやはり美味である。

そのほか、姫路特産のれんこん入りシュウマイやB級グルメとして最近よく取り上げられている「高砂のにくてん」も初めて食べる。お好み焼きに牛すじ、こんにゃく、じゃがいもが入っている。様々な食べ物を満喫。みゆき通りのはまもとコーヒーで一服後、雪之介を連れて姫路城周辺を散歩。


秋の姫路城もいいですね

  (未定稿)民主党政治スクールの集中講義で一日勉強!!
11/24 (月)

puri.gif 播但線、神戸線で元町。徒歩で県庁南の県民会館。民主党兵庫県連の政治スクール集中講義。衆院選がいつあるかわからないというこで中断していたが、再開。

まず兵庫6区の市村浩一郎衆議院議員による「NPOの今後のあり方とは」。日本新党・新進党の政策スタッフ、阪神淡路大震災にNPO事務局長としてかかわった経験からNPOについて講義。『日本のNPOはなぜ不幸なのか』という自書を上梓されたはかりということで、大変わかりやすく話をされた。

その後、医師で昨年に参院大阪選挙区から出馬、当選された梅村聡参議院議員による「医療政策の現状と課題」と題する講義。梅村議員は昭和50年生まれの33歳。私より若いが早生まれなので同じ学年である。民主党の参院会派では下から5番目の若さという。兵庫県会では私が34歳で最も若い。国会のほうが世代交代が進んでいる。


33歳の梅村さとし参議院議員。データを使った論理的な説明。大変優秀である。話もわかりやすい。


実は梅村議員は民主党大阪府連の政治スクールの出身(一期生)。政治スクールの講師として来た蓮舫参議院議員の講演を聞いて、政治家はすごい、政治家を目指そうと思ったという。大阪の政治スクールは70〜80人の受講生で先日二期生が修了したばかり。大阪は民主党所属議員が少なく、大阪市議会では第4党、大阪府議会では第3党らしい。政治スクールは候補者発掘が目的ということである。以下、講義内容を要約(構成・文責竹内)。

自宅は大阪府池田市にあり、子供の頃から大阪の十三を中心に育った。兵庫県川西市とは数百メートルの位置でもある。2007年夏の参院選に初当選した。1年半前まで勤務医をしており、大阪大学医学部を卒業し、市立病院、阪大付属病院、尼崎市の民間病院に内科医として勤めていた。いま医療崩壊が流行語のようになっているが、私が昨年夏の選挙に出ようとした頃はそんな言葉は医療界の中だけの話だった。入院患者が3ヶ月たったら他の医療機関に移ってほしいと言われるという話がある。医者の立場からはもう少し見てあげようと思っても経営面からは仕方がないということになる。患者の家族からは「見捨てるつもりか」「人でなし」のように言われることもあった。経営のためというか、国の施策として医療機関も儲けて下さいという話である。

勤務した公立病院では、事務局長ら事務スタッフは行政から派遣されていた。会議などで「毎年7億円のお金が市の一般会計から病院に繰り入れている(赤字である)。なんとかしなければならない」とよく言っていた。医師や看護師も集められ、この繰り入れ(赤字)を減らすよう対策を考えさせられるのである。対策の中には空きベッドを埋めようというものもあり、金曜日に入院させてほしいという要請もあった。そうすれば(空きが出やすい)土日も満床となるからである。(他の病院では)土日退院する人を外泊扱いにするようなところもあるそうだ。(外泊扱いになっていると)空きベッドがあるように見えるが、救患を救急隊から打診されても、満床なので受け入れられないとなる。最近、医療機関が「たらい回し」をしているという報道もある。これは医療現場にいたものとしては辛い。急患を断った病院も辛いと思う。私は医師の立場から言うが無念だと思う。

今日は、1.国全体の医療費の話、2.医師不足の話と分けて話をしたい。医療の話をすると誤解が生じる場合がある。国の医療費が少ないという話をするが、逆に無駄があるという批判を聞くこともある。自分も患者の家に往診していたこともあるが、高齢患者の自宅を訪問したときに、風月堂のカンカンが置いてあった。ラムネ菓子のようなものが入っていると思うと、その人は血圧の薬をいっぱい貯めていた。半年分ぐらい貯めているという。多くもらって飲まずに貯めているのである。金額に直すと6、7万円ぐらいか。もっと大きな浅草煎餅のカンカンなら15万円分ぐらい入っている。日本の医療費は薬剤費の占める比率が高い。このように医療にも当然無駄はある。そうしたことを理解した上で話す。


厚生労働省の「国民医療費推計値」(予測)の推移


1994年に2010年の国民医療費を68兆円と予測しておきながら、たった3年後の1997年には推計(予測)が2割も下がっている。80年代には「医療費亡国論」という論文まで出たほどだったが、今この推計はどうなっているのか。2005年には2010年の予測をやめている。実態と乖離しているのは明らかである。




