Web版ひであき日記

2006年04月

  開頭手術!!!
04/01 (土)

kouji.gif 早朝、家族控室の他の家族の話し声で起きる。Rは雪之介や実家のモカ・モモの朝ごはんをあげるため一旦帰宅。途中、ローソンで買い求めたおにぎり、サンドイッチなどで朝食。その後、先生からCT写真を見つつ病状説明を受ける。「(脳の腫れで)脳室が一杯になってきている。閉塞性の水頭症である。また、脳ヘルニアが起こりつつある状態である。意識レベルは1ケタ=軽/2ケタ=中/3ケタ=重/の3段階でいうと、今日は2の状態で落ちてきている。更に悪化するかは誰も判断できない。内科的にできる施術の範囲を超えてきている。先ほど、脳神経外科の先生に連絡した」

一旦、家族控室で待機した後、脳神経外科の先生と面談。「今朝、話を聞いた。水頭症で意識は”軽眠”状態。今後ひどくなると3ケタ(重度意識障害)になる。個人的には手術をした方がいいと思う」。10分ほど手術の是非を含めて家族会議。その後、先生のところに行き「お願いします」。

伯父、仕事帰りに来訪。状況説明。その後、集中治療室内の別室で待機。手術同意書を示しつつ「手術とは関係なく、途中に脳幹梗塞を起こして、結果として亡くなる可能性はある」。また「(後頭部を手術するため、顔を下に向ける)腹ばい手術のため、手術中に心臓が停止しても、心臓マッサージできない危険性もある」という留意事項の説明も。近年、患者に対するインフォームドコンセント(説明を受けたうえの同意)が一般的になってきているというが、徹底されている。母が手術同意書にサイン。

家族控室へ戻った後、麻酔科の同意書にも別にサイン。手術は3〜4時間かかる見込み。長時間の手術ということで、Rを残し、叔父や家族は車で一旦帰宅。私も風呂に入っていなかったので、坂田町の銭湯「憩いの湯」。験を担いで”77”番の下駄箱へ靴を入れる。その後、病院へ。従兄のJちゃんが家族控室に。その後、母の実兄Iさんも来訪。病状説明など。いろいろ話す。従兄曰く「まさかあの元気なおっちゃんが倒れるとは…」。その後、看護師さんから手術終了の連絡。脳神経外科の集中治療室で先生から手術の説明を受ける。

「手術は2時間ちょっとで順調に終った。腫れはそんなにひどくなかった。水頭症の水を抜く管は左下から入れた。きれいに水が抜けたことを確認した。手術では、十分に止血を確認した後、小脳に人口硬膜をあててやんわり縫った。にじむような出血があるかもしれないので、縫っている間も見ていたが、血はとまっていた。腫れが悪化して髄液が流れ出てきたり、脳にばい菌が入って脳炎や他の感染症にならないようにした」「今日は人工呼吸器を使って呼吸しており、現在のところ瞳孔が閉じている(生きている)が、(手術と関係なく)脳幹梗塞が進んだり、脳ヘルニアが予想を越えて悪化するようだと、瞳孔が開いてしまう(死んでしまう)可能性もある。というのも、悪い脳梗塞の場合、腫れがどんどんひどくなることがある。1〜2週間様子を見ないといけない」「麻酔切れに合わせて徐々に意識が戻ってくるが、明日の朝まで人工呼吸器をつけておく」「よくなれば流動食が食べられるようになる」

質問「脳幹につながる動脈がつまっているということですが、これを復活させる方法はないのでしょうか?」
先生の答え「今は脳梗塞が起こったばかりの急性期。バイパス血管手術という方法がないわけではない。今後、慢性期に入っていったときに考えられる」
「血管が弱くなる原因は何だったのでしょうか?」
先生「特定の要因がある場合を除けば、たばこと答えている」

勤務先の事務長さん来訪。病状説明。「先日の夜、泊まりの時だったかな。お父さんと話したばかり。仕事の話ではなく、孫の話などをした。『孫はいいもんだよ』とか」。その後、家族5人で父と面談。

  最悪の誕生日…
04/02 (日)

kouji.gif Rと車で病院。(家族と会うことで)興奮して血圧が上がるとよくないということで、面会時間に家族5人で揃って病室へ。看護師さんが昨日渡した家族(昨夏ボーリング)、モカ・モモの写真をベッドに貼って下さっている。父に枕元で呼びかけたところ、薄目を開けて反応。今朝から自律呼吸と人工呼吸器を併用。今日は妹Rが雪之介、モコの写真も持ってきた。父、微笑。

午前中から病院の家族控室は満席状態。他の家族の中には家族の病状を案じ、精神的に不安定になっている方も。先生に言わせると「家族控室で寝るのは(救急措置や手術の間待ったり、亡くなることを家族が知らされる場所で)精神衛生上もよくない。30分ぐらいで病院まで来れるんだったら家に帰っていたほうがいい」

昼過ぎ、父の同僚のSさんが家族控室へ来訪。「竹内さんは古くからの職員なので、ほとんどの職員が知っている。心配されているからよく(病状を)聞かれる」。病状説明と倒れた当日の詳細を聞かせて頂く。Sさん曰く「治ったら竹内さんに言いたいことが山ほどある」。父は体が丈夫なことを自慢するようなところがあった。頑固というか人の話を聞かない性格であることは家族だけでなく職場の皆さんもよく知っておられる。「私も似ているところがあるのでよくわかります」。

その後、集中治療室。先生から今朝のCTを見つつ説明を受ける。「小脳は腫れているが、圧は減っている。これ以上腫れても頭蓋骨がまだ少し凹んでいるので余裕がある。脳に入っているチューブから水が抜けており、水頭症の危険はなくなった。新しい出血はない。きれいに止まっている。手術の経過としては順調。本能的に血圧を上げて脳梗塞に対抗しようとしているので血圧が高い。意識レベルはいいので、(人工呼吸用の)口の管が苦しそう。管を抜くとはっきりした意識レベルもわかるので抜きたいのだが、こちらで判断させてもらう」。そのまま、父の様子を見る。

その後、病院を出て、家族5人で神子岡前の姫路今宿食堂。セルフ式。その後、広峰のTSUTAYA。脳梗塞についての本等を購入。その後、自宅。雪之介を連れて実家。モカ・モモと会う。その後、一旦帰宅。

その後、家族と待ち合わせ、1台の車で病院。看護師さんを呼ぶも、インターホンは30分程応答なし。救急患者の搬入や手術対応等で多忙のようだ。手術を終えセンターから出て来た先生と遭遇。「人工呼吸の管をはずした。意識は少し戻っている。名前が少し言える状態」。その後、家族5人で面談。英明「脳梗塞には『たばこが悪い』と先生が言うとった」と父に伝えると笑った(一度やめたはずが、2ヶ月ぐらい前に姫路駅で吸っているところを見たので注意した。また、昔から父が立ち寄る店の人にも「たばこを吸わさんようにしといて下さい」と言っておいたほどなのだが…)。意識レベルは目を開けるなどいい状態。今日は母の誕生日と言うと、うなづいていた。わかっているようなわかっていないような。Rが「おやすみ」というと右手を反応させていた。その後、家族5人で夕食。今日から私を含む家族の誕生日が数日置きにあるのだが、皆、これまでの人生では最悪の誕生日になるといっている。

  ”騎馬戦の勝ち抜き戦”(民主党代表の交代劇)
04/03 (月)

kouji.gif 車で山陽電車姫路駅前へ。民主党の朝の街頭演説。ビラを配っていると、いつも通られる父の勤務先の婦長さんから父の容態について聞かれた。元気だったので驚いておられると思う。

今日は、民主党の混乱の影響か、聴衆も多くビラをとって下さる方も多かった。松本たけあき政調会長から新代表選出後の退任となる見込みとこれまでの経過説明等があった。政調会長在任期間は200日弱という。

政権交代可能な政党を目指し、対案路線を進め、通常国会は押し気味に進めていた。それが、永田議員のメール問題、その後の対処で退陣に追い込まれた。今日、前原代表が衆議院行政改革特別委員会で最後の質問をするという。繰り返される党代表の交代劇について、私に尋ねる人あれば、”騎馬戦の勝ち抜き戦”に例えてきた。相手側の大将は小泉総理。次の大将候補として次世代の安倍官房長官が控えている。待っている間に経験を積ませられながら育てられている。一方の民主党は、連続して大将が敗れたり、戦わずして退陣したり。仕方なく本来は次世代を担うべき大将候補を前倒しで担ぎ出している。総理を担う準備やそれを裏づける経験が10年程度では短いことははじめからわかっている。野党は所属議員に配分するポストやカネが限られ、求心力を維持するのは簡単ではない。皆で支えていかなければならないのに、執行部寄りとされた永田議員でさえ自発的に辞職しなかった。それにつきる。

