Web版ひであき日記

2006年03月

  早くも3月!!
03/01 (水)

puri2.gif 車で市役所。今日は、姫路市が市制百年と和辻哲郎生誕百年を記念して創設した学芸賞「和辻哲郎文化賞」の授与式並びに作家城山三郎氏の講演。行きたかったが断念。

昼食はローソンで買い求めたカレーまん。同僚議員や他会派の議員の皆さんの話を聞きつつ、質問原稿に推敲。夕刻、来客対応など。夜、Aさん来訪。時間外取引や敵対的TOB、ホワイトナイトについて少し議論。物の見方が私と違うが、彼も信念がある。いずれにしろ、流用や粉飾の当事者や取締役、決算を認めてきた監査法人にも責任はある。新執行部にはお客様が安心する仕組みを早期につくってもらいたいと思う。

夜、市議会の会議録検索のページがまたもやダウンしている…。ほぼ毎日だが、毎回かしネットを借りるわけにもいかない。外部のCIO(Chief Information Officer)導入については、総務経済委員会で一度提言したことがあるが、効果をあげる余地が相当ありそうだ。

  代表質問スタート!!
03/02 (木)

kocchi.gif 車で市役所。9時から会派市民クラブの総会。議会運営委員会の報告。給与条例改正関係の議案が追加提出されるようだ。10時から本会議。今日から2日間は各会派の代表質問が予定されている。今日は創夢会のN会長、市民クラブの山下相談役の順で質問。所属議員数がそれぞれ13、9人。代表質問は大会派順で質問する。

消防の一部事務組合の扱いなど目立たないが将来の姫路市にとって大事な話も。Y議員の質問では、役職者の平均年齢や在職年数(係長45歳23年、課長補佐50歳28年、課長55歳33年など…いずれも平均)を具体的に指摘しつつ、民間企業や国家公務員等に比べても昇進が遅いことを指摘。若年層のモチベーション向上についても言及されていた。最近は指摘年数より改善されているという反論答弁も。ポスト数が限られた中で、同じような年次を同じように管理職に処遇するために、全員を遅らせている。簡単な話である。この方式では、多くがポストにつけるが、管理職として在任する期間はわずかになる。横並びの発想。この仕組みには功罪ある。崩すには、若手を抜擢して年次逆転を認めるか、キャリアのように早期退職制度を導入して組織をピラミッド型にするか。後者が無理なことはわかるが、年次逆転にしてもモチベーションの低下を招く可能性がある。役職給の比率の少なさや身分保障が事情を複雑にしている。

合併関連では、旧町職員の任用について、町の一般職の最高ランクである課長級(8級)を市の課長補佐(在職3年以上)と係長級(同3年末満)に、町の副課長級(7級)は、係長級(在職2年以上)と主任級(同2年未満)に位置づける方針などが説明された。給与水準ももちろん大切だろうが、主任以上に位置づけられるかどうかが大きなポイントか。それは姫路市の主任昇格には筆記試験の合格が必要であるからである。

また、500名を超える定数内職員とは別に、定数外の常勤嘱託88名・非常勤職員8名・臨時職員187名の合計283名の方の処遇についても言及があった。姫路市の常勤嘱託制度はなくなるため、非常勤嘱託(特別職)または臨時職員(一般職)のどちらかだが、前者は、特定の学識または経験に基づいて任用される専門職(逐条地方公務員法)とされるため、一般事務補助の経緯から後者となるのだろう。姫路市の場合、長期臨時職員の再任用は1回である。

交通局については、厳しい質問もあった。一歩踏み込んでいるのだから、その点の答弁もあってもよかったと思うが…。

その後、議会事務局で調査依頼など。その後、Kさん来訪。本会議中は逆に時間があり、諸活動に勤しんでいるようだ。意見交換など。

  代表質問を終えて
03/03 (金)

kocchi.gif 車で市役所。質問がようやくまとまってくる。今週は、永田代議士のメール問題がとんでもない幕切れ。様々な場所でご批判を頂く。大見得を切るようなパフォーマンスをするなら裏を取るのは当たり前の話。フリー記者を信じたのかもしれないが、それは人を見る目がなかったということ。しかし、その後の対処も稚拙極まりない。その後の対応で更に傷口を大きくし、危機管理能力も問われている。永田代議士が本会議場で武部自民党幹事長に謝罪しているTV映像。私は10年そこらしか政治を見ていないが、こんな情けない光景は見たことがない。

10時から本会議。2度の休憩を挟んで夕方まで。2日間の代表質問であったが、いくつか気づいた点がある。まず、地方議会における所信表明演説や代表質問といえば、新規施策の発表の場としての位置づけもあるが、姫路市議会ではそうした点がほとんどない。他の自治体の議会を取材した経験もある新聞記者の皆さんからも同じ話を聞くことも多い。理由は分からないが、メディアや市民、その代理としての議員がいる場で発表するという発想は形式的なことではなく大切なことだと思うが、負の面を考慮しているということだろう。それもよくわかる。

また、現在の姫路市議会の場合、所属会派というより議員個人ごとに対市長のスタンスが異なっているが、これは、特定の政党を除き、政策とは別の人間関係や支持母体の観点で会派が構成されていることのほか(大選挙区制の特性)、予算要望等の際の会派間格差や与党会派の事前審査的な制度(非公式)がないこと、少数会派の優遇措置が多いこと(本会議質問時間配分、一般質問順序のスライド制、委員会質問順序なし)など、会派間の格差が少なく(競争も少ない)、野党的な会派が存在しにくいことも一員だろう。

今日の朝刊には、亀寿福祉会、明日の朝刊は手柄の「太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔」の支援が取り上げられた。この他にも知的欲求が満たされるような新事実もあった。他の議員の質問で学べるというのは、ありがたいことである。

本会議後、ニュースなどを見る。野田国対委員長が辞任すれば、後任は菅さんに依頼すると思ったまでは私の予想通り。ただ、受けなかったのには少し驚いた。前原代表と菅さんはそんなに遠くないと思っていたからである。渡部恒三前衆院副議長とは更に驚いた。また渡部先生が73歳になっていたことは少し感慨深い。私が20歳の頃、今から10年ほど前に、故奥田敬和先生を訪ねてパレロワイヤル永田町の事務所にこられ、奥田先生と碁を打ちながら懇談していたことを思い出す。同じ竹下派の七奉行で当選回数も同じ。ただ奥田先生の方が年上で兄貴分だった。1人の失態で二大政党の一翼を担わんとする政党が沈没寸前になる。こんなことで政治不信が高まるのは許しがたいし、腹が立つ。

その後、Tさんと話す。今日付けで退職するという。議会にきて3年だが、場所によって、人が変わるところと変わらないところがはっきり区分されていることがわかる。長期滞留はよくないが、めまぐるしく変わるのももの悲しい。その後、Sさん来訪。珍しく調査して帰られた。何だったのか気になる…。

  犬家族!
03/04 (土)

kocchi.gif 自宅に妹R、Tさんが来訪。妹Rは柴犬モコ(8ヶ月)を連れてきた。私やRの実家もあわせると6匹いるのだが、実家の隣に住む伯父もシュナウザーを飼い始めたそうだ。相性はそれぞれ違うのだが、また賑やかになるだろう。ちなみに妹Rはトリマーでもある。これまでチワワであっても雪之介の方が強かったが、今日は立場が逆転していた。夕方まで事務所で別の仕事に取り組む。