2006年の小泉内閣の骨太の方針だが、毎年2200億円の医療費をはじめとする社会保障費の削減を掲げている。高齢者が増えている現状では、つめに火をともすような努力が必要である。民主党は参議院でこれまで全額自己負担だった(抗肝炎・抗がん剤)インターフェロンに一定の公費負担を導入する法案を提出した。財源は280億円だった。自民党議員から「この財源はどう調達するんだ」と何度となく自民党議員にぎりぎり質問された。私も答弁に立った。埋蔵金の話も出たが、その議員は埋蔵金はそんなにないと言っていた。今回の定額給付金2兆円とはなんだ。その財源は何だ。本当に腹が立つ。



後期高齢者医療制度だが、高齢者の負担は減り、国の負担も減るという舛添大臣の説明だが、そんな話があるわけがない。後期高齢者がリハビリ病院には入院できなくなると思う。確かに法律にはそうしたことは書いていない。しかし、入院患者の帰宅率が70%を割ると入院基本料を850円減少させるとなっている。実は75歳を境に回復して帰宅できる比率は格段に下がる。逆に軽症でも70%が帰宅できないという話もある。入院基本料が850円減るという話は経営にとっては大きなマイナスである。経営者なら高齢者の患者を断るようになるのではないか。

資料のように若年者負担も増える。実はこの資料に出ているのは後期高齢者だけで、前期高齢者は別に4000億円を負担する。これは若年者に直接来るわけではなく、まず健保組合に来る。京樽、西濃運輸などの健保組合が解散に追い込まれたが、更に影響が出るだろう。結局、今回の医療制度改革は公費負担だけが減るのである。テレビを見ていると、若年者負担にもあまり触れずに、後期高齢者だけが負担させられるような報道になっている。国会、地方議会の議員などは報道だけに乗るのではなく、数値や実態をおさえて発言することが大切である。



2008年の高齢者保険料が7年後の2015年には1.5倍に増える。2015年以降について国会で質問しても舛添大臣は答弁しない(画期的な新薬が開発されて、劇的に医療事情が改善される可能性があるなど)ので、民主党が人口推計に基づいて計算したものである。高齢者だけを切り離す医療保険制度というのは世界では初めての取り組み。世界の公衆衛生の学者が注目している。注目はしているが助けてくれない。1.5倍になるということは、制度の維持は困難だろうと思う。10年以内に見直しが必要となるということではないか。



日本の医療費は33兆円。是非この数値は覚えてほしい。実はパチンコ産業が33兆円。外食産業もほぼ同額。実は葬式産業が16兆円である。日本人は見栄をはる国民性だが葬式の倍額の医療費が高いのかということである。



日本の医療費はこと細かく決っている。胃カメラ、採血など全国どこでも同一料金である。ただし、眼科の一部手術やホクロ除去など保険を使わない自由診療の費用は自由である。いま下北半島や北海道の一部など医師がいなくなっているが、全国で一律の料金体系では、患者数が減れば病院の収益も減る。維持できなくなるのは当たり前である。地方交付税削減で地方は既に傷んでいる。余力はない。



医療費は33兆円という話。小泉総理は「国の予算が80兆円。医療費に30兆円も使うのはおかしい」と発言していた。33兆円は窓口で支払うお金や医師への給与、地方の負担を含めたお金で全てが国の予算を分母とする話ではない。医療費の4分の1が国庫負担で8兆1千億円である。国と地方の借金は近年大幅に増えたが、医療費はそんなに増えていない。トリックなのである。



OECD各国のうち、GDPに占める医療費の比率は日本8.0と少ない。イギリスはサッチャー首相時代には現在の日本より少なかった。15年前に医療崩壊が起こった。日本は民間病院が9割だが、イギリスは公立病院が多かった。公立病院の倒産が始まるとドクター、ナースはアメリカやヨーロッパなど海外に働きに行った。その後のブレア首相はGDP比10%を目標にした。民主党も、次期マニフェストで検討している。診療報酬が増えるということになる。一定負担比率の制度の日本は、結局家計支出も増える。



被用者の3割負担も先進国では最も高いが、被用者だけでなく平均でも高くなっている。特に近年始まった差額ベッド、食事自己負担等で、自己負担額ではアメリカを逆転してしまった。これ以上の自己負担増ができるのかということである。



人件費・光熱費・備品・減価償却費など基礎的運営費の負担も診療報酬で賄っている。阪南市立病院の問題も報道されている。全国一律の診療報酬で成り立つのかということである。二階建てにしないといけにいと思う。基礎的運営費は国の一般財源で負担すべきでは(または保険負担も)。診療報酬負担では更なる高齢化社会を迎えるのに限界ではないか。