また、橋本派の1億円のヤミ献金授受問題と比較してみるとわかるが、クリーンイメージで売っているものは少し汚れただけで相当汚れて見えてしまう。政治家は政治資金規正法と公職選挙法に特に縛られる。いずれも解釈が難しいとされ、多くの政治家は厳格な条文より多少甘く解釈している(例えば、「選挙なのでよろしく」というお願いは、法律上、選挙期間[衆院12日間、県会9日間、市会7日間]だけにしか認められていない。これを厳格に守って勝てる人はタレントぐらいだろう)。法律で取り締まる側の基準も実は厳格ではない。違法と見なされる可能性はどこにでも誰にでもあるというべきで、悪事の程度の判断は有権者の皆さんに求めたい。それを伝えるメディアの姿勢や見識も大切である。街頭演説は神戸新聞の取材も。私からは姫路駅高架、合併などについて話す。K県議、O秘書、Iさん。

その後、神姫バスターミナルのカフェサンタマリア。Kさんと市政懇談会。その後、市役所。その後、西庄のJ。家族と交替で父と面会。今日は人工呼吸器がはずされて、完全な自律呼吸。症状が悪くならない限り、CT検査の予定もないという。父が今週末に好きなふぐを食べる予定があったと聞いたので、「元気になったらふぐ食べに行こか」と問いかけたところ、笑う。

その後、伯父Iさん来訪。家族控室で母としばらく話す。母とは2人の兄妹。伯父さんに「あんたも気つけよ」などと言っている。

その後、皆で市役所北のシャンカル。その後、市役所へ。その後、再度病院へ。午前中、父がいた場所に行くと、別のお婆さんの姿。少し驚く。落ち着いたので部屋に移動したという。陽も当たっている。

そこに行くと看護師さん曰く「意識レベルは一番軽い1の状態。昨晩は夜中でも元気でよく話かけてきて、自分の家で飼っている犬の名前を“モカ”と“モモ”と教えてくれた」という。記憶ははっきりしている。

その後、市役所へ戻る。来客対応など。先輩議員からいろいろ教えて頂く。その後、市バスで姫路駅。先日ドタキャンしてしまった合同送別会。在職中、大変お世話になった。転勤先のことを含めて遅くまでいろいろ話す。

コンプライアンスの観点では、まず議会を変えなければならない。例外を残せば“仏作って魂入れず”になりモラルハザードになる。議会が自らの活動を制限しかねない施策を自主的に実施することはまずない。選挙で変わる可能性もほぼない。三権分立の考えと同じく「均衡と抑制」の関係でいえば、地方議会(立法機関)を抑制するのは行政。他の自治体でも行政が主導している。ただし、かなりの力が要る。

今日は、父のところに妹Mが勤務先のT社長が来て下さったそうだ。不在をお詫びしておくよう伝える。

  この7日間を振り返る
04/04 (火)

kouji.gif 最近、新聞を見ていると、脳梗塞の経験者としてタレントの坂上二郎さん、MBSちちんぷいぷい担当アナウンサーの角淳一さん、選抜高校野球優勝の横浜高校の渡辺監督などが登場している。元気に復活している人ばかりだが、多くの人がこの病気にかかっている。近親者でなって初めて気づくとは。

車で西庄J。家族と交替で父と面会。やりとり。職場に行きたいという。調子もよく、看護師さんによると一般病棟に移ることを検討できるほど順調なようだ。

その後、Rに市役所まで送ってもらう。途中、飾磨は構の麺屋黒船。醤油葱麺。先日、どっちの料理ショーに出ていたちゃぶ屋の森住氏がプロデュースしているということで行ってみた。

その後、議会控室で私的メモをまとめる。この7日間を振り返る。そういえば、昨日、Mさんから金比羅神社の“幸福の黄色いお守り”を頂いた。お土産ということだが、何かの縁を感じる。帰宅後、ホットプレートで焼きそばをつくる。私が最近つくるのは、お好み焼き、焼飯、鍋ぐらいのものだが、食器洗いはRに任せているのでかなり楽である。

  一般病棟へ
04/05 (水)

hare.gif Rが母を迎えに行き、私は自分の車で病院。Rは仕事帰りに寄る。妹Mは今日から仕事に復帰。伯父Iさんも来訪。家族で交替で面会。ひげを剃ってもらっている。看護師さんによると、大夫状態がいいようで今日の午後にも一般病棟に移るという。渡された用紙には「病状が安定してまいりました。一般病棟に移るための準備をよろしくお願いいたします」とあり、パジャマや下着、スリッパの準備をするように書いてあった。計器による脈拍や血圧の監視、看護師さんの24時間体制の看護が終わることに一抹の不安はあるが、先生が判断されたのだから症状がよくなっているのだと思う。

その後、家族控室。午後にも一般病棟に移れると話していると、同時期に集中治療室で治療を受けてきたに別の家族の方から「よかったね」と声を掛けられる。その後、病院を後にして、市役所。

同僚のK議員より神戸市会の村岡市議逮捕との情報。先月来この情報が飛び交っていたがいよいよ現実に。あっせん利得収賄罪の容疑だが、贈賄側は前宝塚市長汚職事件と同じという。担当しているのは警察ではなく、神戸地検の特別刑事部。政治家等の汚職事件では、特捜部(特別捜査部)が有名だが、これは東京・大阪・名古屋の3地検にしかない(名古屋地検の初代特捜部長は母の高校同級生)。神戸地検のような他の地方検察庁では特別刑事部が担当する。

法務省のHPには検察官による独自捜査として「被害申告のない事件,特に国民全体が被害者的立場にある汚職・脱税等の事件,高度かつ専門的な法律知識と捜査技術を必要とする特殊な知能犯罪,その他民商事と交錯する刑事事件等の中には,検察官が捜査に乗り出して成果を上げた事例が数多くある。政治経済の陰に隠れた巨悪の検挙は,それぞれの自浄作用を促すこととなり,我が国の政治経済が健全に発展していくことの一助となっている」と記載されている。橋本派の1億円献金問題では地裁判決で捜査の杜撰さが指摘されていたが、あらゆる巨悪にタブーなく踏み込んでもらいたいと思う。

昼食は駅南通り沿いは三宅のラーメンたろう。その後、捜査関係者が異動の挨拶。その後、再度病院。脳神経外科の病棟へ。個室に入った。今後は一般の面会も可能という。先日頂いた金比羅神社の“幸福の黄色いお守り”をベッドにつける。父曰く「診断書は?」。母「そんなんいらん。もうちょっとで死亡診断書書いてもらうとこやった」。…。

その後、看護師さん来訪。フロアーを案内して頂く。多少熱が高いようだが、流動食も始まった。これから少しずつ増やしていくという。頭の病気ではしゃっくりが増える人もいるというが、父もしゃっくりが止まらない。「モカとモモを駐車場まで連れて来い」など勝手なことを言っている。リハビリ担当の方も来られた。まだまだ十分ではないが、元気になってきた。その後、父の同僚のSさん来訪。「ようさんいろんな人に聞かれる。スポークスマンみたいや。僕まで『あんたも気をつけよ』といわれる(笑)。(仕事帰りによく立ち寄っている)お店の人も心配しようよ(笑)。老健の桜も七分咲き。先日、同席した人たちが皆で責任感じとうらしい」。父「あそう」。皆さんにあらぬご心配をおかけしているが、全て父の自己責任であることははっきりしている。

その後、看護師さん来室。今後のリハビリ計画等について説明。病院だけでなく家族のバックアップも必要という。当然である。父が差額ベッド代について聞いてきたので驚く。「あんたが一番よう知っとるやろ(笑)」と言っておく。

その後、先生から病状説明。「腫れのピークは過ぎたが、脳がまだ腫れている。来週、脳に入れている管を抜く方向で検討する。金曜日ぐらいにもう1回CTとって判断したい。安静よりリハビリした方がいい。面会はいい。会合で刺激を与えるのはいい。今のところ経過は順調である」。その後、市役所へ。その後、帰宅。

  32歳になりました
04/06 (木)

box.gif 今日が誕生日で32歳。31歳との違いはあまり感じない。姫路市議会議員の平均年齢は今年で57歳。当たり前だが25歳の差は変わらない。

車で砥堀小学校。入学式に来賓出席。新1年生は67人で40人定員では2クラスだが、少人数教育の対象となり3クラスに。紹介、少し挨拶。終了後、校区の新婦人会長さんからご意見拝聴。