  会津のケネディー!
03/05 (日)

kocchi.gif サンデープロジェクトなどニュース番組を見る。目をそらしたくなるような内容ばかりだが我慢して見る。渡部国対委員長も出演している。あのズーズー弁は相変わらず。最初に立候補した時のキャッチフレーズは『会津のケネディー』。渡部先生の後に続いた早大雄弁会の後輩も「○○のケネディ」というキャッチをマネをして使ったという。

その後、質問の修正。7日の本会議登壇は午後になる可能性が高い。途中、脱線して別の案件の文書を作成。夜、実家の両親が殻付きの牡蠣を持ってきてくれた。冬も終わりが近づいている。質問内容は決めたが、あとはトーンと時間配分だけの問題。これが難しい…。結局、何度も修正。朝まで。

  e-Japan重点計画とその実情
03/06 (月)

kocchi.gif 車で姫路駅前。定例の朝の街頭演説。雨模様だが、気温は春のようである。この冬もコート無しで通せた。健康体である。予算の規模や内容等について話す。M代議士、K県議、T秘書。

その後、市役所。10時から市議会本会議。今日から2日間は一般質問。先週実施された代表質問との違いは、強いて言えば関連質問ができるかどうか。代表質問がある議会では一般質問に対する市長の答弁はないようだ。市民クラブからは八木隆次郎議員が質問。IT教育についての質問は翌日の神戸新聞にも取り上げられていた(下記参照)。

内閣のIT戦略本部が策定した「e-Japan重点計画」に基づき、「2005年度までに、すべての小中高等学校等が各学級の授業においてコンピュータを活用できる環境を整備する」ことを目標にと文部科学省のHPにはあるが、姫路市では3.5%という…。会派予算要望では私からも要望したのだが、自治体間の差が大きいようだ。

姫路市データ(2005年3月31日現在)
普通教室のLAN整備率 3.5%(県平均55.2%)×
教育用コンピュータ設置台数 42.6(県平均52.6)▲
教育用コンピュータ1台当たりの児童・生徒数12.5人(県平均8.0)▲
学校の高速インターネット接続率 100.0%(県平均93.0%)◎
出典−文部科学省HP(2005年3月31日現在)

昼食は、地下食堂の弁当。午後も質問。宝塚市長選挙に同市選出の岡野県議の名前が挙がっている。民主党籍を持っているが、無所属で出馬したいという意向という。最近、宝塚だけでなく、播磨でも旧揖保川町や太子町の助役が逮捕されている。私は、少しずつ政治はよくなっていると思っているが、世間ではそうは思われていないだろう…。

  本会議質問4回目の登壇!!
03/07 (火)

kocchi.gif 車で市役所。10時から本会議。一般質問2日目。昼食は地下食堂の弁当。午後一番で登壇、質問。そういえば、ちょうど1年前の本会議では75分の持ち時間を74分1人で質問した。先の12月議会でも質問したので連続登壇となるが、元々20分程度の質問を年4回の議会ごとにした方がいいと思っているため、連続ではあったが手を挙げた。今回頂いた時間は18分(ちなみに国会の法案や外交報告等の本会議質問時間は野党第一党で1人15分が基本。代表質問の党首クラスで1時間程度)。代表質問を除けば、委員会が中心となっている。

質問全文と答弁
http://www.takesan110.com//honkaigi/060307/

後輩(といっても私より先に議員になっている)の地方議員が教えてくれた「本会議は知らないことを聞く場ではない」。何度か当日記でも触れたが、行政を動かしたり、本会議中継や新聞報道を通して、市民に情報を伝える場として活用せよということだが、今回はどうだっただろうか。

他の議員の質問でも「にしはりま環境事務組合への姫路市の加入について」など勉強になった。加入しない方向という新聞報道もあり、形式的な加入にすぎないと思っていたのだが、そうでもないらしい。県や西播磨市町長会との関係と市民の追加負担を勘案した結果だろうが、合併の時と同じ視点でみれば様々な要素を勘案して決めたことだろう。

本会議散会後、くにさだ。懸案であったTさんとの懇談会。Iさん合流。政治の話をしていたのだが、いつのまにか別の展開になってしまう。政治とカネの問題など、浄化しなければならないことが多すぎる。その後、Sさんと遭遇。少し話す。既に先を見て動いているようだ。人事異動はやはり必要である。

  官民の意識の差
03/08 (水)

kocchi.gif 播但線で姫路。市議会は委員会審査がスタート。会派控室で議事録HPを作成。新聞報道やデータ等もあわせて夕方UP。今回も音声入力ソフトを使ったが、ほとんど役に立たなかった。合う人と合わない人がある。

その後、各種陳情などに対応。現地確認が必要なものもあり車で北西方面へ。写真撮影、住民の方の声を聞いたりする。その後、再度市役所。その後、ある民間企業の方と懇談。先日行われた市内企業のトップと市長の懇談会にも参加したという。その時の感想や意見などを拝聴。そこで示された行政システム改革プランの取り組み等について厳しい意見も。他の自治体との比較や過去と比較して企業経営者に語りかけても響かないのは、そもそも物差しが違うからである。今日話したのは、500人近い社員の生活を背負い国内外の企業と競争している経営者。こういう感覚の人に理解してもらうのはなかなか簡単ではない。私も初心に戻り、厳しい意見を聞くということでハードルを高くしておきたい。その後、業績不振で大量のリストラを実施する予定のS社の方と懇談。今月末で転職するという。

  官民の意識の感覚の違い
03/09 (木)

kocchi.gif 播但線で姫路。市議会は委員会審査がスタート。会派控室で議事録HPを作成。新聞報道やデータ等もあわせて夕方UP。今回も音声入力ソフトを使ったが、ほとんど役に立たなかった。合う人と合わない人がある。

その後、各種陳情などに対応。現地確認が必要なものもあり車で北西方面へ。写真撮影、住民の方の声を聞いたりする。その後、再度市役所。その後、ある民間企業の方と懇談。先日行われた市内企業のトップと市長の懇談会にも参加したという。その時の感想や意見などを拝聴。そこで示された行政システム改革プランの取り組み等について厳しい意見も。他の自治体との比較や過去と比較して企業経営者に語りかけても響かないのは、そもそも物差しが違うからである。物差しの違う人に同意を求めるのは簡単ではない。今日話したのは、500人近い社員の生活を背負い国内外の企業と競争している経営者。こういう感覚の人に理解してもらうのはなかなか難しい。私も初心に戻り、厳しい意見を聞くということでハードルを高くしておきたい。その後、業績不振で大量のリストラを実施する予定のS社の方と懇談。今月末で転職するという。

  F議長と四方山話…
03/10 (金)

kocchi.gif Rの運転で市役所。来客対応など。議会事務局。その後、議長室。F議長と四方山話。その後、同僚議員から他の委員会の様子を拝聴。総務経済委員会の事前資料配布を受けて少し目を通す。その後、Aさん、Sさんら相次いで来訪。意見交換など。

  車で神戸
03/11 (土)

acchi.gif 播但線に乗り遅れ、播但道・姫路バイパス等を通って車で神戸。県庁北の民主党兵庫県連。常任幹事会に出席。車で幹事会に行ったのは初めてだが、高速道路の通行料や駐車場の費用とあわせて結構高くついた。

幹事会では、姫路市議の増員選挙について、12区から申請のあった大塚恒彦・水田作興両氏の推薦を決定。その他、永田代議士のメール問題等について議論。今日は市立中学校の卒業式だが、姫路市の増員選挙について議決案件があったので、県連常任幹事会を優先。宝塚市長選挙の推薦等についても議論があった。