医療費の経済波及効果は高い。医療も介護も人件費比率が高い。二次波及効果高い。



「社会保障に金をかけると国際競争力下がりGDP落ちる」というサッチャー理論は間違い。国民の金融資産1500兆円の4分の3は65歳以上の人のものと言われる。祖母91歳。(何歳になっても老後に不安という声はよく聞く)。キャッシュレスで高齢者が生活できるという話になれば、この金が市場に流れる。こうした社会に誘導するのが政治の役割では。



中間マージンが発生していることが最大の要因。日本には卸などの中間業者が2000社あるといわれている。ペースメーカーは全て外国製である。厚生労働省が審査するが遅い。5〜10年かかるものもある…。結果として世界基準では2世代遅い商品が流通することになる。世界では使われなくなった旧商品である。昔のラインを復活させるなどコストが高くなるのである。



人口あたり医師数OECD30国中27位。現時点のデータで日本より医師数が少ない韓国、トルコは急ピッチで増加している。



[当直明けの手術参加]当直明け手術しますか?アンケート。「しません」は、たった2%。一睡もしていない医師が手術している。「この人たちに手術をしてほしいんですか?」ということ。一睡もしないということは、ビール大瓶2本飲んだときと同じ注意力という。飲酒運転ならどうなっているか。



1.5人の根拠は、昭和23年に定められた国の医師配置標準が1.5人だっということ。診療科の偏在が言われているが、医師数は変わっていないというより若干増えているという。ところが、外科を見てみると総数でピーク2割減。若い医師も減少している。東京のある私大医学部の眼科の新任医師は60人もいたという。教授が嬉しいといいながら困っていた。診療科の偏在は事実ということがわかる。



医師数を1.5倍まで増やす必要があるかどうかは疑問があるが、1〜2割増は絶対に必要。医師免許をとって専業主婦をしている人が増えている。職業選択は自由であるが、国費を1億円ほど投入した人に医師免許を与えている。女性でも働き方は自由だが、少し手伝ってほしい。臨床研修医制度。医師免許取得者は毎年ほぼ8000人。病院の医師募集数は11500人。需給ギャップが毎年3500人発生している。大阪は日本第二の都市といわれるが、医師の業界では大阪でも地方都市である。

主治医制→交代勤務制でないと勤務待遇は改善されないのでは。3〜5年で医局指示で働いても転勤すると退職金は30〜50万。転勤するデメリットが多い。待遇改善は開業医に転出するの歯止めにはなる。訴訟リスク。これが大きい。割り箸事件、福島帝王切開逮捕事件があった。届け出は警察。患者の立場になるとなぜ亡くなったか知りたい、となる。警察は立件のプロ。検察は有罪を目指す。医師も危険な医療はしたくない。一生懸命治療しても手錠にでは駄目である。来年4月に対策のための法案が出るだろう。

その後、食事をとりつつ意見交換、質疑応答。県立塚口病院の統合問題、勤務医と開業医の待遇、医師会との関係、混合診療についてなど。

お腹痛い、風邪、高血圧の薬の処方など比較的簡単な治療と高度な手術などの医療の診療報酬の差が実はそんなにないことも問題。8時間の難しい緊急心臓手術の報酬がそんなに高くないのである…。

混合診療については賛否両論あるが、行列ができている診療所があるとして、お金を多く払うと待たずに診療するということも認めるということにもなる。これで本当にいいのかということである。また、サメの軟骨を飲んだら関節痛が治るという保険のお墨付きのない治療法を医師が治療しはじめたらどうなるのか。本当かどうかわからない医療でも混合診療なら始まるという話もある。一部の有効な抗がん剤など保険が認めていないものを使うと全てが自費診療になる問題などについて例外的に個別判断すべきでは。


その後、総務省出身の牧慎太郎兵庫県企画県民部長による「地方分権のあり方とは」と題する講義。


山登りが趣味で兵庫の山を愛しているという牧慎太郎兵庫県企画県民部長


公務員生活23年だが、本庁勤務は9年だけで、自治体出向は5ヶ所目。今や中央の視点というより地方マインドになっているという。団体自治と住民自治、情報公開、地域SNS、補完性の原則、地方税財源の充実、道州制と地方分権改革、関西広域連合について講義して下さる。質疑応答も。(都合により内容は割愛します)

その後、外務省出身の山口つよし衆議院議員(兵庫12区)による「日本外交の現状と課題」と題する講義。


博士(国際政治学)でもある兵庫12区の山口つよし衆議院議員


外務省時代アメリカに留学したが、どんなに難しい論文を発表しても人の意見を真似たものであれば全く相手にされず、自分の意見を持つことが評価される社会だった。当時教授から0点をつけられたこともある。いまアメリカ経済が悪くなっている問題。世間ではサブプライム問題が原因という話だが、それは一因にすぎない。イラク、アフガンに戦費を一日何千億円も使って、経済が持つのかという話である。