小学校庭にあるOB和辻哲郎先生のことば


その後、市役所。メール等の諸連絡。議会では村岡神戸市議逮捕の話題がよく聞かれた。

その後、手柄のM代議士事務所。民主党の新代表選挙は小沢さんが優勢のようだ。ここ数日、自分の元職場がテレビに写っている。ニュース等でも民主党がよく取り上げられている。私は日本の政治には政権交代ができる二大政党制が必要だと思ってきた。党職員になったのもそのためである。政権についている政党が政策で失敗すれば下野するという仕組みをつくることによって健全な競争、切磋琢磨を生む。二大政党間の”差”が注目されるが、日本の場合、国を二分するような対立軸のある分野はもうあまりないのではないか。護憲・改憲のような政党を区分することができるイデオロギー対立軸は既に一定の結論に集約された。政党も敢えて差をつけようとするのではなく、同じ方向性であっても、支持構造や担う人が違うぐらいの差でも普通ぐらいの感覚にならなければならない。小選挙区制をとる欧米の政治先進国では既にそうなっている。いずれにしろ野党が党内抗争をしている場合ではない。新代表選出後は挙党体制を構築してほしい。

その後、飾磨の幸楽苑。中華そば。その後、西庄のJ。父と話す。夜まで。

  小沢
04/07 (金)

box.gif 車で増位中学校。入学式に来賓出席。新1年生は5組196人。私の頃は8クラス約300人。少子化はかなり進んでいる。図書室でPTA会長さんらと懇談。中学校給食について、ご要望を頂いていた役員の方に説明。残念だが、当初の目標年度から少し遅れている。その後、大手前公園。第20回姫路グルメランド。揚げたてのかまぼこや太市産のたけのこ入りタコ焼き、大津は勘兵衛町のレンコン、安富町のゆずなど。ここで昼食。

その後、市役所。同僚議員と一緒に民主党の代表選挙のTV中継「民主党両院議員総会」を見る。衆参両議員(111+80=191)の投票の結果、小沢一郎衆議院議員119票、菅直人衆議院議員72票(無効0)となり、47票差で小沢一郎衆議院議員が選出された[民主党代表の選出は、党規約上、党員・サポーターの投票により選出されるべきところ、任期途中の辞任であることから、特例規則により両院議員総会(出席者・投票者は衆参国会議員のみ)で新代表が選出された。(5月に締め切られる)党員・サポーターの皆様には、9月の代表選挙があれば改めて投票していただきます]

私の党職員在職中実施された1999年9月の代表選挙では、菅・鳩山・横路の3衆議院議員が出馬し、菅・鳩山両議員の決選投票となって、鳩山代表が誕生した。私も開票人の一人になり、NHKの生中継に写った。開票台の手元付近が映されたため、”私が時計を買った”ということを父に気付かれたのをよく覚えている。今回も党職員の先輩後輩が映っていた。今後は人事である。主要ポストは代表指名だが、適材適所・挙党一致を望みたい。

終了後、西庄のJ。父と面会。昔の代表選挙の時の話を父にしてみると頷いていた。その後、市役所。議員控室。その後、安田の一粒。市政関係者のYさん、Kさんと懇談。Kさんの計らいで何度か意見交換をさせて頂いている。議員が不明な点について質問したり要望するのは市議会の本会議や委員会ということになるが、これは公式会議。公式会議ではこれ以外にも市民の声を代弁する形での提言をすることもある(実現の正否は別として最低限、記録に残すということもたまにする)。

しかし、これとは別に、どうしても結果をとらなければならない重要な提案等を実現するためには、非公式な提言も必要である。公式な提案は成果が見えているとしても簡単には採用されない。提案しない場合より逆に遅れる場合もある。大選挙区制の地方議会ではこの議会内抑制という特性が得票基準(普遍性)や様々な要素と絡み合って強く出る。選挙区の導入は地域エゴのデメリットがあり損得あるが、政策型の会派構成には必要ではないか。

自民党の国会議員の派閥の求心力は「カネとポスト」といわれてきた。地方議会の会派の場合、当選回数等に応じたポストの配分があるものの、会派の所属議員にカネ(合法的な政治資金)を配り序列化する例は今回の神戸市会の事件で報道されたが、選挙区を設けているからこそできることだと思う。50万人程度の都市ならば選挙区を設けることができるような法改正も必要ではないか(この話は何度も書いている。今回で終わり)。といっても今日は意見交換。その後、Kさんと日航ホテル。今後についてなど四方山話。その後、西二階町のA。Oさん、Iさんと懇談。Oさんはいつも前向き。応援したい。

  姫路城の観桜会
04/08 (土)

hare.gif R、母、雪之介とイーグレ姫路。姫路市技能職団体連合会が主催する2006技能フェスタを見学。その後、姫路城観桜会。今年は観桜会の日程設定と開花時期が合致。桜はほぼ満開である。市外からの観光客の人も多い。三の丸広場では城見弁当や市内の酒蔵の銘酒、蒲鉾などの販売も。安富町が合併されたことで“奥播磨”で知られる下村酒造も仲間入り。奥播磨は東京でも人気の銘柄だった。樽の前で並んでいるとNさんから蒲鉾の差し入れ。感謝。

その後、昨日に引き続き、大手前公園のグルメランドで昼食。我ながら立ち食い・食べ歩きは相当好きである。昨日も頬張っていると某部長から食べ過ぎないようにと冷やかされた(笑)。

その後、薬局を経由して病院へ。午前中から来ていた妹Rと交替。父に観桜会について報告。昨年は父も行った。父は昔からハトヤの蒲鉾(ミンチ)が好きである。療法士さんや看護師さんの来訪など。

一旦、市役所に送ってもらった後、すぐに病院に戻る。父は夕食も流動食。看護師さん曰く「流動食は、健康な人からすると美味しいものではない」…。父は鼻歌を歌うなど楽しそうである。面会時間の終了後、帰宅。

  夢前川河川敷でお花見!!
04/09 (日)

hare.gif 車で上砥堀公民館。自治会総会に来賓出席。議長の後に挨拶。同級生の親御さんや知人の姿も多い。多くの方にお世話になっている。議事の最後まで。地域の要望等の説明もあり勉強になる。その後、一旦自宅。

その後、Rと車で外出。カーナビの渋滞情報では姫路城周辺が渋滞中。花見客かな。かくいう私もKさんのお兄さんが企画した花見に友人らと共に参加するため、英賀保駅を経由して夢前川沿いの河川敷。花見とバーベキューなど。私の旧友Mくんが大阪から姫路に戻ってきたのだが、私的にはその歓迎の意味もあった。家族と一緒に参加してくれた。その他、多くの方に参加していただいた。感謝。

その後、小沢一郎新代表の人事で続投となった松本たけあき政調会長も東京からなんとか戻り参加。その後、I市長も飛び入り参加。私の友人らとも話して頂いたり写真撮影して頂いたりした。私には「厳しい質問をどんどんして下さいよ」と笑顔で言って頂いた。最近の市長の挨拶などを拝聴していると、ユーモアや洒落もあり、僭越だがかなり余裕をもって取り組んでおられる様子がある。懐の深いところをみせられると、私も前向きないい質問・提言でそれに応えようと思う。残された任期は議員も市長もあと1年。きちんと仕事をしているかどうかは全て有権者が判断して下さる。私も全力で頑張りたい。今日のイベントはIさんをはじめ多くの方に準備して頂いた様だ。感謝したい。

散会後、遠方から参加してくれた友人を姫路駅に送り、Rの運転で病院。父のことはこの花見という晴れの会が終わるまで日記を含め私からは誰にも言わずにおいた。少しほっとした。母、妹Mと交替。面会時間終了後、自宅へ。

  議会日程発表!
04/10 (月)

puri2.gif 車で姫路駅前。春の雨の中、山陽電車姫路駅前で民主党朝の街頭演説。K県議、K秘書、Yさん、Iさん。終了後、ミスタードーナツ。Yさんと市政懇談会。観光イベントや市の支援体制についてご意見拝聴。

その後、豆腐町踏切を経由して市役所。大将軍橋の落橋後の評判は今一なのだが、こちらはかなり快適になった。ここを先行して対面交通化することは技術的に難しいということのようだが、いい知恵はないのだろうか(通行量調査が実施されていた)。