終了後、折角車で来たので震災ボランティア等で思い出のある場所を訪ねんといろいろ回る。そもそも運転は下手だし、当時は免許を持っていなかったので同じところを何度も回るなど混乱。長田では当時よく使った店舗が潰れていた…。その後、垂水のアウトレット ポルトバザール。Yシャツがほしかったが高かった…。その後、姫路へ戻り一旦自宅。その後、タクシーでHさん宅。ご家族の方らと夕食懇談。その他市政関係者とも懇談。勉強させて頂くとともにアドバイスも。Uさんに送って頂き帰宅。

  日曜日
03/12 (日)

puri2.gif 報道2001、サンデープロジェクト等の政治番組を見る。昼食は久方振りにチャーハンをつくる。その後、事務所で作業。その後、車でM代議士事務所。M代議士と懇談。K事務局長、T、K秘書、Iさんらとも懇談。その後、Gくん、Fくんと坂元町の十二也。夕食懇談。政治関係の話が大半。その後、播但線車中でNさんと遭遇。酔っている模様。3人で話しつつ帰宅。

  つれづれなるままに…
03/13 (月)

panda.gif 早朝、タクシーで野里のD。Nくん親子と面談。その後、山陽電車姫路駅前で朝の街頭演説。M代議士、K県議、O秘書、Yさん、Iさん。予算審議等について話す。終了後、山陽電車高架下のロッテリア。Kさんと懇談。その後、市役所まで送って頂く。

議会控室で同僚議員と懸案事項について打ち合わせ。10時から委員会室で総務経済委員会の予算審査。企画財政局、工事技術検査室、行政システム改革本部、会計課、選挙管理委員会事務局、農業委員会事務局と夕刻まで続く。本会議と同様に懸案の先送りや基本的な受益者負担原則と異なる案件について質問。議事録に残すことを頭に置いて質問(詳細は後日公開される委員会記録参照)。

何を言っても力不足で言い訳になるが、何か役に立つかもしれないので、対政治という観点で行政機関内部の法制と財政について少し記す。

国会の場合、内閣が提出する法案を”閣法”という。内閣は多数党派で構成されているため、大半の閣法は成立する。ただし、閣法の場合、内閣法制局の審査や各省の事務次官会議の承認を経た上で、内閣の閣議で提出が決定されるが、全員の賛成が必要で提出までにかなりの労力が必要である。また、内容的にも内閣法制局によってある種客観的にチェックされるほか、財務省(財政的観点でチェック)を含む他省の事務次官の同意も必要となることから、大臣だからといって新しい内容の法案を閣法として提出することは容易ではない。政治的な内容は論外である。一方、議員が提出する法案は、衆法・参法(それぞれ衆議院・参議院の議員立法)といい、閣法に向かない法案や政治的な要素を含んだ内容の場合、この形式で提出される。この場合、多数を占める与党提出であっても成立は簡単ではない(予算を伴う法案については提出要件も更に厳しい)。

現在の自治体では、首長の補助機関には法制担当部門があり、事務的な法制判断はできるものの、内閣法制局のような内閣直属の機関や大臣クラスの法制責任者をおいているところはまずない。議案提出に理論や客観性で縛りを効かせる機能は限定的で、そもそも違法でないことや解釈等の役割が期待されるものの、対政治という役割はそもそも想定されていない。一方、財政は国では機能していない部分もある(国の予算を司る財務省主計局は各省庁に対する厳しい予算査定で知られているが、バブル後の赤字国債を財源とした公共事業中心の景気対策に対しては機能しなかった。国の対政治という観点では財政は法制より弱い)が、自治体の場合、財政部門は組織的に中枢として位置づけられ、「財政が認めない(予算をつけない)」は外部の要望等に対する言い訳としても使われるほどである(我孫子市長はこの言葉を対外的に使ってはならないと職員マニュアルに明記)。ここが踏ん張れなくなったり、政治の介入を受けると、モラルハザードと映り、全体にも縛りが効かなくなるという。

よく指摘されるが、地方議会の場合、立法機能は非常に厳しいのが現実で、議案の提出といえば、大半が首長によるものである。議員提出議案として提案しなければならないような政治的な内容の場合でも、首長に提出の要望をする例が多い。要望が通れば、議案の成立はほぼ100%近くなる。ここ(提出前)に国と同様の客観性や制度的な縛りをかける方策、もしくは透明化を担保しておく必要がある(本来はこれこそが議会の仕事であるが、現実問題として敢えて記す。他都市の一部で見られれる予算編成過程の公表という施策がこれに近いかもしれない)。

この際、もう一つ、試験組(行政職員)と選挙組(議会議員)の関係について触れる。地方議会が採用している二元代表制(大統領制)は、議決機関(議会)と執行機関(首長/行政)を直接選挙とし、明確に区分している(両者の関係は「車の両輪」に例えられる。基本は「均衡と抑制」とされる)。国と自治体は制度的に異なるものの、現在、議員立法や議会機能拡充の流れは、政治主導の観点から双方で進んでいるが、その構成員としての試験組(行政職員)と選挙組(議会議員)の関係についてはどうだろうか。

国で試験組から選挙組への流入の動きが進んでいるのに対して、自治体ではそうなっていない。国ではここ10年ぐらい、住民に選ばれた政治家(選挙組)の権限を拡充するという政治主導の考えが取り入れられてきた。内閣機能の拡充や副大臣・政務官制度の導入という名目上だけでなく、現実に大臣の国会答弁等の機会も増え、能力も必要となってきたことから、当選回数だけの基準で大臣が選ばれる時代は終わり、能力が重視される時代になってきている。中央省庁のキャリア官僚で、選挙組に転じる人が増えているのは、権限を求めての人材移動とみることもでき、政治主導の進捗も示している。地方自治体でも、議員が執行機関に入ることができないとはいえ、公益のために働くという観点で同じ方向性でありながら、流入がないところには背景がある。大半は待遇等に著しい不均衡がある場合。これはリスクとリターンの関係であり、簡単に改善されない。また、条件等で恵まれた大きな自治体であっても、限られている場合はそもそもの別の理由があるのだろう。

また、両者の関係で言えば、大阪市のように、表面的に口利きを通して試験組が選挙組の言うことを聞き、厚遇等のチェックもしないというお互いの持ちつ持たれつの関係を築いていたところもあった。その大阪市が本来の「均衡と抑制」を機能させるための様々な改革を実施する。要望(口利き)文書化などの施策がその一つ(神戸市でも導入するようだ)。簡単に言えば、試験組を守る仕組み。これに限らず、議決機関(議会)と執行機関(首長・行政)の関係を整理する時期が来ている。本来、私の立場では議会側から着手すべきであるが、現行の待遇等の条件でも倍率的には人気があるとはいえない議会議員の選挙である。条件の向上は見込めるはずもなく、新規の人材流入については残念ながら簡単ではない。議会機能向上のための議会事務局充実等の施策も、定数削減による財源確保等がなければ難しい(条例による自主的削減は非現実的。合併による総数の定数削減が進んでいるため、法律による削減も難しい)。議会を変えるための努力を放棄したわけではないが、多様な意見をもつ住民の代表で構成された議会の意見調整の現実を見た上で、執行機関側から適正な関係の構築を求めなければならないということである。執行機関の権限は法律上、首長に与えられており、そのリーダーシップによりスピーディーかつ大胆に施策を打つことができる。「議事録に残す」などということは議員として恥ずかしいような下の策で、百も承知だが敢えて記す。