偶然だが、9.11テロの際にはアメリカ、ワシントンにいた。テロ翌日、大変な中で大学院の後輩でもあるマイケル・グリーンとホワイトハウスの中で会った。その時にはアフガンに攻めるという話が既に検討されていたようだ。すぐ勝利、解決できるという話だった。ソ連は失敗してるという話をしてみたが、すごい剣幕の反論にあった。あれから7年たって、まだ戦争は終っていない…。外務省時代にはパキスタン勤務経験もある。アフガンも管轄していた。アフガン人は日本を敵だと思っていなかったが、給油に協力したことで敵だと思われているだろう。

アメリカでの博士論文は吉田茂について書いた。サンフランシスコ講和平和条約の締結について、当時アメリカの交渉責任者だったダレスは50歳と吉田より20歳も若かったが、ダレスは日本の自衛隊はアメリカの司令官の指揮下に入るべきだということを強硬に主張した。講和条約の締結の前提条件といわれたという。しかし、吉田は「それでは日本国民はいつまでもアメリカの占領下にいると思う」と反論。ダレスが議会での条約承認が難しく、独立は難しいと反発すると、吉田は「それでは日本が共産圏になってしまってもいいんだな」といって逆に脅したという。結果は吉田が勝った。油をくれと言われて、すんなり応じる現総理とはえらい違う。外交とはそういうものである。アメリカに従うだけでは駄目。自分の意見を持つことも大切なのである。

アメリカのオバマ次期大統領は4年前の州の議員時代に行った民主党大会でのスピーチで注目され大統領になった。世界では、スピーチの重要性が言われており、ケネディ、キング牧師、チャーチルなどスピーチ集やCDがアメリカでは発売されていた(ネットで買える)。聞いてみると魂の言葉である。余談だが日本の選挙では一軒一軒回ることのほうが大事といわれている(笑)。実はアメリカでも戸別訪問はあり、クリントン大統領誕生のときは成果をあげた。自分は選挙区が広いので自転車でまわっているが、政治家を目指す人にはこれも大事である。なぜなら『選挙に通らないと外交はできない』からである。

以上で集中講義は終了。講師の選択、依頼から調整、司会までを担当した青年局のY県議は「スクール生向けの勉強会だが、実は議員が一番勉強になる」と言っていた。けだし名言である。私も大変勉強になった。大変貴重な時間を割いて講義して下さった講師の皆さんに感謝したい。

その後、鯉川筋脇の烏龍江。青年局役員議員、スクール生有志との夕食懇談会。

  (未定稿)仙台フィンランド健康福祉センターへ!
11/25 (火)

acchi.gif 早朝起床。自宅、事務所にて作業。その後、6時すぎの播但線で姫路。ファミリーマートで買い求めたサンドイッチなどで朝食。神姫バスターミナルで某寺の住職Mさんと遭遇。聞けば仙台に行くという。同じである。バスで伊丹空港。会派の同僚議員と合流。今日から会派の医療・福祉の班別調査である。今回は先輩議員が調査先を選定したようだ。

到着後、空港を出ると寒い。朝は少し雪も降ったという。


まず、市内の仙台フィンランド健康福祉センターへ


仙台フィンランド健康福祉センターは、高齢者の自立した生活の実現に向けた高齢者福祉サービスと機器開発の取り組みを進めるために設置された。日本の地方レベル(仙台市・東北福祉大学・仙台市産業振興事業団・民間企業など)と国家(フィンランド)レベルとの連携で設置されており、この形式は珍しいという。センターは仙台市産業振興事業団が運営する研究開発館と社会福祉法人 東北福祉会が運営する特養老人ホームせんだんの館テルべで構成され、緊密な連携のもとで運営されている。フィンランドと日本の福祉を融合した新しい福祉の実践と開発された機器やサービスの評価、データ収集が行われている。まず研究開発館を訪問。


研究開発館の3代目館長として挨拶されるフィンランド人のメリヤ・カルッピネン博士(経済学)


会派のF幹事長からフィンランド訪問と大変お世話になったことの御礼の挨拶も。館長はフィンランド語のほか、日本語、英語、ドイツ語が話せるという。具体的事例については、仙台市経済局産業プロジェクト推進課のM室長から説明。質疑応答も。福祉なのになぜ経済局なのかというと、福祉を産業として捉え、産業振興・知的クラスタープロジェクトとして担当しているという。外国と自治体の連携も珍しいようだ。ちなみに、この取り組みに宮城県はほとんどかかわっていないという。その後、開発機器等の見学。


他にも企業や学生など多くの方が見学中


その後、併設の「特養老人ホームせんだんの館テルべ」へ。運営する社会福祉法人 東北福祉会のS総務課長に施設各所を案内して頂く。この法人は東北福祉大学の系列法人とのこと。自治体や福祉関係者の視察も多いという。


特養老人ホームせんだんの館テルべ



波打ち加工された木材の天井(フィンランド製)となっている多目的室。ゆったりした感じがします



足の筋力低下防止のための運動器具(フィンランド製)