議会控室で作業。来客対応。その後、議会運営委員会を受けて、会派「市民クラブ」の総会。議員総会後の議会日程等について報告など(4/23合併旧町議員増員選挙投開票、5/9[新]議員総会、5/12会派届出期限、5/19所属委員会届出、5/23臨時議会[正副議長選挙・監査委員選任など]・初委員会[正副委員長互選]、5/29〜6/2常任・特別各委員会[局ごとの事業概要説明会]、6月定例議会[6/13招集の可能性高し])。

合併に伴い一部事務組合の議員が相当増えるようだ。委員会担当者等の変更も。旧町職員出身の方も委員会正担当になることも発表されているが、姫路特有のルールもあるので最初は大変かも知れないが頑張っていただきたい。そういえば、増員選挙の当落予想や所属会派等も議会内外で話題になっている。昼食にマス徳の出前弁当。

その後、延末のキタムラ。その後、市役所。会派控室。文書作成後、宛名書きや封筒詰めなどの作業。その後、キタムラで写真をピックアップ。そのまま、西庄のJ。父と面会。私が不在の時も誰かが父の様子をメモに書き留めているので一日の様子はすぐわかる。熱が相変わらず高いのが気になるが、点滴から流動食に少しずつシフトしており、日中は様々なリハビリも始まっているようだ。髄膜炎の検査の結果もよかったという。私は兄妹3人だが、妹Mが足のツボを押す脳梗塞の健康法を試したり、足の爪を切ったり。妹Rがヒゲを剃ったり。健康な時は本当によく父と喧嘩をしていた妹たちだが、よくやってくれている(私は話をするぐらいしかできない)。病室内で父と会話しつつ作業。

自分の顔写真入りの封筒を多数使って作業していたのだが、我ながら「今と違うな〜」とか思ってしまう。そういえば、選挙前にこの写真を撮った時は、まだ党職員時代。鳩山代表・菅幹事長の時代で、羽田元総理を含めてわざわざ私だけのために写真撮影の時間をとって下さった。あれから4年以上がたつ。脾肉の嘆はあたらないが、少し心身ともに絞らなければならない。面会時間終了後、帰宅。

  円教寺の開祖性空上人出水伝説の水「霧島千年の雫」!
04/11 (火)

acchi.gif 車で市役所。議会控室。他会派の議員らと懇談など。市役所前郵便局。諸手続き。昼食は、ファミリーマートで買い求めた焼きそば。

その後、関係者のKさん来訪。懇談。その後、先輩議員から諸情勢についていろいろ教えて頂く。新委員会の所属希望の件も話題に出ていた。その後、何人かの方から話し掛けて頂く。

その後、西庄のJ。会派の先輩のY議員から頂いた書写山円教寺の開祖性空上人出水伝説の水「霧島千年の雫」を持参。霊験あらたかかな(笑)。来訪のIさんと少し話す。父は少し熱があるようだ。その後、リハビリの様子を見守ったりする。難しいパターンの場合、かなりの労力を使うようで、終えると心拍数が上がっている。

その後、ベッドの脇で今晩の夕飯が何かをRに聞いたところ、寝ていると思っていた父が目を開けてにやりと反応。皆笑う。やはり口からものが食べたいらしい。その後、実家。妹Mに送ってもらい帰宅。自宅周辺は強雨と雷鳴。雪之介が怯えている。

  後顧に憂いなし
04/12 (水)

mail.gif 車でイーグレ姫路。地下の市民ギャラリーで開催の「日本画青々会展」を見学。船津町在住の日展特選画家 青田賢蔵先生の門下生の方の作品展。青田先生の「風韻」と題した銅鐸を描いた作品も賛助出品されていたが流石の存在感。

その後、本町のN労。その後、西庄のJ。妹Rと交代。外来食堂。カレーライスと焼きそばを迷って、焼きそばを注文。その後、病院内の食堂ということで、メニューごとの”カロリー表”が掲示されているのを発見。焼きそばは648キロカロリー。すうどん232、カレーライス304、親子丼448、焼きめし624。なんとメニューの中で焼きそばが1番高かった。迷った焼きめしも2番目。自分の好きなものが高カロリーであることがわかった。今日からダイエットを始めるつもりだったが、初日からつまづいた…。明日からにしよう。

その後、父のリハビリの様子を見る。高校の同級生も来訪。倒れる前日に一緒に飲んだという。かなり元気だったそうである。

その後、手柄のM代議士事務所。父に民主党の役員を務めてもらっていたこともあり報告など。たつの市議会議員選挙、姫路市議会増員選挙も迫ってきた。その後、市役所。議会事務局のMさんから03会の視察日程を受け取る。その後、市バスに乗り遅れ、タクシーで姫路駅前。小溝筋のH。Kさんと市政懇談会。様々な話を聞かせていただき、大変勉強になる。あらゆる分野に精通されているほか、感覚も私と似ておられる。時間が過ぎるのを忘れるほど。同時に安心した。これでいい。

  報告書忘れ…
04/13 (木)

acchi.gif 事務所で作業。メール等に返信。いろいろご心配も頂いている。感謝。その後、Rの運転で実家。母、妹Mをピックアップ。市役所で降ろしてもらう。陳情等に対応。調査など。その後、西庄のJ。父と面会。部屋で作業も。3月末締め切りの報告書を忘れてしまっていた。反省。その後、家族で夕食。先生の所見等の話も。

  創夢会・市民クラブ会派三役打ち合わせ会
04/14 (金)

kumori.gif 自宅で議論。その後、播但線で姫路。急ぎタクシーで市役所。議会会議室。創夢会・市民クラブ会派三役打ち合わせ。O会長、K幹事長と共に出席。5月臨時議会・6月定例議会等の対応、その他の議会ルールについて。

議会のルールも他都市の先進事例や道理に合わせて改革しなければならない。今日は過去のルールの制定過程についても教えて頂いたが、当選時から疑問に思ったり、何か経緯の存在があるのだろうと思ってきたことばかり。あたらずしも遠からずだった。いずれにしろ、民主主義の基本である多数決の論理がもう少し必要。

その後、会派控室。依頼のあった問い合わせ・調査などに対応。その後、諸連絡。その後、同僚議員と懇談。父のことについてもご心配を頂いたり、様々なアドバイスを頂く。皆さん病気事情に詳しい。

その後、市バスで姫路駅。小溝筋で駅そば。そういえば、ベッドでも駅そばが食べたいといっていた。神姫バスで西庄北。徒歩でJ。妹Rと交替。受持ちの看護師さんと意見交換。Jは急性期の脳梗塞患者の病院のため、慢性期に入れば転院が必要になるという。その後、母、Rも合流。リハビリの様子等を見守る。少しずつレベルはあがってきている。傍目からは簡単に見える単純なリハビリでも、作業を伴うものが終われば汗をかき、心臓もばくばくしている。脳梗塞の経験者から聞いた、家族主導のリハビリは難しいという話は頷ける(家族の言うことを聞かなかったり、どうしても甘くなってしまうという)。その後、仕事帰りの妹Mも来る。Mは今日も足ツボのマッサージをする。今日も仕事帰りの方が何人か寄って下さった。父は恥ずかしそうだが、ありがたいことである。最近すぐ寝てしまう。病院に通うだけで何もしていないのだが、精神的に疲れているのかもしれない。家族皆同じような状況のようだ。

  様々な差
04/15 (土)

acchi.gif TVで朝のニュース番組を見る。小沢民主党の注目度は高く、評価も今のところ堅調(小沢代表についてはいずれ記したい)。23日投票の千葉7区の補欠選挙が試金石になるというが、永田前議員がいた千葉で勝利できたとしたら大変なことである。その後、Rと西庄のJ。妹M、T伯父母と交替。土日はリハビリは休み。昔の思い出話など。今日も寄って下さる方も。ありがたい。

その後、Rを残して本町のS。妹Mの関係でもあるお通夜に参列。妹M、母も別に参列。私とそんなに年齢は変わらない方が亡くなられた。小さなお子さんが多くおられるそうだ。残された家族を思うと死んでも死にきれないと思う。悲痛なすすり泣きが会場中で聞かれた。

高齢化社会の一方で、平均年齢に遠く及ばない若さで病気で亡くなる方は依然多い。親御さんより先に逝くという葬儀にもたまに参列するが見ていられない。父が倒れたとき、母が私に言ったのも「親より先に逝くな」であった。