昼食はローソンで買い求めたカレーまん。その後、来客対応など。議会事務局の若手の方々と懇談。その後も来客続く。その後、車で山陽百貨店。買物など。その後、実家。その後、帰宅。

  監査体制の充実について!
03/14 (火)

kocchi.gif 車で市役所。国道312号線と2号線の交差点付近で大渋滞。北条の法務局の周辺まで渋滞。途中焦るも、オンタイムで市議会の委員会室に到着。他の委員の中には間に合わなかった人もいた。聞けば、姫路バイパスで事故があってその影響という。山陽本線の高架に伴い、将軍橋の通行止めも予定されている。自動車社会も意外に脆い。

予算審査は、産業局、消防局、監査事務局、公平委員会事務局の順。今週の委員会は4日間あり、今日が2日目。いろんな話があったが、結局、公金について自分のお金のことのように感じるかどうか。これに尽きる。この感覚については維持することは難しく、まして鋭くなることはない。私もこの感覚をいつまても忘れないようにしたい。

外部監査は、これまで何度かふれたことがある。監査については今後その重要性は更に高まる。通常の監査委員の人数も増加可能になる。この点については、昨年の本会議でも指摘したことがある。今年度分の外部監査結果(社会福祉事業団・社会福祉協議会等について)もHPで公表された。1900万円を上限とした当初の契約で、結果的に1700万円余りとなる見込みという。この報告書の作成に要した全費用である。上場企業の決算の場合、公認会計士(監査法人)の適正意見が必須となるが、企業の会計規模によっては莫大な金額の監査費用がかかる。しかし、行政の外部監査は、出納や会計のお墨付きである適正意見をつけるためのものではない。姫路の場合、上場企業数は限られ、公認会計士の人数も限られているほか、監査人の法定要件でもないことから、税理士にも間口を広げるなどの方策をとり公募を検討するなどの方法も必要ではないか(東京都港区2003年外部監査人を公募[応募8人]文京区等でも実施)。お願いして監査して頂くのも事実だが、他都市との均衡にとらわれず費用対効果という観点も取り入れていくことが必要だと思う。

その後、議会控室で同僚議員と事後反省会。客観的に見ている人たちとも話す。その後、ホームレスの方の殺人事件で動き。先日、ホームレスの方の炊き出しボランティアとして活動されているTさんと話した。新聞各紙でも取り上げられている方で、学生さんでもボランティアの方がいるという。一方で若い少年たちが正反対のことをする。この差が固定化されない社会を作らなければならない。その後も来客対応など。その後、Tさん、Sさんと都城。Kさん、Sさん合流。Tさん、Sさんの送別会。興味深い話も。新天地での活躍を期待するとともに、今後とも引き続き仲良くして頂きたいと思う。

  火中の栗を拾っても
03/15 (水)

kouji.gif 総務局、議会事務局の予算審査。総務経済委員会に所属してもうすぐ3年になる。私が質問したり指摘してきたことは、人事・給与制度や入札・発注、情報公開、コンプライアンス、説明責任など昨今の行革的議論ばかりだったと思う。多くが総務局の所管。コスト削減や効率化を中心とした待遇面などの難しい話や議員でも逆の立場の人もいるような話が中心だった。当市のおかれた現実、過去からの経緯など、できない理由を考えるより、自分なりに斟酌し、前向きの目標を考えて触れてきたつもりである。自分でいうのも何だが、相当嫌われたと思う。一昨日の日記でも触れたが行政と議会の役割分担を考えればおかしなことではないが、ここでそういうことを言っても青臭い話だろう(このあたりはいずれ記す)。そんな思いのある中で、今日の最後の議論に市バスの問題が議論になった。行政の内部でも、好んで難題にあたろうとする人はあまりいない。それでもやらなければならないことは誰かがやっている。収支が明らかになる企業会計で売上で人件費がまかなえない状況が続いている。議会からも毎年のように厳しい指摘を受け、昨16年度予算は、最大会派の創夢会が反対し、否決されるという話もあったほど。抜本改革の決断がない状況で、批判にさらされることが目に見えている立場に立つ。苦しい立場から他に策なく打ったと思われる窮余の手当削減策が更に厳しい批判を招いている。それぞれ立場や筋があり、批判が正しい部分もある。ただ、知る限り議会・行政内部でも批判ばかり。命令を受けて火中の栗を拾ってこの状況。こんな話は、寂しすぎる。抜本策の先送りはもう限界である。

議会事務局では海外視察予算廃止に伴う調査機能拡充のための方策、本会議記録の迅速化などについて触れる。委員会審査ではないが、教育関係でいい話も聞こえてきた。最近、教育に関連する様々な問題が起こっている。市議会の文教委員会のここ3年の記録を見ても不祥事系の話が多い。変な話は杞憂に終わったようでよかったが、ここもこれまでとは違った観点で問題に着手しなければならないと思う。教育は全ての基本である。昼食は希望軒でラーメン、ミニチャーハン。その後、総務経済委員会に付託された全議案が可決される。委員会終了後、手柄のM代議士事務所。企業経営者のK社長と面談。打ち合わせなど。その後、南町のF。市政関係者のSさんと夕食懇談。四方山話。

  姫路市都心部街づくり構想策定!!
03/16 (木)

puri.gif 車で市役所。市議会委員会室。鉄道高架特別委員会の来年度予算審査。都心部街づくり構想も発表された。策定にあたっては、検討懇話会という第三者機関の設置のほか、2度のパブリックコメントを実施するなど重々しい陣立て。時間的にも十二分の時間をかけている。特に重要な整備順序の変更も正式に発表された。つまり、ドーム系ホールが予定されていたイベントゾーンより、駅ビルや駅前広場・外濠ウォーターフロントなどのエントランスゾーン、都市型ホテルや商業施設の誘致が期待されるコアゾーンの整備を優先するという方針である。これは正しい。質問に対して方針転換理由の説明もあった。この問題については、再度政治問題化させたり、選挙の争点となるようなことはもはや避けなければならない。結局市民が損をするだけの不毛な議論になりかねないからである。

その他、駅地下商店街との導線関係など質問。また姫路駅南の山陽本線高架下道路から北上横断できない箇所についての案内表示を要望。北上できると思い、間違って曲がって通行止めだったという例が多々見られるため。私も間違ったことがある。他の議員もあるらしい…。休憩中、くら亭でやきそば。質疑終了後、予算を可決。

http://www.city.himeji.hyogo.jp/toshinsaisei/toshin-pc/machidukuri-kousou/index.html

その後、手柄のN。少し話す。その後、M代議士事務所。四方山話。その後、市役所。議会事務局。局長室。打ち合わせ。その後、議会控室。市民の方と話す。大変厳しい内容。その後、タクシーでH。会派総会兼打ち上げ。散会後、Kさんと意見交換。Mさん合流。四方山話。遅くまで。

  ぽかぽか陽気
03/17 (金)

hare.gif R運転の車で仁豊野方面。現場視察、写真撮影、訪問など。途中とある小学校の教頭先生に遭遇。少し話す。卒業式、入学式の仕事でてんてこ舞いの様子。新クラス編成の問題もあり大変そうである。

その後、市役所。会派控室。同僚議員と懇談。その後、阿保方面。お寺。Kさんと懇談。その後、市役所。庁内訪問など。多くの方に汗をかいて頂いたようだ。感謝。

その後、会派控室。来客多し。その後、手柄のM代議士事務所。その後、理容M。久方振りに散髪。先日の本会議質問の際にテレビを見た方から散髪の必要ありとの意見を頂いたようだ。服装や髪型には無頓着だが、そうとばかりも言っていられない。