終了後、宮城県議会を訪問。M知事の県議になる前の話を含め自己紹介。宮城県保健福祉部社会福祉課のS課長補佐、A主事から「共生型グループホーム」の取り組みについてヒアリング。共生型グループホームとは、重症心身障害者と障害者や認知症高齢者等が、一つ屋根の下で年齢や生涯の内容・程度を超えて、地域との関わりの中で生きがいや役割を持ちながら豊かに暮らすことを目的とした、ケア(サポート)付きの住まい。生活を共にするグループホームとしては全国初の取り組みという。具体的事例の説明や質疑応答も。明日現場を見せてもらうことになっているが、最初に取り組むのは大変だったと思う。

今日は視察途中も多くの連絡や対応要請が入る。携帯電話で便利な世の中になったが…。たまに変な話もある。そろそろいい加減にしてほしいと思うような話もある。最近よく貧乏ゆすりが出る。いらいらすることも多い。国政の現状や日本政治の貧困ぶりが何より腹立たしい。政治不信の高まりや関心の低下、結果的な流入人材の質の低下、選挙・権力構造の変化、相対的な政治の減退…。

  (未定稿)「おだかe-まちタクシー」に地方の頑張りを見る!!
11/26 (水)

kocchi.gif 会派班別調査(医療・福祉班)の2日目。福島県南相馬市の小高町商工会。小高町商工会とは旧小高町の商工会で、原町市などと合併し、南相馬市となったあとも小高区(特例区)として一定の自治機能を有している。今回は、(利用者の行きたいところにいける)オンデマンド交通「おだかe-まちタクシー」について、商工会のS副会長(全国デマンド交通導入機関連絡協議会長、おだかe-まちタクシー運行委員長)、小高商工会のK経営指導員からヒアリング、質疑応答。議会の調査ということで、利用者数や行動目的データ、資金状況なども詳しく教えて頂く。


趣ある小高町商工会の会議室。熱心に語ってくれるS副会長。自分のことには全く触れなかったが、こういう熱心な人がいたから成功したのだと思う


福島県の北部に位置する旧小高町では、過疎化が進み商店街の売り上げは減少傾向が続き、高齢化社会も加速して交通弱者が増え、今後を考えると厳しい状況だった。平成11年の段階で、路線バスは1路線を除き廃止され、住民からは、高齢者向けの福祉バス(コミュニティーバス)を運行して欲しいという要望もあった。旧小高町でコミュニティバスも検討されたが、コストの問題があり、それよりオンデマンド交通である「タクシー」が活用できないかということになった。奥山修司福島大教授(当時は助教授)が素案を考え、福島県商工会連合会の協力を得て、小高町商工会で既存のタクシーを利用したオンデマンド型交通を導入することとなった。

福祉型施策の側面もあるが、我々としては商店街活性化が目的で、高齢化社会へ対応することが街の活性化のキーワードという考えである。だから商工会が中心になった。先日、平成13年の試験運行開始以来20万人を突破し、全国からの視察も相次いでいるし、小高に続いて既に42の自治体でも導入された。

おだかe-まちタクシーのHP(福島県商工会連合会)

誕生の背景(旧小高町長)

Q.誰が利用しているのか?成功の秘訣は?
A.市民であれば誰でも利用できるが、利用者の大半はおばあちゃんである。おばあちゃんは、家を出て街に行きたいという希望をもっていても足がなかった(「おだかe-まちタクシー」は土日祝、年末年始は運休)。おじいちゃん(夫)に頼み、車に乗せてもらって”一緒に”出かけるか、”嫁”に頭を下げて頼むか。路線バスはほとんどないし、あっても停留所までの距離がある。とはいえタクシーも高いということで、出かけることをあきらめていた。出掛けたいという潜在ニーズはあったということで、これを掴んだのが「徹底したニーズ調査」である。

基本は乗り合いタクシーなので、戸口から戸口へ送るし、街中へは1回100円で利用できるので便利で安価だということはわかるが、導入当初は1日1桁の利用者しかなかった。原因を調べると、@制度スタートを広報する回覧板を回しても若夫婦が回覧板をお年寄りにあまり見せていないこと、A帰りの便を要請する出先からの電話が難しかったり、おっくうだと感じる人が多いこと(公衆電話の減少など)、B朝夕便のみ設定し、昼ごろの便設定がなかったこと、などがあった。

その対応としては@老人会の集まりがあると聞けば出かけていき、お年寄りに直接広報した、A病院や商店など出先で自分で電話をかけなくてもすむようにカードを渡せば手配してくれるように「携帯カード」を作成し配布した、B「おじいちゃんの昼食」をつくる必要があるおばあちゃんが多いため、昼ごろ帰宅できる便を設定した。