そういえば、財政破綻をさけるためにという観点で医療費の削減がいわれ続けている(といっても増加は避けられず、増加をどこまで抑えられるかといった話である)。日本では、現在のところ、所得や資産によって受ける医療の差がほとんどないし、今後も受ける医療に格差を入れることはできる限り少なくすべきである(小泉内閣の規制改革会議では混合診療の自由価格を皮切りに格差を検討しているが…)。差を少なくして、破綻を防ぐためには、所得(や資産)に応じて負担する比率を高めなければならない。

高齢者=弱者という位置付けには体力等の要素を認めるものの、その時点での所得等とは関係がない。単に生きてきた期間を表す年齢を基準にするのは時代遅れで、持てる人は応分の負担をして頂く必要があるということである。

報道によると、当市では「国の消防力整備指針に照らすと、(救急車を)もう1台増やす必要があるが、”予算がつかず”そのままだったという」(朝日新聞)。””内の言葉を対外的に使うことについては何度か言及しているが、財源は限られているのも事実である。若い人の突然死など、家族は無論のこと、社会にとっても大損失。そうした人を皆で助け合う社会にしなければならない。そのためには勝ち組といわれる人々の協力が欠かせないということだろう。

帰宅後、料理を手伝う。Rによると、父は寿司が映ったテレビ番組を見てうれしそうにしたり、ニュースで神戸空港が映ったので「行ったことあるんですよね」と聞くと「んーあるでー」と誇らしげに答えたという。

  恐い病気
04/16 (日)

kouji.gif 朝早く起き、TVで政治番組など。その後、病院。父と面会。昼食は母、Rと2号線沿いの土山の「ずっと」。平日は行列らしい。その後、旧知のKさんと遭遇。そういえば病院に来てたった数週間だが、この間いろんな知り合いと出会った。本人が病気の人、家族が病気の人。3回目の脳梗塞という方もいた。気をつけていても再発するそうだ。父は頭に入っていた管を抜き、点滴もはずされ、徐々にリハビリを進めているが、恐い病気である。多くの方からメールを頂いたり、病院に寄って下さったりしている。感謝。

  市議会増員選挙の投票率
04/17 (月)

acchi.gif 徒歩で実家。車で姫路駅前。山陽電車姫路駅前で朝の街頭演説。M代議士、T秘書、Yさん。今日は、小沢新代表のいう格差社会のあり方やポスト小泉との関係についても話す。前向きな話をしていると、時間がたつのを忘れるし、言葉もよく出る。終了後、亀井町のlight。市政懇談会。郷土歴史家のSさんとも遭遇。少し話す。

その後、市役所。会派控室。関係者から市議会増員選挙の情勢の報告あり。立場によって情報は若干異なるが、当落は別にして、住民の関心が低いという話もあり、高投票率だった町議会議員選挙より投票率が下がる可能制がありそうだ。

その後、住民の方の陳情に対応。資料作成など。Aさんにも手伝って頂く。その後、先輩議員から議会をとりまく様々な状況について教えて頂く。一部新聞報道にあった、ゆかた祭りの期間が3日から2日に減るという話も波紋を呼んでいるそうだ。昼食抜き。その後、兵庫県姫路総合庁舎。中播磨県民局企画調整部。法の解釈など担当の方と話しつつ手続き。上手くいく。その後、飾西、白鳥台、六角、菅生台方面へ。その後、病院。今日も何人かの方が寄って下さった。ありがたい。

  若い世代の格差
04/18 (火)

puri.gif 車で駅前。みゆき通りのはまもとコーヒー。Yさんと懇談。情報交換。その後、市役所。議会控室。同僚議員から驚くべき話。そろそろ決断すべき時。来客対応など。昼食抜き。その後、西庄のJ。父は少し車椅子にも乗りはじめたようだ。その後、市役所。ある職員の方と懇談。

その後、市バスで姫路。小溝筋のN。私より若い方々から職場の現状について意見交換。その後、商店街のお店に勤務するYさんも合流。懇談。その後、その後、市バスで姫路。若い方々と懇談。契約・期間・正社員、勤務先も大きな企業、小さな企業様々のようだ。私もできる限り多くの考えや所属の人と話すようにしているが、最近、特に若い世代で格差が生じていると感じることが多い。税による所得の再配分は一定行われているとはいえ、労働賃金や待遇格差は拡がる一方。同一労働同一賃金も言葉だけである。雇用形態については一定の歯止めを法律で再担保することと、所得把握と資産課税の適正化が必要だと思う。

  講演「新姫路市のまちづくり」拝聴
04/19 (水)

kocchi.gif 播但線で姫路。新快速で明石。神姫バスでR。面談。その後、神姫バスで西明石。新快速で姫路。マイクロバスで姫路キャッスルホテル。はりまの昼食弁当。その後、播磨政経懇話会。I市長の講演「新姫路市のまちづくり」を拝聴。

メモ(文責:私。意訳を含む、なぶり書きのメモですので、誤字や誤解釈があったり、読みにくい点も多々あるかと思いますが、今後の姫路の街づくりについて重要な点も含まれておりますので、そのままUPします。ご理解下さい)
http://himeji.g-serve.net/xoops/uploads/photos/86.pdf

今回の講演はトップ自ら広報・情報公開を率先されているもので、いい機会であり、市の組織が対応しているので私的な講演でもない。しかし、市議会でこうした発表を聞いたり、議論をする場はない。これが残念なことである。

TVの国会中継を見ていると今日も内閣総理大臣が出席している。今日の議題の行革法案だけで約10時間の出席。もちろん答弁や議論をする。姫路市の場合、今任期では、市長の委員会出席は3年前のドーム系ホール調査特別委の2日だけ。過去の経緯に合理的な理由があることは推測できるが少し寂しい(地方議会は自治体ごとに首長の委員会出席ルールが違う)。いずれにしろ詳細は長の補助機関と議論したい。

その後、ホテルから徒歩で市役所。迎えの車がきている人も多い。同じ市議でも迎えの車が来ている人もいる。専業・兼業議員。あまり議論にならないが、差は多い。その後、企画財政局、健康福祉局を訪問。諸手続きや資料拝受など。ある方から格差の拡大についての指摘並びに助言を頂く。期待も頂いている。その後、西庄のJ。先生と話す。その後、失念。

  新温泉町の幼保一体化施設を見学!!
04/20 (木)

panda.gif 車で市役所。市議会棟玄関前で2003年初当選議員の勉強会「03会」のメンバー8人と合流。バン(ジャンボタクシー)に乗り合わせ出発。姫路バイパス・播但道を使って北上。途中、村岡ファームガーデンなる道の駅で昼食。「ハバネロ七味」なる商品が食堂のテーブルに備えてある。手にふって舐めてみるとかなり辛い。最近、激辛への欲求が高い。すぐさま購入。併設の売店では地場産品の販売も。野菜を筆頭にほとんどの商品に出荷者の氏名が記載されている。トレーサビリティー(追跡可能性)というが、食の安全・安心に対する消費者の意識の高まりだけでなく、差別化にもなっている。

今回の視察目的の新温泉町に近づき、車中から景色を眺めていると、桜の多くが散り、このあたりでも春を感じさせる。一方で雪が残っている山もある。つくしもはえている。そういえば今年は食べていない。昔は春休みになると、自宅近くや太尾の親戚の家にとりにいったもの。



耕作放棄されている棚田も多く見られる。高齢化や跡取りの不在で耕作できなくなった農家に代わって営農組合等が代わりに耕作しているところもあるというが、棚田などは割に合わなさ過ぎるのだろう。

そんな中、新温泉町の幼保一体施設「ふれあいセンター ゆめっこランド」に到着。ここは、新温泉町の幼稚園・保育園・子育て支援センターの一体施設で、地域のお年寄りやボランティア団体などとのふれあい交流機能ももたせている。下の看板のように「温泉幼稚園」といったような名称も掲げられているが、町の機構としては幼稚園は「ゆめっこランド幼稚園部」となっている。国の所管が文部科学省(幼稚園)と厚生労働省(保育園)に分かれており、建物の区分や名称の掲示等が必要であったのだろう。



Tふれあいセンター所長、K保育園長(子育て支援部部長兼務)からヒアリング。どこの自治体でも少子化や子育て・女性の就業意識の変化などで幼保一体化の課題を抱えている。他都市からの視察も多く、北海道から視察に来たところもあったという。

[幼保一体化導入の背景について(リンク資料参照)]
経緯としては、旧「温泉町」のB町長(現「新温泉町」町長)が進めた施策。旧温泉町には6小学校あり、1小学校区1幼稚園の体制があった(姫路と似ている)。ほかに町立の保育園が2園あったが、町立幼稚園が全校区にあるために、保育園は5歳児を受け入れず、幼稚園に通う仕組みになっていた(温泉町には私立施設はない)。働いている母親から「働いているので5歳になってもこのまま保育園で預かってほしい」と相談を受けても断るしかなかった。少子化や過疎化の影響で10人未満の幼稚園もあり、改善が急務であった。

