Web版ひであき日記

2004年10月

  朝から笑い話…
10/01 (金)

box.gif 播但線、市バスで市役所。職員某氏曰く「竹内議員の特別会計質問のネタ元として疑われました」云々。私の質問は、公開情報に基づく、簡単な質問だったはずだが…。

議員の程度というものを職員がいかに認識しているかについて大いに参考になる。まだ職員に質問を作ってもらっている議員ばかりだと認識しているのだろうか。井の中の蛙ではないが、最近の議員立法や他都市の取り組み等、もう少し視野を広げて議会というものを見てはどうか。最近程度の低い話が多いが、それこそ、どこかが高く、どこかが低いなんてあるわけがない。同じ姫路市なのだから。現状を象徴するような笑い話。

その後、連日の一般会計決算審査特別委員会傍聴。結局のところ、平成15年度一般会計決算については、継続すべきものとする中間報告を行うことが決定。全会派とも継続に賛成したので継続審査となるだろう。私の所属する会派のルールは所属委員への全権委任が原則。それに従う。

継続すべき理由として@土地開発公社の土地先行取得問題(御立・福泊)、A舞台ホールの操作・音響等委託問題、B包括外部監査、C市長車などの公用車買い替え問題、D住民票等の自動交付機問題、E社会福祉法人問題を更に審査するためという。

その後、姫路市職員組合のF委員長から「当面する市町合併を慎重にすすめることを求める決議」を行ったとの連絡。行財政の効率化に対する姿勢などは私と反対の方向だが、組合員の方の意見を代弁するということは大切。

その後、記者クラブ。ひろめ市場の自己破産申請記者会見がこれからあるそうだ。退勤後、明洋軒。若い方々と懇談。楽しい会だが、若い人たちとの世代格差を感じる…。

  ひろめ市場へ最後の訪問
10/02 (土)

puri.gif R運転の車で駅前。大手前公園のひめじ環境フェスティバルを見学。子供たちのエコバッグの取り組みの発表等も。休日出勤の方も多数。

その後、ひろめ市場。レガーレでカレー。昨日自己破産を申請したというが、営業は継続。会社更生ではないため、いずれ廃業となるのだろう。最後の訪問。オープン1年半。駅から遠いという立地、営業スタイル(居酒屋の客席配置は、客ごとの仕切り・個室化の方向−都会からどんどん進行中)、集客数の読み誤りなど、後からは何とでもいえる、か。残念だ。

その後、N医院。新薬が開発され、服用回数が大幅に減ったという。その後、議会控室の机上未整理が加速度的に進展のため、ラック等を購入。スーパーやホームセンターなど。お通夜2件。

  久方振りの休日
10/03 (日)

kocchi.gif 午前中は久方振りにゆっくり過ごす。昨日もN先生に言われた。昼ごろ、車で飾磨方面。

葬儀。故人の希望で出棺の際に早稲田大学校歌「都の西北」を合唱。故奥田敬和代議士と早大レスリング部同級生という大先輩だが、最後に会ったときもその話をした。御冥福をお祈りする。早大OBと懇談。その後、リバーシティー、スシロー。

サティー姫路店で借りたR推奨のDVDを見る。実はDVDなるものを見たのは初めて。先日の浦沢直樹「MONSTER」と同様、はまってしまう(苦笑)。久方振りに休日をとったような気がする。

http://www.foxjapan.com/dvd-video/24/index_frames.html

  新スキャナー投入!!
10/04 (月)

hare.gif 播但線で姫路駅。山電姫路駅前で街頭演説。決算審査の報告など。終了後、畏兄Yさんらビラ配り助っ人の皆様、インターン生Sさんとみゆき通りのドトールコーヒー。商店街活性化策などについて懇談。過度の公費投入はモラトリアムに過ぎないのでは。

その後、市バスで市役所。まず、Sさんの中央卸売市場についてのリポート添削。

M代議士が来訪。政治資金パーティーのご案内。記者クラブ等も訪問。他党の衆院選候補者の件について情報交換。
その後、市役所南の四季で昼食。午後は03会の水道事業勉強会。県水受け入れ、料金収納等の包括営業委託、家島町の水道についてなどを質問。下水道局との意見違いも聞いてみた(笑)。