「おだかe-まちタクシー」カード


Q.利用者の声は?
A.サービス開始当時、タクシー運転手のマナーについておばあちゃんから苦情があった。県からマナー指導員を派遣して研修してもらったりした。現在は、タクシーが家に着いたら運転者が必ず手でドアを開けて、送迎している。ジャンボタクシーも自動ドアでないものにしてもらった。おばあちゃんはこれが嬉しいらしい。仲良くなって、家でとれた野菜や果物をもってきて運転手におすそ分けしているような光景も見かける。マスコミの取材も多いが、実際に乗ってみてとアドバイスしている。よりこの事業の素晴らしさがわかると思う。

Q.導入の経過としては福祉ではなく、商工会が中心であったが、商工会に成果があったのか?
A.平成14年1月から18年5月までの11万人あまりの乗降場所別データを見ると、「医療機関」での降車が66.2%を占め、「商店」は10.8%にとどまるのに対し、帰りの便では、逆に「商店」からの乗車が29.5%と増加している。先日20万人の利用者を達成したが、この事業がなかったら半数は家にいたのではないかと考えたら、成果はあったと思う。

Q.成功のキー人物は?
A.導入や運営にあたって多くの方の努力があった。福島大学の奥山助教授が最初に「何とか駅前のタクシーを借り上げられないか」という提案をしてきた。NTT東日本もシステム開発に協力してくれた。商工会の役員会でも、これは福祉施策であって行政の仕事ではという話もでたが、会長が強い意志で進めてくれた。

そんな中でも、第一をあげるとすると当時の町の総務課長だろう。彼が腰が引けていたらこの事業はなかったと思う。なぜなら、行政の専門家である彼がいなければ「おだかe-まちタクシー」には陸運局の許可がおりなかったと思う(タクシーやバスなどの公共交通を所管する陸運局の当時のルールでは、この仕組みはタクシーではなく乗り合いバスとされ、運行ルートをきちんと定める必要があったようだ)。

陸運局に熱心にかけあってくれ、全国で初めて21条特例というルールの解釈を得て、3ヶ月だけ認可を得た。担当者である彼の力と熱意で、我々民間の素人にはできなかった。結局、この国で新たなことをはじめようと思えば許認可の壁がある。また、この事業が失敗しても我々商工会も逃げないということで行政との信頼関係もあった。行政が本気になれば大抵のことはできる。その担当者が誰になるか、これが大切である。
[一同納得]

Q.この事業が始まった後に、他の周辺市町と合併しているが、この事業を実施していない側の反応はいろいろあるのでは? 小高に視察も集中しているようであるし…。合併協定等で当面の合意はあったと思うが
A.ご指摘の通り、いろいろある(苦笑)。合併後は自治区(特例区?)の基金(旧町拠出?)で対応し、3年後に見直すことになっていた。現在は新市全体の予算になった。他の特例区でも路線バスの補助等が全体の予算でやっている(ので特定地区の住民だけに補助することにはならない)。

Q.旧小高町の人口は約13000人ということだが、大規模な人口の都市への導入は難しいかなとも思う。小高に続いてオンデマンド型交通を導入した自治体の中で最大の人口の都市は?ご存知なら教えてほしい。
A.約10万人の長野県安曇野市ではないか(あとは数千から5万人以下の小規模な自治体)。また、3ヶ月ほど導入実験して、失敗とか成功とか言っているところもあるが、そんな短期間ではわからない。小高では、おばあちゃんの行動を把握し、便の時刻表を確定するまで2年もかかったほどである。

Q.今後の課題は?
A.当初タクシー会社は町に2社だけであり、既存のタクシー会社との競合が問題だと認識していた。そこで、この事業の企画段階から2社の社長にも入ってもらいスタートした。委託もこの2社だった。ところが、事業開始後、タクシーに1社の新規参入があり、現在3社となったが、委託は2社のままである。補助金を出している行政からは機会の公平性の観点から何度となく指摘もある。ただ、当初のジャンボタクシーの設備負担やアイデア・助言などは2社のものであり、このままでいきたいと思っている。

また、制度導入から7年たち、高齢化が一層進んできたため、手押し車を使うおばあちゃんが増えてきているが、現在のタクシーでは乗せるスペースがない。こうしたことに何とか対応したい。

その後、配車センターの現場見学。


案内看板



配車スタッフの方。登録済みの電話番号からかかってくることがほとんどで、よく利用する行き先がデータベースに蓄積されており、すぐに配車が可能という。指示データはタクシーに配備されている端末にリアルタイムで反映される。年金支給日の利用が多いとか。「オペレーターとお年寄りの信頼関係も高い」とは小高商工会のK経営指導員の話


K経営指導員に万一と思って西相馬市長の息子でもある私の友人の話をすると、先日その友人が経営するラーメン屋に行って食べてきたばかりという。大いに驚く。せっかくなので私もそのラーメン屋に行き、驚かせたかったのだが、独自行動の時間はなかったので名刺を渡すよう頼んでおく。そのラーメン屋とは「尚ちゃんラーメン原町店」。東京は中野、私が学生時代から通い、今でも上京のたびに訪ねる「尚ちゃんラーメン」の暖簾わけ。中野でずっと頑張っていたWさんの店である。頑張っているようで嬉しくなる。