[自分たちだけで取り組んだのではない]
実際の導入にあたっては、姫路の元兵庫教育大学付属幼稚園副園長の木村才子先生のアドバイスを受けつつ、先行していた旧八千代町の「キッズランドやちよ」の事例を勉強しながら取り組んだ。

[園児定員と職員配置]
定員は幼稚園と保育園を合わせて220人。実際の園児数は2005年度が216人、2006年度は176人(希望者は全員入園)。教諭、保育士、調理師は総勢30人(正規21・臨時9)。

[ゆめっこランドの建物]
木造一部鉄骨作り平屋建て。延べ床面積は2224u。建物は扇形。町長は全て木造で建設したかったが、縦割りの壁(規制?)があったという。幼稚園・保育園のほか交流支援センターとして「ふれあい交流ルーム」を設け、高齢者の憩いの場とするほか、未就園児と保護者に開放している。

[総事業費と財源]
総事業費は10億1865万円。土地は採土場跡地のためそんなに高くなかったものの、造成工事に2億7千万円、建設費に6億円かかった。財源は、一般財源から約1億5千万円、起債は7億1千万円。国からは建設費等の補助として保育園部が厚生労働省の社会福祉メニューから62%相当の補助、幼稚園部が文部科学省のメニューで16%程度、ふれあいセンターの部分が農林水産省の先駆的木造公共施設等整備事業として21%の補助があり、合計1億5千万円の補助を受けた。県からはふれあいセンター部分で4千万円の補助を受けた。

その後、質疑応答(以下、私の責任で適宜要約しています)
Q.「ゆめっこランド」以外に保育施設はあるのか?また、5歳児・4歳児の就園率(町児童の何%の子供が通っているか)は?
A.町立の6幼稚園と2保育園を全て2005年3月に統合して「ゆめっこランド」になった。5歳児は去年も今年も100%。今年は4歳児も100%就園になった(ただし、昨年10月1日に旧浜坂町と合併したが、そこは含まない)。

Q.統合により保育園の5歳児受け入れ以外で変わった点は?
A.統合までの幼稚園は小学校と同じく1ヶ月程度の夏休みがあったが、大幅に削減しお盆の4日程度だけにした。

Q.幼保一体化を控え、新規職員採用の条件として幼保の資格併有をあげる自治体も多いが温泉町ではどうだったのか?
A.21名の職員のうち、幼稚園教諭だけが1名、保育士資格だけが1名。他の19名は幼稚園教諭と保育士資格の双方を持っていた。(その点ではスムーズに統合・移行できると思っていたが…というニュアンスあり)

Q.幼稚園部・保育園部の選択状況は?
5歳児で幼稚園21人・保育園45人、4歳児で幼稚園11人・保育園40人である。

Q.4歳児の混合クラスでは幼稚園部と保育園部の子供がいるが内容に差はないのか?
A.幼稚園部でも、保育園部でも同じ年齢なら午前中は同じ教育・保育内容で、帰る時間に差があるだけである。今年度は、4歳児の幼稚園部の単独クラスを廃止し、幼稚園部・保育園部の混合クラスにした(5歳児は幼稚園部と保育園でのクラスは別々のまま)。一部保護者に異論もあったが、幼稚園部を希望する子供が昨年より減ったので、独立クラスにすると幼稚園部が少人数クラスになってしまう。これでは、統合した意味(過度の少人数を避けたいということ)がなくなってしまうということで混成を決断した。子供の場合、お互いの人間を探りながら人間関係をつくる。少人数の集団では、喧嘩を一度すると、仲直りができないような人間関係になることがあり、バラバラになってしまう。混合クラスにすることで、一定の人数のクラスを確保できた。喧嘩もできるようになった。去年の卒園児童も、これまでより皆たくましく立派になっていた。小学校にもスムーズに通うだろう。

子供たちを見ていると、集中して教育を受けられるのは半日が限度。1日中の教育(幼稚園)することは難しいのでは。また、お昼までだけ預かる幼稚園部のニーズは少なくなってきている。

Q.統合前と比べ、ランニングコストの面で効果は?
A.1箇所に集約しただけで人員削減はしていない。通園バスも4台と2台増車した(これまでは2つの保育園に1台ずつあった)。コスト軽減の効果はない(そもそもコスト的な考えはない様子)。通園バスはタクシー事業者と他の民間企業に委託。1日1台3往復で年間委託料の予算は1500万円。

Q.保護者負担はどうか?
A.保育園の保育料は、国の保育料基準の25%を町独自で軽減している。2005年度の保育料平均は15000円程度。一方、幼稚園保育料は月額5700円。ただし、保育園と同じ完全給食を実施しており、給食費は別に月額4300円徴収している。つまり幼稚園は1万円となっている。

Q.地域特有の問題は?
A.通園バスを4台走らせても、最も長時間乗車する園児は片道40分。冬場などは7:20にバスが園をスタートするが、職員の出勤時間は午前7時になり、豪雪時はチェーンをつける必要もあり大変。

Q.幼稚園から保育園にシフトしている状況と、「保育に欠ける・欠けない」という保育園入園基準の関係は?
A.国の示す基準を守っている。

Q.廃園となった旧幼稚園の土地や建物の用途は?
A.跡地利用は決まっていない。県事業のスポーツ21で仮に使っているところもある。

Q.温泉町は女性の就業率・就職状況は高いのか?
A.特に高いというものでもないが、祖父母に預けるという考えが次第に薄らいでいっている(温泉旅館等でパート勤務する女性も多いらしい)。

その後、実際に園長先生に施設を案内していただく。ちょうど、お昼寝の時間が終わり、おやつ(バームクーヘンとみかん、牛乳)の時間だったのだが、多くの子供たちが大きな声で「こんにちは」とか「園長先生」とか話しかけてきた。

我々のような初対面の大人にも大きな声で挨拶がてきる。これが園によって違うことは経験上知っている。教育の成果ということもあるが、環境も大きな要素である。少人数の園ではこうしたことが恥ずかしくてできなくなってしまうのではないか。それが子供であろう。

私がメモや写真をとっていると「熱心ですね」と言われた。「今年が開設2年目だが、毎日が試行錯誤。職員連携が最も難しい。(同じような幼児を対象としてきたにも関わらず)幼稚園・保育園の先生の考えが違っていた。昨年は、お互いを批判するということも現実にはあった。何度も話し合いをした。木村先生を交えたり。涙を流すこともあった」という話も聞けた。

大変勉強になった。教育施設等の場合、視察の受け入れ等は断られることの方が多い(今回のように我々のような素人が訪問しても、受け入れ側にとってはメリットはないからである。横浜市などは視察手数料を徴収する方針!)。今回快く受けて下さったことに感謝したいし、国に先行して難しい課題に取り組まれた町長や教育委員会、幼稚園・保育園の先生型の努力に敬意を表したい。

その他、資料[基本的なデータはここ]

その後、日本海沿いに西へ向かい、途中休憩を挟んで鳥取市へ。宿にチェックイン後、鳥取市の「鳥取発新商品奨励事業」で国土交通省の社会実験の対象事業として認可を受けたばかりのの賀露港のイベントに参加。冬場は日本海の”カニ”が揚がり、観光客も多い賀露港というが、夏場は観光客が激減するそうで、通年型の観光商品を出す必要があったという。そこで考えられたのが漁師料理を簡易店舗で供する事業。漁師や販売店、宿泊施設を中心とした賀露みなと観光協会と市役所の協働事業である。JRの廃コンテナを利用した店舗を夏場だけつくり、海を前に料理を供するという仕組み。わかめや鯖のしゃぶしゃぶなど珍しい料理も。

雨が降り、吐息も白くなる悪天候の中であったが、鳥取市経済観光部観光コンベンション推進課のK課長が雨でびしょ濡れになりながら一生懸命説明したり、もてなして下さった。部下の人や商人以上に先頭にたって動いており、一同大いに驚く。観光客300万人という倍近い目標を掲げる鳥取市役所だが、「おもてなし」(ホスピタリティ)の意識が足りないという指摘があり、自ら率先しているものの、いつもまだまだと思っているという。聞けば、Kさんは民間出身で5年間の任期付職員。子どもさんが11人もいて大家族としてTVにも出たことがあるという。取り組み姿勢が役所的なものはおろか、業務としてのもの以上と感じていたが納得。こういう人は探してもなかなかいない。採用経過はわからないが、職場の雰囲気が変わるぐらい効果が大きいと思う。一同大いに感動。