  佐藤先生、東洋大学法学部長に就任!!
03/18 (土)

panda.gif 砥堀駅で妹MやTさんらと遭遇。やけに人が多いと思ったら、今日スタートの新ダイヤを知らずに、旧ダイヤのまま間違ってきた人が多いという。播但線で姫路駅。新幹線で東京は品川。オウム事件で有名になった某弁護士と一緒の車両だった。

山手線に乗り換えて新宿。少し時間があったので、新宿南口付近を歩く。マクドナルドにも年配の方が多く見られる。その後、新南口改札前。早大政経学部の佐藤俊一ゼミ(地方自治論)の同期生有志であるカルピス工業のIくん、日本生協連のSくん、国会図書館のEくん、電力中央研究所のIくんと合流。私以外に太った人もいた(笑)。今回の上京の目的は、佐藤先生が東洋大学の法学部長に就任され、早稲田大学のゼミ担当を退任されることから、その退任記念パーティーに参加するため。記念品を求め、高島屋タイムズスクエアへ。他の期生も同じ物を買うかもしれないなどと言いつつ、焼酎とグラスを購入。無類の酒好きの先生なのである。

その後、山手線で高田馬場。雨模様だが、早稲田通りを徒歩で新宿。「もくもく」などよく通った懐かしい店舗も残っているが、当時に比べてラーメン屋がかなり増えている。チョコとんかつの「ふくちゃん」がうどん屋に変っていた現実はやはり寂しい。たまに講演会のビラを配った南門周辺はさくらの開花間近といった感じ。学校裏のスーパー稲毛屋も変らないが、オーナー(早稲田商店街会長)が衆議院議員に当選したので、小泉ポスターが店頭に張ってある(笑)。変っているもの、変らないもの、いろいろである。


咲きはじめの桜と大隈講堂


その後、リーガロイヤルホテル早稲田。2Fのサファイヤ。まだ現役の10期生を含め各期のゼミ生約120人のうち約50人が集結。同期生は、サッポロビールのUくん、JR東日本のYくん、岩手新報のKくん、法科大学院のTくんらもここで合流。Iくんの乾杯の後、懇談。立食形式。Iくんに、私の好きな「カルピスソーダ&リアルゴールド」(姫路城やサティ姫路店にある紙コップ式自動販売機で売られている)はなぜ東京で売らないのか?と聞いたところ、驚いていた。本社の社員でもその組み合わせは聞いたことがないという。小売ベンダーのオリジナルということらしい。その他、体型が変ったとか容姿がどうだとか、議会はどうだとか旧交を温める。30歳を過ぎて中堅クラスの入口というところか。家業を継いでいる1人が常務だったが上場企業の副課長もいた。

その後、各期生のゼミ幹事から記念品の贈答やスピーチ。案の定、酒が多かった(笑)。政治学科の場合、50人クラスで女性は3人だったが、特に佐藤ゼミは7期生あたりまで女性が入らず、”高野山ゼミ”(女人禁制の意)と言われたという。その後、先生からのご挨拶。最後は、肩を組んで校歌「都の西北」を歌う。

一次会散会後、徒歩で高田馬場。春夏秋冬で2次会。西村屋のNくん合流。豊岡ボランティア以来。老舗旅館の若旦那である。しかし、同期10人が集まって7人が独身。東京在住者が大半だが晩婚化は更に進んでいるようだ。最後に、先生に地方自治の実情についての更なる意見交換を約束してお別れ。今年、東洋大姫路高校で記念講演をされるそうで、お前も聞きに来いと言われた。

その後、メトロ東西線・有楽町線で銀座。銀座で歓談中の出版社のM、前職場のI両先輩と合流。華やかな銀座とは別の○○横丁へ。懇談。ある新聞(本?)に私の名前が載っていたという。大いに驚く。その後、ローソンで当日のホテル予約をせんとするも満室。カプセルホテルに泊まろうとするとM先輩が自宅に来いと。深夜のため、タクシーで越谷。自宅に泊めて頂く。遅くまで懇談。感謝。



  東京ぶらぶら歩き
03/19 (日)

kocchi.gif NHKの日曜討論にM代議士登場。その後、サンデープロジェクトにも。朝食を頂いた後、M先輩に車で越谷市のゴミ処理施設などを案内して頂く。その後、越谷駅まで送って頂く。感謝。

その後、東武線・メトロ日比谷線で永田町。R経由の後、赤坂の勘。野球のWBC(ワールドベースボールクラシック)韓国戦の様子を聞く。勝利したようだ。三度目の正直というべきか。ほっとした。その後、丸の内線で新宿三丁目。光麺・桂花。その後、メトロ丸の内線で東京。新幹線で新大阪。駅構内のキオスクで買物など。その後、ひかりで姫路。播但線で帰宅。

  休日の谷間
03/20 (月)

acchi.gif 車で姫路駅前。朝の街頭演説。K県議、K秘書、Iさん、Oさん。終了後、みゆき通りのサンマルクカフェ。市政懇談会。その後、市役所。作業。その後、手柄のM代議士事務所。懇談並びに雑務。その後、市役所。その後、Fさんとふく鳥。父と遭遇。その後、Nさん、Yさん合流。皆それぞれ悩みがある。

  WBC優勝!
03/21 (火)

acchi.gif TVでWBC(ワールドベースボールクラシック)の決勝戦、日本・キューバ戦を観戦。先行し、途中追い上げられたものの、最後は突き放し優勝。誤審のボブ・デービッドソン審判や韓国戦2連敗後の勝利など振り返れば盛り上げるための面白い筋書きだった。結果よければ全てよしである。少し疲れもあり、Rも仕事があったので少しゆっくりする。

  西播磨テクノポリス「スプリング8」を見学!
03/22 (水)

kocchi.gif 播但線で姫路。急いでいたためタクシーで市役所。近距離の利用については何度も嫌な思いをしたことがある。長時間待機している事情はわかるが、遠方から来られた観光客ならどういった印象を持つだろうか。過当競争といわれる業界だが、駅等の乗車場においては順番通りに乗車しなければならない。サービス面での競争原理が働かない理由である。姫路駅北口のワンメーター限定乗り場の必要性を改めて感じる。

その後、議会玄関で03会の議員と待ち合わせ、西播磨テクノポリスへ。創夢会のK議員の車に同乗させて頂く。高速道路を通って現地へ。SPring-8(大型放射光施設)を管理している財団法人高輝度光科学研究センター広報課のHさんから説明を受けた後、SPring-8を見学。

スプリングエイトという言葉はよく耳にするが、正直これまでよく知らなかった。簡単に言えば、外科のレントゲンで使うX線の1億倍もの明るい光線をつくる装置で、その光線を物質に照射すれば原子レベルの細かい部分まで解析できるという。和歌山カレー事件では、カレーに含まれた微量の亜ヒ酸を分析し、亜ヒ酸に含まれるごく微量の不純物を解析。また、新薬開発のためのたんぱく質解析や三角縁神獣鏡に付着した物質から中国製か日本製かを判別する考古学の利用もあるという。運営経費は平成17年度105億円(電力会社に支払う電気代は年間19億円!)。理研(約70億円)と財団(約30億円)を経由した国の補助金収入が中心で、利用者から徴収する料金収入は約7千万円と1%にも満たないという。大学の研究機関等が中心に利用する純粋な研究施設で、ナノテクノロジーや最先端技術を支えるための必要な投資と見ることができる。