その後、宮城県名取市へ。社会福祉法人みずほの運営する共生型グループホームうらやす。昨日宮城県議会で事前説明を十分受け、今日は実際に運営されている民間施設の見学である。議員になってから5年だがグループホームの中に入るのは初めて。認知症高齢者・障害者の共生型グループホームは宮城県にしかないとのことなので、いずれもはじめての経験である。スタッフのMさん、Sさんから説明を受け、その後質疑応答。その後、施設内を見学。


共生型グループホーム



現場の話を聞かせていただく



共生型グループホームの内部見学


普通は家族として当事者になるか、仕事につくか、専門の勉強をするかしかグループホームと言われてもわからないと思う。私の場合、議員になるまで言葉しか聞いたことがなく、中身については全く知らなかった。見学といっても実際の居住スペースであり、現実にお住まいの方が20人ほどおられたので、生活がわかる内容等はここで記載することはできないが、大変勉強になった。

その後、仙台空港から大阪空港。神姫バスで姫路。仙台を16時半過ぎに出ても姫路に20時ぐらいに帰れる。便利な時代である。

  (未定稿)車をよく使うようになった!
11/27 (木)

kocchi.gif 事務所で作業。Rや母はユニセフ関係の茶会があるらしく女性陣と姫路文学館に出掛けるらしい。文学館の望景亭には茶室「雄徳庵」があるという。

私は車で県庁。朝にカレーを食べたためお腹すかず昼食抜き。昔、小学校時代朝からカレーを食べる人もいた。すごい朝食だななんて思ったこともあったが、私もよく朝からカレーを食べている。

控室で県立大学副局長、企画県民部大学課長から大学運営についてヒアリング、意見表明。その後、会派の議員団総会。12月4日の本会議開会に向けた打ち合わせ。議会改革案、意見書案等について。

その後、姫路へ戻る。車中でずっと電話。ハンズフリー機器を使っているとはいえ運転への集中は落ちる。手柄のM代議士事務所。打ち合わせ。その後、事務所。その後、青年会議所の会合。車でおくってもらう。

姫路に住み、市内を中心に動くのとあわせて、神戸にも週何日か通っているが、公共交通機関だけでは仕事ができない。高速道路も使うし、狭い道もよく通る。自動車事故だけはなんとか起こさないようにしたい。

  (未定稿)景気悪化の影響は姫路にも!
11/28 (金)

acchi.gif 最近「派遣社員を何千人削減」とかいう新聞の見出しをよく目にする。内定取り消しとか契約・期間社員の雇い止めとかとあわせても実に多い。これらマスコミの調査で判明しているだけで3万人の人員削減があるという話である。非正社員の比率が高まり、派遣切りは企業の調整弁とかいうコメントもある。実に堂々とした人員削減である。

先週日曜夜のサキヨミという番組で、新卒時は正社員として働いたもののその後辞め、以降何年もの間、派遣社員として働き、このたびの景気悪化で契約がきられることになった人が出ていた。東京6大学の卒業生で私とほとんど変わらない年齢だった。正社員を目指していたが派遣先が変わるたびに条件も悪くなるという。こんな社会でいいのかと思う。一方、公的セクターにいる人に本音を聞くと、税や徴収に関係する人を除けば、株式運用でもしていなければ、景気悪化とかを体感することは難しいという。社会はいろんな職業や組織に属する人を内包している。温度差というか格差というか。

国会の党首討論を見る。麻生総理は1回の衆院選で4人目の総理である。常識的には麻生おろしはできないと考えるが、党内でも求心力をなくし、霞ヶ関もこの内閣と心中する気は全くないだろう。求心力を再度高めるのは簡単ではない。

政治がおかしいと思っている国民も増えていると思う。しかし投票率はあがるのだろうか。小泉劇場のような面白い選挙はそうあるものではない。無党派層が増加している一方、社会がおかしくなってきても低投票率のまま。組織の指示通りの人や党に投票する人が増え、低投票率なら占有率も高くなる…。街を歩いている政治関係者なら誰しも感じていることであろう。視覚的に感じるのは90年代はじめにはなかった。嫌な時代だ。

株式会社モリモトが東京地裁に民事再生法の適用を申請したとの報道。負債総額は1615億円。東京に本社があり、創業も80年代、東証2部への上場からもあまり年月がたっていないのでよく知らなかったのだが、姫路とは関係があるようだ。下記の会社説明会資料によると、「現在、姫路駅前でのオフィス・商業施設・ホテル・タワーパーキングなどを一体として開発する「姫路駅前・複合プロジェクト」や横浜みなとみらいエリアでの大型オフィスプロジェクト「MM21プロジェクト」など、大規模でかつ高機能プロジェクトが進行しております」とある。