とっとり賀露港


その後、部屋に戻り、有志で懇談。侃々諤々。激しい議論もあった。

  鳥取市副市長を表敬訪問!
04/21 (金)

akubi.gif 朝方はヒョウが降るほどの悪天候。チェックアウト後、鳥取市役所。鳥取市は姫路市と姉妹都市であることからI副市長を表敬訪問。企画推進部のT部長、都市交流室のO室長同席。懇談。副市長は新日鐵出身という。



鳥取市では、観光に力を入れて取り組んでおり、心からもてなしができるよう「観光マイスター資格」制度を導入。昨年度の第一期は研修と筆記試験・面接を実施して64名が合格したという。観光産業に従事している人には資格取得のメリットがあるそうだ。また、高速道路「姫路鳥取線」が2009年に全面開通することで姫路との距離が一段と縮まり、近畿圏からの観光客も期待しているという。大阪直通の智頭急行もあり、鳥取の人は姫路を身近に感じているそうである。

また、「03会」のメンバー8人が超党派であることに驚いておられた。確かに公的な議会の委員会以外で、有志で民主党・自民党・公明党・共産党・新社会党の所属議員が一緒に視察に出かけることはまずないであろう。「考えは違っても、”姫路をよくするために”という共通目標がある」と久保井議員が説明された。

その後、議会事務局。K事務局次長の歓迎の挨拶では、なぜか議会改革で鳥取市議会が姫路市議会より進んでいる点について説明があった。よく調べておられる。本会議の1問1答制度の導入によって、議員が勉強するようになったという話も(苦笑)。近いうちに、携帯電話へ日程や書類配付の連絡をメールするシステムや職員用庁内LANで議員の出退状況がわかるシステム、議員倫理要綱なども策定するそうだ。事務局主導の改革ということがいいたかったのかな(笑)。小規模な自治体ほど試験組と選挙組の差が大きくなる。それだけの話。

その後、産業経済部のT次長、担当のAさんからヒアリング。鳥取市は中小企業が99%で大企業は鳥取三洋電機ほか数社しかなく、大半が下請け型の企業という。そこで、オンリーワン・鳥取発の新商品を作る必要があり、「鳥取発新商品奨励事業」を開始(事業内容等は下記リンク参照)。ただ、残念ながら現在のところ効果は思ったほどあがっていないそうだ。
http://himeji.g-serve.net/xoops/uploads/photos/88.pdf

その後、質疑応答など。有効求人倍率は0.81で、山陰地方の景況感は都会とは違うようだ。工業団地を整備し、企業誘致を狙っているが、誘致企業の数値目標が市長選挙のマニフェストに明記されたため、プレッシャーになっているという話も。鳥取市の企業誘致の売りは、労働力の勤勉性や気質というが、地の利がない中で都市間競争の激化や情報の共有化で他都市にはない独自の誘致策を考えるのも簡単ではないと思う。

途中、鳥取市議会議長が来られて歓迎の挨拶。鳥取市と姫路市は長年議会レベルでも様々な交流を行っているそうだ。その後、観光ガイドボランティアのKさんから鳥取の歴史を中心に話を伺う。本業はタクシーの運転手さん。あまりの熱心さに皆驚く。



その後、市内のたくみで松花堂弁当の昼食。地産地消の看板を掲げるだけあって食材の大半に地元産品を使っているという。その後、国道53号線・中国自動車道で姫路へ。3時間ほどで姫路市議会へ到着。

その後、議会控室。急ぎ作業。その後、職員組合のF委員長来訪。懇談。その後、西庄のJ。父の様子がおかしい。順調に回復している様子だったが一進一退ということか。そんなに甘くはないということ。

その後、姫路バイパスを使って龍野。たつの市議会議員選挙の個人演説会。いよいよ明後日が投票日。大激戦である。その後、姫路バイパスを飛ばして帰宅。少し疲れた。激辛料理で元気回復。



参考−鳥取市2学期制の資料

  骨の多い傘をつくる
04/22 (土)

kouji.gif 事務所で視察内容をまとめる。作業が遅く時間がかかってしまう。仕事が遅いことに無性に腹が立つ。が、どうしようもない…。昼食抜き。

その後、手柄のM代議士事務所。民主党姫路総支部の幹事会。党員・サポーターの拡大活動、地方議員選挙の対応等について。総支部長(代議士)を中心にしてピラミッドを多数つくることが必要。骨の多い傘を増やせば傘は強くなる。政党にとってその骨は地方議員である。その後、市役所。増員選挙の期日前投票は市役所1Fでも可能のようだ。議会控室。その後、帰宅。

  民主党、千葉7区の補欠選挙で逆転勝利!/姫路市議会増員選挙スタート!
04/23 (日)

acchi.gif フジテレビの報道2001を見る。松本たけあき代議士が政調会長として出演。相手の中川自民党政調会長は35歳の息子さん(秘書)が東広島市長選挙に出ているため広島から中継出演。当選すれば全国最年少らしい。

その後、播但道を通って香寺町。市民クラブの同僚議員とともに増員選挙の出陣式に出席。その後、再び播但道・姫路バイパスを通って西庄のJ。父は個室から4人部屋へ移動。ヒゲが伸びていたので剃る。これまで看護師さんや妹Rがやってくれていたが、私がやると嫌がった。息子にひげをそられると考えたら、確かにあまり嬉しくないだろう。

最近も多くの方からお見舞いや励ましのメール、お声掛けを頂いている。ご自分の家族の経験等を知らせてくださる方も多い。改めて感謝したい。その後、エーモン砥堀店。買物。その後、家族で夕食。

帰宅後、衆院千葉7区補欠選挙、たつの市議会選挙の結果等に注目。千葉7区では、メール問題で不戦敗の観測すらあった民主党だが、逆転勝利。メール問題で支持が低迷する中で県議を辞めての立候補。この決断は政界の常識を超えている。太田さんは26歳。私より6つ年下である。ここにいると年齢の感覚を失いかけるが、時代は止まっていない。たつの市会選挙は同姓も多く僅差でもあることから開票が遅れたが、悲喜交々の結果であったようだ。

  近大姫路大学、開学へ向けて地鎮祭を開催
04/24 (月)

acchi.gif 車で姫路駅前。山陽電車姫路駅前で朝の街頭演説。民主党、増員選挙等について話す。M代議士、K県議、O秘書、Iさん、Yさん。終了後、ミスタードーナツ。市政懇談会。その後、市役所。議会控室。職員の方と四方山話。姫路市機構便利帳が納品される。その後、姫路バイパスを通って大塩町。近大姫路大学の地鎮祭に参加。

その後、御国野、城見台、砥堀を訪問、挨拶、懇談、御礼などしつつ回る。実家に立ち寄った後、商工会議所。懇談。その後、市役所。その後、M代議士事務所。昨日の選挙結果についてMさんからご意見拝聴。その後、西庄のJ。父の機嫌悪し。その後、手柄の姫路アイスアリーナ。その後、ヤマトヤシキ。その後、二階町のH。N社のYさんと懇談。私のHPを見て頂いているようで、細かい内容までご存知。驚く。過去に病気になられたのだが、ほぼ回復されている。父もこのぐらい回復できたらと思う。

  姫路アイスアリーナについて
04/25 (火)

kouji.gif 事務所で頂いたメール等に返信。進路を考えるに際して、先生を通して私のところにも相談に来たことがある姫路西高校の後輩からも新生活やサークル参加を伝える嬉しいメールも。高校・大学を通じて私の後輩となることは今年も縁がなかったようだが、慶応大学経済学部で頑張ることになったという。小泉総理の後輩だねという返信と若干のアドバイスをしておいた。他にも多くのお話を頂いている。ありがたいことである。

その後、市役所。介護保険等の相談に対応。私も詳しくないが、被保険者でも制度を知らないという方が多い。その後、南駅前町のN社の方と打ち合わせ。その後、姫路アイスアリーナの件で東京のN社の担当者からヒアリング、意見交換。実情も拝聴。その後、依頼のあった諸案件をこなす。上手くいくものそうでないものいろいろである。

その後、手柄のM代議士事務所。ボランティアの皆さんが「たけあき通信」の発送作業中。女性軍団に圧倒されつつも世間話。そういえば自分の竹さん通信は遅れている…。その後、西庄のJ。先生と話。検査結果に問題点。