財団法人高輝度光科学研究センターのHP
http://www.spring8.or.jp/
「姫路市は西播磨テクノポリスの母都市」という表現はよく耳にするが、実際に現場を見たのは初めて。

その後、西播磨テクノポリス内で7月開院予定の(仮称)西播磨総合リハビリテーションセンターの建設工事の様子も見る。リハ専門病院、研修交流施設、スポーツ施設の3つの施設群で構成されるというが、かなり立派である。また隣接の兵庫県立粒子線医療センターも訪問。視察終了後、光都プラザ内のレストラン・ピュアライトで昼食。打ち合わせなど。その後、市役所に戻る。議会控室。同僚議員と懇談。その後、手柄のM代議士事務所。作業。党員総会打ち合わせ。

  卒業式で聞いた歌「Believe」!
03/23 (木)

puri.gif 車で母校砥堀小学校。卒業式に来賓出席。今年で創立133年。今年の卒業生は1クラス・38人と例年に比べて少ない。妹Mの書道教室の生徒さんの姿も。私が選挙準備で東京から帰ってきた4年前に小学校を卒業した子供たちが今年高校受験をした。なんと早いものか。一言挨拶させて頂く。

式では、OB和辻哲郎先生の人生訓、卒業生と在校生の掛け合いや「仰げば尊し」「蛍の光」という定番の歌のほか、「Believe(杉本竜一作詞/作曲)」も歌われた。前者はどの世代でも知っているような有名な歌だが、最近は後者を歌う学校が増えているという。聞いているだけでジーンとくる、素晴らしい曲である(下記)。

「たとえば君が傷ついて くじけそうになったときは かならず僕がそばにいて 支えてあげるよ その肩を 世界中の希望のせて この地球はまわってる 今 未来のとびらを開けるとき 悲しみや苦しみが いつの日か喜びに変わるだろう I believe in future 信じてる」

「もしも誰かが君のそばで 泣き出しそうになったときは だまって腕をとりながら 一緒に歩いてくれるよね 世界中のやさしさで この地球を包みたい 今 すなおな気持ちになれるなら あこがれや いとしさが 大空にはじけて光るだろう I believe in future 信じてる」

「今 未来のとびらを開けるとき 悲しみや苦しみが いつの日か喜びに変わるだろう I believe in future 信じてる」
株式会社正進社のHPより試聴可能(30秒/RealPlayer)

終了後、校長室。地域の各種団体の役員の方々と懇談。その後、卒業生を見送る。その後、市役所。学校で頂いた弁当を持って外堀川沿いの遊歩道付近の公園。まだつぼみが固そうなソメイヨシノを見つつ食べる。何人か知人が通り、冷やかされた。「早い花見ですね」…。

その後、議会控室。議会運営委員会を受けて会派「市民クラブ」の総会。明日の本会議対応等について確認。明日の人事異動を控えて様々な動きも。その後、手柄のM代議士事務所に立ち寄った後、帰宅。

  姫路市議会、3月定例議会閉会!!
03/24 (金)

box.gif 車で市役所。議会控室。3月定例議会の最後の本会議に出席。3月議会は4月からの新年度の予算を審議することがメインの議会だったが、全議案を可決または同意して閉会(結果は下記リンク参照)。教育関係の問題が立て続けに起こっている。教育は全ての基本。この問題に取り組みたい。

その後、車で外出。昼食は飾磨の満天ラーメン。その後、西飾磨のフロマージュ。見るだけで楽しめる。その後、再び市役所。議会控室。人事異動が発表される。何人か挨拶に来られた。昇格した人は当然として、異動だけで相好を崩している人も。新天地での決意を語る人もいた。毎年、3月議会の終了と同時に発表される人事異動だが、毎年悲喜交々である。何人かから話を伺ったが、合併による影響もさほどでもなく、全体としては局長以外の理事の人数がかなり増えたことに特徴がある。公務員の場合、民間企業に比べ中途退職者が少ないため、高年齢層にも多くの人員がいる円筒型の構成になっていることが多い。そんな中で若手の抜擢や新陳代謝を図ろうとすれば、年次逆転1を多用するか、外郭団体2を受け皿にするか、リストラ3をするしかない。姫路市でも2を活用しつつ、1ももう少し増やすことを考える必要があるのではないか。課長登用の平均年齢が50歳を超える組織では、重厚さの強みはあるものの、新しいことに挑戦するという意欲やスピードの面でどうしてもマイナス面がでてくる。

先日ある方から教えて頂いた「年次逆転が意欲の低下を生むというデメリット」は、競争の激しい業界の企業ではもう忘れ去られた感覚。所得再配分による競争結果の補正を役割の一部としている行政ではあることは別にして、組織論としては実力主義がもう少し必要ではないか。

3月議会審議結果

その後、会派控室で作業。その後、N社を訪問。その後、手柄のM代議士事務所。K事務局長と懇談。その後、再び会派控室。その後、車で姫路駅。

その後、姫路バイパスを通って龍野市の赤とんぼ文化ホール。4月23日投票予定の「たつの」市議会議員選挙があるが、知人の原田けんいち「たつの」市議を励ます集い。演説の後、最後に皆で支援の歌を歌う。初の体験。

その後、Sさん、Kさんと市政懇談会。Mさん合流。私個人としては議会打ち上げの意味もあった。壊れて一区切りつけた。深夜から大将軍橋は通行止め。いよいよ山陽本線高架に向けたカウントダウンである。

  姫路駅高架切り替え工事スタート!!
03/25 (土)

kouji.gif R運転の車で豊富町のH保育園。卒園式に来賓出席。卒園証書授与式。先生は紙を見ず子供を見て名前を呼んでいる(後ほど聞けば、それが一番確かという)。その後、皆勤・精勤賞の授与。102人の卒園生で、それぞれ9人、23人。元気である。私も病弱ではないもののこうした賞とは無縁である…。その後、壇上で挨拶。子供たちに話しかけるのが一番難しい。ただし、これからの世の中を背負っていく人たちに話しかけることは大切だし、挨拶のしがいがある。

式で歌われた曲は「仰げば尊し」「蛍の光」「ありがとう・さようなら」。卒園生と在園生の掛け合いに感激。最後にこどもたちの活動の様子をまとめたスライド上映。すすり泣く保護者多し。友人のお姉さんも泣いていた。知人夫妻のお子さんも卒業された。

式終了後、地域の自治会長・小学校長・民生児童委員や法人理事、講師、保育士の皆さん方と弁当を頂きつつ懇談。近ごろ、挨拶や年齢の大小と関係なく卒業式が好きであることがわかった。純粋に感動できるからである。

その後、徒歩で太尾。神姫バスで帰宅。その後、事務所で作業。夕刻、雪之介を散歩に連れて行く。一緒に走ってあげるのだが、こちらの息はすぐあがる…。

夜、少し仮眠した後、砥堀駅前の唐々亭。辛さ14番の激辛鍋を食べる。このクラスになると一緒に食べることができる人は周りにあまりいない。深夜スタートするJR山陽本線の高架工事を見学するため、体を熱くしておく必要もあった。

その後、播但線上りの終電で姫路駅。既に山陽本線ホームはもぬけの殻といった感じ。その後、高架切り替え見学場所へ。仕事中のNくんと少し話す。また、市の現地対策本部では、K都市整備局長やU元高架対策本部長、県民局のO局長らも切り替えの様子を見守っていた。昔の国鉄高架パンフレットなども見せて頂いた。若い方にも手伝って頂いた。感謝。