姫路のプロジェクトの所在地は姫路市南駅前町、計画総延床面積は約29,213uの(仮称)姫路コンカードビルである。オフィスのほか、ダイワロイヤルの経営する「ダイワロイネットホテル姫路」が入り、来春オープンの予定だったという。現在工事中で、朝日橋を渡る際などに道からもよく見えていた。モリモトが民事再生法の申請に追い込まれた直接の原因は監査法人から監査意見を得られなかったからという。取引銀行ではなく監査法人である。監査法人が生殺与奪権を握る時代を迎えたという話はよく聞くが、すごい時代である。

2008年7月の会社説明会資料

  (未定稿)Mさんの結婚式!!
11/29 (土)

acchi.gif 深夜からテレビ朝日の「朝まで生テレビ」を久方振りに見る。の田母神俊雄前航空幕僚長の問題が議題。否定派も肯定派もよく勉強している。私も勉強になる。

紺屋町のフレンチレストラン「サンヴェルジュ」。Oくん・Mさんの結婚披露宴。Mさんは私の選挙で2月ごろから毎日ボランティアで事務所に来てくれていた。選挙本番では選挙カーにも乗ってくれるなど大変お世話になった。地元の女性陣にも人気があったMさんである。一方、Mくんのお父さんには選挙の際、香寺町を案内してもらうなど大変お世話になった。ただし、2人が知り合ったのは、私の選挙が縁ではない。運命である。しかし、世間は狭い。


幸せそうな2人



松本たけあき代議士が主賓の挨拶



私が乾杯の発声をさせて頂く


夜の人前式や仲間とのパーティーにも参加。幸せな一日だった。

  (未定稿)アイロン19枚!
11/30 (日)

kocchi.gif 朝から政治番組や情報番組などを見る。チャンネルを何度も変えつつ見るのだが、TBSの「サンデージャポン」は楽しく笑える番組である。昼食にそばを茹でる。また失敗。指示書き通りに茹でたが、麺が硬くなってしまい、ゴムを食べているようにごわごわしている。茹でた後の冷水でのしめ過ぎが原因か…。

今日は久方振りに完全オフ。読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」も見る。田母神前航空幕僚長が問題後初めてテレビ出演すると聞いていたので見たのだが、出演者の構成に偏りがありすぎる。おまけに知識不足が明らかな人もいて、よくテレビに出たなと思う人もいる。昨日同じ問題を取り上げた「朝まで生テレビ」では右派左派それぞれの論客が出演。バランスにも配慮しており、知識も豊富でよく勉強になった。この番組はバラエティーなのかもしれないが、センシティブな問題を取り上げているのだから、もう少し出演者のバランスをとるなど配慮した方がよかったと思う。何年か前に東京にいた永田町の友人が関西に来たとき、この番組を見て、タブーなき問題設定に大変驚いていた。そうしたことは革新的でいい取り組みなのだからもったいない。

夕刻、Rと入院中の父のもとに。前回と同じことをいいたいようで「ひであき、なんできた?」。目の動きと首の動きで父のいいたいことを判断するのだが、血痰が出たから心配して来たのかということがいいたいらしい。容態は低位安定だが、常に肺炎のリスクがある。回復は難しいのだが、強い気持ちで頑張ってほしい。また、父の元同僚Sさんの主張が新聞の投稿欄に掲載されていたので見せると、Sさんは昔は新聞記者になりたかったとか。母も合流。

その後、コープ砥堀店。私が夕飯をつくることに。中華か鍋かお好み焼きぐらいしかできないのだが、キャベツが目に付いたので回鍋肉(ホイコーロー)をつくる。しかし私がスーパーに行くと買わなくてもいいカップ焼きそばなどを買おうとするので、Rが怒る…。そういえばカップラーメンを400円ぐらいとかいっていた麻生総理だが、またぞろ東京・渋谷の雑貨専門店ロフトを視察するらしい。現場視察を入れろと自ら指示しているのだろう。その昔、私がセブン−イレブンの新入社員研修のときに「大根1本の値段はいくらだ」と質問されて、大半の社員は答えられなかった。カップラーメンの価格を知らない男性なんて総理だけでないと思うし、気にするほどでもないと思うが、相当気にしているのだろう。

後日のテレビで報道されていたが、レジの女性に対して『レジやってんの?レジで正社員って珍しいな』とか言っていた。自分は経営者で現場を知っているとの自負がこう言わしめるのだろう。国民生活の実態を知ろうとするのは大切なことだが、政治家のパフォーマンスとしてはKY。本当に知りたいのならお忍びでいけばいいのに。

夕食後、本格的な冬支度のためアイロンあて。Yシャツのアイロン19枚。高校時代以降、自分か父がアイロンをあてていた。久方振りに3時間もかかってしまい、体が痛くなる…。



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