その他、事務作業。ネットで注文しておいた新スキャナーも投入。グローリー工業の知人から斯くなる機械の存在を聞いて購入したが、その便利さに驚く。まさに驚愕の機械(急ぎや大量の文書スキャンが必要な方はお申し出下さい)。その後も、終バスまで事務作業。

  議員定数問題−定数特例1回、在任特例、定数特例2回?
10/05 (火)

acchi.gif 自宅で諸々。R運転の車で五軒邸のさつまラーメン。市役所南の神戸館。その後、市役所。事務調整など。各種資料精査。

議会運営委員会では夢前、家島の各町との議員定数問題が話し合われたという。方や定数特例1回、方や在任特例の先方の要望、他の2町とは定数特例2回で決定済み…。姫路市がイニシアティブをとり、一つにまとめるのが筋だが、旧来から相手町の意向を酌む人も多い。先は読めない。

その後、Sさん送別会を兼ねて市民クラブ会派総会。多くの同僚議員には本当に温かく迎えていただいた。感謝。

  9月議会全日程終了!!第一期インターン生Sさんも卒業!
10/06 (水)

puri.gif 播但線、市バスで市役所。会派控室で最終打ち合わせの後、市議会本会議。9月議会最終日。委員会決定の通り、一般会計が継続審査となったほか、他会計決算等の議案は認定又は可決。私は全て賛成。

結果速報

http://himeji.g-serve.net/pdf/20041006111238.pdf

HP容量の関係で一定期間の経過後削除します。ファイル名は2004年10月06日11時12分38秒にスキャンしたという意味です。

職員食堂の弁当。その後、香寺町の住民投票の結果を受けて、緊急の市議会合併問題特別委員会。@安富町が申し出た個別法定協措置要望への対応について(答弁−12月議会に設置提案したい)A香寺町が福崎町を選んだ場合の対応(答弁−残る3町だけでも合併する)という確認質問を行った。方針転換はなかった。

合併特別委員会の速報
http://himeji.g-serve.net/pdf/20041006134801.pdf

その後、各種調査。特別会計資料の集約など。その後、徒歩でホテルオクウチ。N労ネオメイト姫路分会の定期大会(I分会長)。挨拶させて頂く。その後、M代議士の車に同乗させて頂き市役所。その後、議長室。インターン期間終了にあたり、期間中お世話になったN議長、F局長、U次長に御礼の御挨拶。その後、議会事務局の皆様に御礼の御挨拶。皆さんにも優しく接してもらい、いろいろ力になってもらったようだ。感謝。

退勤後、ねぼけ。Rとインターン生Sさんの送別会。最後はナカタでラーメン。正式屋号は七福軒というそうだ。改札口で見送る。1ヵ月半に及ぶSさんのインターン期間はこれで終了。思い返せば、私自身も指導を通じ、逆に勉強になった。「わからないことはわからないままにしない。何でも聞く。足も運ぶ」彼女に教えられた。

彼女は夢を政治家と公言し、その目標も高い。いずれかなえてほしい。困窮を背景にした政治家でカネで失敗する例よりも、恵まれた環境にありつつも、市民感覚を持ち合わせた政治家の方が実は理想的。最初のインターン生がいい子でよかった。明日から寂しくなるな…。

  今議会の総括−姫路市議会夜明け前
10/07 (木)

kouji.gif 車で飾磨方面。リバーシティー内のマクドナルド。その後、市民クラブの同僚議員T幹事長の御母堂様の告別式。先週末以来4回もの式に出席。悲しくなる。そういった話をしていると、某同僚議員は今日一日だけで3件もあるという。大いに驚く。年間1000件を超えるという国会議員はざら(私の場合、冠婚葬祭はルールを決めて行っている)。

その後、市役所。資料精査。教育委員会事務局等を訪問。その後、他会派の議員と懇談。決算審査の結論について異論があるという。決算に修正はない。ならば、是か非かを決定するのが議会の務めではと。その議員の意見は大勢には至らなかったようだ。いずれにしろ、現在の議会で何がどうできるのか。嵐がおさまった後に登場し、大所高所からご高説を披露されても、人はついてこない。現在成り立っている序列は早晩崩壊するのではないか。