その後、切り替えの様子が見える現場を回り、写真撮影。4月に設置される姫路駅周辺整備本部長に就任予定のS助役もヘルメットをかぶって現場におられた。多くの市民の方や報道機関の方の姿も。一生に一度の経験だろうと思いつつ、写真をとったりする。

高架工事の模様
http://www.takesan110.com/kouka/060326/060326.html

  JR山陽本線高架完了!!
03/26 (日)

akubi.gif 車で地域の公民館。自治会総会に出席。挨拶。姫路駅高架と合併、市議会増員選挙、地域の安全対策などについて話す。私の挨拶中に地震(震度2)。

その後、途中退席し、車で姫路市教育会館。途中、朝日橋を通ったが、スムーズに通過できた。まず民主党姫路総支部の幹事会。国・県・市会報告、党員総会の打ち合わせ、増員選挙の意見交換など。国会のメール問題では大変厳しい意見も出た。増員選挙では党推薦のO候補から支援依頼が届く。

その後、役員で昼食懇談。昭和44年の衆議院総選挙に初出馬したM代議士のお父さん(松本十郎先生)の選挙公約が国鉄高架と下水道普及だったという。構想策定は昭和48年と私が生まれる前。まさに悲願の事業である。当時は「国鉄高架は市民の願い」というキャッチだったようだ。

午後からは総支部党員総会。昨年の総選挙の総括を盛り込んだ活動報告や決算報告など。その後、来年度の活動方針・予算等を拍手で承認。地方選・参院選の取り組みについても党方針に基づき取り組むことを決定。正規・非正規雇用の条件格差についてなど質疑応答もあった。党員・サポーター拡大活動については厳しいが取り組まなければならない。

その後、一旦自宅。その後、播但線で姫路。ホームや新駅構内、山陽電車姫路駅を見学。駅そばも食べてみたが、以前と全く同じ味だった(笑)。今330円になっているが、発売当時は50円だったそうだ(”えきそば”スタートは昭和24.10.19。陶器付き価格)。

その後、所用でS百貨店。その後、徒歩でS社。Kさん、Tさんと懇談。貴重な写真データも拝借。その後、江鮒行き神姫バスに乗車。砥堀駅前で下車予定が、寝過ごしてしまう…。そう言えば、あまり寝ていなかった。歩いて戻り、実家に立ち寄った後、帰宅。その後、JR姫路駅(山陽本線)高架工事の模様HPを作成。取り急ぎ完成させる。

Nさん担当分私の担当分を合わせてみる。高架事業について、これまでの内容、データ量や速報性については、頑張ってきたつもり。ホームページのアクセス数も相当上がってきている。高架事業の進捗率は約80%だそう(井戸知事談)だが、私的にも少し満足し、区切りがついたかなとも思う(今後ももちろん続けていきます)。

  新姫路市誕生!−全方位合併策の終わり−
03/27 (月)

panda.gif 車で姫路駅。山陽電車姫路駅前で月曜朝の街頭演説。姫路駅高架と合併に伴う新姫路市の誕生について話す。M代議士、K県議、T秘書、Yさん、Oさん、Iさん。山陽百貨前の地下出入口は少し人が少ないような気もする。JR姫路駅地下改札前のキオスクの方と話したところ地下改札口の乗降客の変化はさほど感じないという。

終了後、みゆり通りはスギモト2階のPURE。モーニング。懇談。お城祭りの取組について。そういえば、観光について、私の当選時には、課であったものが、2004年に部に昇格し、この4月からは民間出身のY助役をTOPとする本部になる。この姿勢は評価したい。

観光にどんな経済効果があるのかという異論が一部にあるのは承知しているが、掃除が好きではない私でも、お客さんが自宅に来るときは掃除をする。できる限りおもてなしをしようとも考える。国内外から観光客がたくさん来るようになれば、観光がもたらす経済効果とは別に、必ずやきれいで、おもてなしのできる街になっていると思う。

その後、旧大将軍橋を通って市役所。以前から渋滞気味だが、姫新線踏切が新設されたため渋滞傾向が強くなるということだろう。姫新線が高架となる平成20年度に踏切が撤去され、片側2車線・往復4車線の道路となる予定(県道/国道2号線東向き接続まで拡幅)だが、この渋滞がひどくなるようだと何らかの対策を考えなければならないだろう。そうした県民(県所管)の方の声も私に届いている。

議会控室。同僚議員と懇談。他会派の某議員らが語る合併、選挙等様々な話を聞きつつ作業。昨年度の議員定数問題小委員会における在任特例の議論など懐かしい話も出ていた。私も当選から2年間は合併問題調査特別委員だった。記せない裏話も多いが、公式的な問題の中で、在任特例を使った105人の巨大議会や合併特例区がなくなったことは、手前味噌だが市民クラブの存在が大きかったとだけは記録として残しておきたい。売国。昼食抜き。同僚議員と共にバスで延末の姫路市文化センター。姫路市合併記念式典に出席。

姫路市合併記念式典

井戸知事から石見市長に対して旧4町の事務のうち姫路市が所管することとなる事務が委譲された(県内の合併ラッシュによる市の誕生等で県の事務は一定程度減っている。財源委譲が重要)。


来賓祝辞−松本たけあき代議士


来賓祝辞−山口つよし代議士

その後、市議会鉄道高架対策特別委員会の所属委員と共に途中退席。バスでホテル日航姫路。JR山陽本線高架切替記念式典。紹介。


JR山陽本線高架切替記念式典での「くす玉割り」
駅で実施することが多い。福知山線列車事故の影響があるのかもしれない。


式典後、県市関係者の懇談会。某県議から今日閉会した県議会の実情を聞く。自民党が単独過半数を占める状態では、第二党以下の存在感は想像を超えるほど低いという(唸)。民意の反映ではあるが、それを肯定ばかりしてもいけない。

その後、市バスで市役所。議会控室に戻り、少し遅くまで作業。異動のNさんとお別れ。

そういえば、政令市昇格が難しくなったというのが、今朝の神戸新聞の見出しだった。厳しい表現だが、事実その通りである。国の示している政令市昇格の条件「(合併なら)70万人」の中で、行政効率(人口密度)や財政の悪化などのデメリットと政令市昇格のメリットを比較して考えたとき、対象都市は極めて限定的である。対象都市とは生活・文化圏も異なり、先方の合併意思も全くない。メリットの方が大きい政令市昇格は極めて難しいということである。

中核市の要件が緩和され、30万人規模の中核市が全国的に増えていく中で、姫路市としては50万人を超える新たな準政令市的位置づけを求めていく方針に転換しなければならない。堀川前市長が全隣接自治体に声をかけてスタートした全方位合併策はこれで終わったということである。

これからは、姫路市を魅力ある都市にし周辺から人口流入が増えるような施策を実施すべきということであろう。

  姫路市篤行高士!
03/28 (火)

acchi.gif 自宅でホームページの調整など。その後、延末のキタムラ。その後、車で市役所。議会控室。同僚議員からいろいろ教えて頂く。議会事務局等で四方山話。昼食はファミリーマートの塩豚まん。

写真をピックアップ後、M代議士事務所。昨日の合併記念式典では、前の方の席に座っていたこともあり多くの写真を撮った。式典では、多数の来賓の挨拶だけでなく、合併功労感謝状やその他の表彰が行われた。その中で、姫路少年刑務所で半世紀近く受刑者と面接し、社会復帰の手助けをしてきた篤志面接委員 黒田久子さんに「姫路市篤行高士」の称号が贈られた。満102歳で現役である。以前、政友会と民政党の二代政党時代の話を教えて頂いた。頭脳明晰である。K、Uさんと懇談。精神福祉について。その後、西飾磨のフロマージュ。その後、再度市役所。その後、洋服のA。Yシャツを3枚購入。しかし、安い…。セブン−イレブン時代から着ているシャツが最近相次いで寿命を迎えている。ものには寿命がある。