  ゆかた祭りの日程短縮について
04/26 (水)

kocchi.gif 車で姫路駅前。写真撮影など。その後、市役所。市議会のま観光とにぎわい対策特別委員会。ゆかたまつりを3日から2日間に短縮する方針について、委員から異論が続出。主催者発表ではなく、現実として約20万人規模の集客力のある「ゆかた祭り」であるが、若者の逮捕者が毎年出ている等の警備上の問題が削減の理由という。毎年の祭りだけでなく、日常でも駅前で若者が暴走しているところを見ているが、警察も手がつけられてない。暴力を恐れて真っ当な方が屈するというのは本末転倒だが、現状の警察力では責任ある対応ができないということもあるのではないか。2日は主催者の「ゆかた祭り振興協議会」が既に決定した事項であるという。同協議会には議会出身の委員(あて職)もメンバーとして出ているが、そんなことはお構いなしである。執行機関的なところに議会選出の委員を出すことがそもそもの問題という原則論はそれとして、大選挙区制の下での会派は同じ会派の所属議員でも関係が希薄になる。あて職の問題については別の少し大きな問題もある。

それはそれとして、祭り屋台などイベント型集客を進める市の施策とは反する。警察は県の問題であり、姫路市議会としては3日に戻すという主張に賛同したい。その後、議会控室。同僚議員から増員選挙に関して変な話。HPメンテナンス。問い合わせなど。

昼食はファミリーマートで買い求めた明太子おにぎり1こ、野菜ジュース。ダイエット宣言は何度も口にしているが、現実に食事を押さえ気味にして3日目。少し体重減が見られる。その後、会派市民クラブの総会。議会委員会再編問題と6月議会の質問者等について。私も改善点について少し意見。その後、先輩議員から最近の市政についてご意見拝聴。その後、手柄のM代議士事務所。K事務局長と打ち合わせ。

その後、西庄のJ。立ち上がる練習を見守る。最近は私のいうことも聞かないことが多かったが、今日は機嫌が良いようだ。経験者の方に伺うと、働いている男性の場合は特にイライラしてくるという。その後、先生と話す。その後、Oさんと意見交換。その後、帰宅。すぐに就寝。

  県立総合リハビリテーションセンター中央病院へ転院!
04/27 (木)

hare.gif 車で市役所。議会控室。同僚議員と懇談。その後、父の担当の先生から呼ばれ西庄のJ。実は一昨日の検査で脳梗塞とは全く別の癌の可能性が指摘されていた。弱り目に祟り目ではないが大変困惑していたのだが、内視鏡検査の結果でガンではなく潰瘍のようなものということだった。これにより転院も正式に決った。安堵。リハビリは早ければ早いほどいいらしい。

その後、特に許可を頂いて車椅子で病院周辺を散歩。モカとモモ、雪之介を家から連れてこさせていたので、対面させた。父は入院後外気を吸うのは初めて。喜んでいた。その後、妹Rと介助タクシーという寝台車対応のバンに同乗し転院。神戸の県立総合リハビリテーションセンター中央病院へ。諸手続きの後、病室へ。俗に”玉津のリハビリセンター”と呼ばれている当病院だが、入院経験者や病院関係者を含めて皆さんから異口同音に”厳しい”という話を聞いていたため、私も緊張していた。主治医となられる予定の先生が入ってこられると少し安岡力也に似ている。更に緊張。父が答えられないことに対して問診を受ける。途中、母やR、妹Mも到着。Rによると、私は体育会系の学生のように直立不動で気合の入った受け答えをしていたという。気合を入れすぎていたようだ。その後、看護師さんや療法士さんからも様々な説明を受ける。その後、姫路バイパス、播但道で帰宅。すいていればDOOR TO DOORでも1時間ほどである。ストレス解消に激辛料理。私が辛いと感じる域となると家族では妹Mぐらいしか対応できない。

  海外留学の壮行会!
04/28 (金)

kocchi.gif 老人クラブのT会長さんから陳情。その後、神姫バスで姫路駅前。Sさんと懇談。市バスで西庄の県立循環器病センター。近年、格差社会に関連して医療費の問題が取り上げられることも多い。医療費でも滞納や不払いが増えているという。入院の場合、連帯保証人をとることが一般的らしいが、普通の病気でも、医療費を逐一提示してから治療するような病院が出てきたら大変なことになる。

その後、飾磨のダイスマジック(改装中)。その後、姫路リバーシティ。その後、亀山のにしもと。その後、市役所。議会控室。議会事務局。その後、姫路バイパスを通って神戸のリハ。東棟5階で日当たりもいい。神戸在住の父の実姉が来てくれていた。父の母である私の祖母が亡くなったのが4年前。この順序が逆だったら大変だっただろう。途中、病院内食堂のボヌールで月見そばカレーうどん。本格的なリハビリは連休明けになりそうだ。その後、市役所。姫路駅周辺整備室のHさんからJR高架下の看板設置について説明を受ける。先日の鉄道高架対策特別委員会で要望した南北の通り抜けができない箇所の”左折できません看板”の設置が決ったようだ。急ブレーキによる追突事故の可能性があっただけに迅速な対応に感謝。その後、みゆき通りの魚民。網干在住で1年間オーストラリアへ留学するYさんの壮行会。いろんな業界の方がいていろいろ話ができた。終了後、Kさんに送って頂く。感謝。

  姫路中央メーデーに参加!!
04/29 (土)

puri.gif R運転の車で姫路警察署西の東御屋敷跡公園。連合姫路主催の姫路中央メーデーに参加。今回初めて民主党の街宣車を出して演説。東京代々木公園の中央メーデーでは小沢代表も参加したようで、わんこそばの早食い大会で自らそばを入れるなどしたという。来賓として壇上にあがる。役員や参加者の方と懇談。同級生や後輩も参加していた。M代議士も東京から戻って参加。



その後、姫路市議会増員選挙の最終盤の情勢について取材対応。今回は関係者の意見と住民の意識に差があるような気がする。その後、大手前公園で開催されている「みどりの日」緑化キャンペーンを見学。その後、ハマモトコーヒー。クロックムッシュの昼食。美味。その後、時間があったので西駅前町のスピロビに入ってみる。リラックス。その後、駅南からマイクロバスでサンシャイン青山。三菱電機姫路製作所支部結成60周年パーティー。三菱電機出身の加藤敏之参議院議員のほか県内の地方議員の皆さんはじめ、松本たけあき代議士、山口壮代議士、辻泰弘参議院議員や連合、会社、行政関係者と共に参加。H委員長にはご配慮を頂き、産別以外の市議では唯一声掛け頂いた。感謝。その後、マイクロバスで姫路駅。途中、AさんからHP見てるよと声を掛けられる。驚く。その後、Mちゃんと長く話す。

その後、播但線で砥堀。県外の私立中に通う生徒さんと遭遇。私立は休みが少なく授業時間も多いそうだ。公立では経済的理由などで塾に通えない子どもを支援するため、来年度から教員OBによる学習指導を全国でスタートさせる方針らしいが、学校5日制導入との整合性の点で考えると、この国の教育行政には一貫性がないことがはっきりわかる。

  増員選挙投開票!−民主党推薦候補当選
04/30 (日)

puri2.gif 姫路市議会増員選挙の投票日。伯父夫妻、母と一緒に神戸のリハ。病院内食堂のボヌールでカツカレー。夕刻、父の機嫌悪し。

夕食後、車で香寺町のO選挙事務所。T副議長ら市民クラブの同僚議員、連合姫路の役員の皆さんの姿も。22時過ぎに大方の結果が判明。御祝の挨拶並びに万歳三唱。民主党としては香寺町選挙区で推薦した水田作興・大塚恒彦両候補が当選。同町選挙区で2議席を独占した。他の選挙区でも会派市民クラブの同僚議員が応援に行った候補は全員当選されたようである。議会活動は党でなく会派中心だが、私の所属している会派「市民クラブ」としては、そうした縁のある方だけでなく、働く人や生活者の代弁者として共に活動したいという議員の入会を歓迎したい。議会活動においては、多数が全てであり、基本的な考えの共有のもとに、仲間を増やすことが何よりも大切である。ちなみに会派届出期限は5月12日(金)。

しかし、当日記でも予想したように投票率が前回の町議会議員選挙を大きく下回ったことは残念。議員数を減らしたことに起因するものだろう。議員1人あたりの住民数を増やすことは普遍化というメリットがあるのだが、投票率が下がることは避けたい。この両立が難題。

開票結果は姫路市選挙管理委員会のHP



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