帰宅後、大学時代のゼミOBOG会で撮影した写真の送付や編集など。朝方まで。

  父、倒れる!!
03/29 (水)

kouji.gif 事務所で作業。その後、手柄のM代議士事務所。Mさんと懇談。その後、市役所。議会控室。来客対応など。最近ある案件で何度も足を運んで頂いている。その後、父の勤務先のKさんから緊急の伝言あり。父が勤務中に救急車で運ばれたそうだ。その後、来訪のAさんから諸問題についてご意見拝聴20分。この時点で病状の詳細はわからなかったが、“親の死に目に会えない”職業は女優と何だったかななどとよくわからないことを考えながらメモをとっていたことを覚えている。

その後、走って議会駐車場へ。車で西庄のJセンターへ向かう。途中、母の車を発見。追い越して先導し到着。父の勤務先のN先生、Y施設長が救急入口付近で待機中。救急車に同乗し、病院到着後も家族到着まで待機して下さったという。まずN先生から簡単な状態説明を受ける(後ほど聞いたが、症状から危ないと思っていたという)。その後すぐに救命救急センターの集中治療室へ。担当の先生からは「重傷の脳梗塞」との説明…。

すぐに、当日の歓送迎会等のキャンセルを連絡。妹M、妹R、Rに緊急入院について連絡。その後、MRI検査をうけて先生から説明。「小脳が梗塞を起こしている。今後、脳が腫れてくる。脳ヘルニアが起これば呼吸が止まる可能性があり、そうなれば頭蓋骨をはずす減圧術が必要となるので開頭手術をしなければならない」。…。

先生の説明後、すぐに年配の事務の方が来て、入院申込書や保険証の提示、過去の通院歴、自宅や連絡先・地図等の記入を求められる。

その後、父の実兄、実姉らに連絡。「重症の中でも重い脳梗塞。明日の朝までに山を迎える」との先生の説明を伝える。皆驚く。一番下の弟であるし、いつも元気と思われているからである。

家族で入院手続き書類等について、事務の方から渡された書類や保険証の話を父のベッドの周りでしていると、父曰く「(保険証は)定期入れの中」。意識不明朗のはずだが、少しホッとする。

その後、荷物等をとりに一旦市役所へ。議会控室。脳梗塞についてのHP、慶応大医学部の脳神経科関係のテキスト等を印刷。その後、民主党本部職員の後輩Sくんより電話。相談ごと。その後、再度病院。集中治療室へ。意識ははっきりしてきた。

面会後、当病院勤務で父と知人のKさんと遭遇。事情説明。Kさんとは先週月曜日、偶然に私と父と会ったばかり。その後、実家から母、妹Mが寝泊り用具やおにぎりをつくって持参。そのまま家族控室で朝まで待機。

  脳梗塞2日目
03/30 (木)

kouji.gif 朝、父の勤務先のYさん、Sさんが家族控室に来訪。父の昨日の様子を聞く。「『調子悪いんだったら早く帰ったら』と言っても頑固だった」という。昔から、風邪で休んだことがないというようなことを自慢げに口にする人。直近の歓送迎会でもかなり元気な様子だったという。仕事に迷惑をかけることをお詫び。

その後、担当の先生から説明を受ける。その後、家族と別れ、市役所。新聞切り抜きコピー等に目を通す。議会事務局の新係長2人が挨拶に来られる。その後、一旦帰宅。シャワーを浴びた後、再び病院。

集中治療室内の別室で先生から説明を受ける。「大脳等を見ても58歳にしては脳梗塞が多い。動脈硬化がおこり、血栓で詰まってしまった。入院時は脳幹も強く機能してなかった。若いときから高血圧を放置していたために、年齢不相応の動脈硬化を起こしている。遺伝的要素もあるので、息子さんも血圧が高ければ、降圧剤を飲むなどの対応をとらなければならない。お父さんは、身をもって高血圧を放置した結果がどうなるかを教えてくれている」。…。

夕刻、再び市役所。議会控室。毎日新聞のAさん、議会事務局のKさん来訪。女性職員の皆さんが市長に提出した観光提言書の話など。その後、市役所を出て病院。家族と待ち合わせ面談。日中、伯父らが来た際に、父がベッドから起き上がろうとしたという。動かせる状態ではないのだが、歯がゆかったのだろう。勤務先の院長先生、事務長も来て下さったようだ。容態は安定してきたので、先生から家族は自宅へ帰ってもいいといわれた。

  脳梗塞拡がる…
03/31 (金)

kouji.gif 父の体に早朝異変が起こったようで、看護師さんが当直医を呼んだという。

そんなことは知らないまま、自宅から播但道側道を通って香寺町溝口へ。姫路市議会増員選挙に出馬予定のO予定候補の後援会事務所開きへ。紹介される。H旧香寺町長、ほとんどの市民クラブ同僚議員、松本たけあき事務所のK事務局長、連合姫路役員の方々も。その後、事務所すぐ北の喫茶山吹。O旧香寺町議らから選挙情勢等をヒアリング。

その後、播但道を使って市役所。議会控室。その後、手柄のM代議士事務所。秘書の皆さんとTVで前原代表の辞任会見を見る。松本たけあき政調会長も新代表人事で交代するだろう。代表辞任と永田議員の議員辞職の”刺し違え”では釣り合いが取れない。「なぜ永田議員を早期に辞職させなかったのか」という声も多い。専業議員の場合、辞職で収入がなくれば生計も成り立たなくなる。これまで失業などと無縁の官僚出身であればなおさらのことであろう。財政力や権力のない野党では、辞職後のケアが簡単ではない。鳩山代表が辞職の説得に際して自らの地元秘書として一から出直せばどうかと言った(朝日新聞)のはその側面もあるのである。

その後、市役所。R運転の車から電話あり。今日の午前の検査から、脳梗塞の進行が判明。脳内出血も一部見られるという。私だけ午前の説明を受けなかったため、後刻、先生から受けることに。

その後、病院。家族と合流後、集中治療室で先生から説明を受ける。「昨日のCTではわからなかったが、二日目の夜、恐れていたことが起こった。梗塞が広がっている。脳内の空間はまだ少しあるので、脳ヘルニアは起こっていない。今後、硬頭蓋下のスペースがどうなるかが大切。脳ヘルニアの危険性は2、3日がピーク。また、小脳のど真ん中に小出血。1cmで止まっているが、今晩でも出血が広がれば脳幹が止まるかもしれない。昨日より危険な状態である。生きるか死ぬかの脳梗塞である。事態の急変に備え、今日は家族も待機した方がよい」。…。

その後、一人で一旦自宅。タクシーで某所。K、Hさんの送別会。挨拶。結婚退職されるそうでおめでたいことである。旧知のNさんが料理の準備を担当されていた。途中退席し、タクシーで仁豊野駅。播但線で姫路。徒歩でY。明日N社に就職されるNさんの御祝会。フォーラスのMさん、S社のKさん、Sさんも合流。合同の歓送迎会に発展。散会後、Kさんに車で送って頂く。後日振り返っても平常通り明るく参加できたと思う。

病院の家族控室で寝る。今日は、父の旧友Yさんも見舞いに来て下さったそうだ。Yさんとも先週会ったばかり。信じられないと思う。



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