その後、市役所北のエビス水産。同僚議員、議員OBと懇談。今議会の総括。際どい話も聞けた。取引は成立せずという。別にドーム問題に動きがあったという情報あり。その後、子育て関係者、市政関係者とも懇談会。勉強になる。市議会情勢については驚かれたようだ。新聞を読んでも議会の開会と閉会だけを記すというベタ記事程度。記者自体の多くが委員会室にも入っていない。いろいろ考えても、周囲のモチベーションはあがっていないし、ある境地に達している。内部改革は難しい。人を変える以外にない。姫路市議会夜明け前。

  HP全面リニューアルに向けて
10/08 (金)

ame.gif 昨日の情報通り、ドーム跡地問題についての新聞報道。市長の定例記者会見での質問で出たやりとりのようだ。ホテル誘致の話もでた模様。「(懇話会の結果)同じようなものが出てくることは十分ありうる」の発言と見出しも。

ドームの時も懇話会はあった。大学教授などの有識者や市民団体の代表、公募市民を入れて計画を策定しても、多くは市民案だとは思わなかった。市民アンケート、市民提案をやっても同様。参画方法にもいろいろ。見極めこそ大切では。

また、今回重要なのは報道スタンス。抵抗勢力のあるような難しい施策に本格着手しなければ、今後はより厳しい論調も予想される。先日M代議士が記者クラブを訪問した際も話が出ていたが、そんな空気が確実に広がっている。口利き文書化、報酬審議会の招集、各種手当の見直し、補助金見直し、メニューは山ほどあるし、いずれも姫路市に必要な施策。

播但線で姫路。小溝筋手前のきっちん駄駄。オムライス。…。市バスで市役所。A政調会長が中心になって作成した会派市民クラブの予算要望書が完成。鏡分などは市政運営を厳しく捉えたものとなっている。

その後、職員組合のF委員長が来訪。ある町では一般職以外の常勤嘱託が60人程で正規職員の2分の1にもなる数という。法で定められた一般職員の引き継ぎに含まれないのは明らかだが、先方としては求めてくるのではないかということのようだ。行政の効率化の方針をめぐっては委員長と立場は異なるが、こういったことを認めていると大変なことになる。

その後、N労姫路分会定期大会(K分会長)に来賓出席。ご挨拶。事務局長のNさんが退任し、Iさんが新たに就任。その他、役員交替も。挨拶に内容がない。反省。

その後、会派控室。会派の同僚議員と懇談。決算認定をめぐる水面下の駆け引きについて拝聴。最悪の事態は回避されたという。少し安堵。退勤後、駅前の善兵衛。通りすがりのNさん、若竹会のMくんとHP改変について打ち合わせ。報道的観点とその運営主体の第三者化。私は既存体制の外に出る機会を増やし、数とより高い力を身につけたい。

上に記載した口利き文書化などは本会議でも言及したが、今の姫路にこそ必要な施策。「大声の裏にある取引の構図を打破する」これがなくてどうして公正な行政運営ができるのか。採用の可否は行政に委ねられるが、軋轢を恐れていれば、何もできない。一事が万事。

その後、N労分会会合に顔出し。その後、妹Rのいる駅西町の麦笑家。Rに車で送ってもらう。

  台風、姫路を回避
10/09 (土)

puri2.gif Rがお土産として買ってきた札幌すみれの味噌ラーメン。美味。徒歩で春川神社。台風接近のため地域の祭りは中止という。朝方早々に決定したようだ。台風は更に東の静岡に上陸…。そんなこともある。

その後、自宅で、全面移管に向けてのHP改変など。その後、播但線、市バスで市役所。2度目のスナック菓子…。控室で出張に備えた資料の取り込みなど。その後、北条のスシロー。最近スシローにはまっている。姫路サティ。

  地域の祭り
10/10 (日)

hare.gif 徒歩で春川神社。地域の祭り。浜手とは比べ物にならない小さな神輿だが、かけば重い。地域の方とも談笑。「市政はいっこもかわってないやないか。1人80万円の借金は減ったのか?」と話しかけてきた方も。この方なども改革に期待していた方。「竹さん通信まだか?」には苦笑(年始発行予定で企画中)。私の見方も強ち間違っていない。

自治会をはじめ消防団やPTAの方々と昼食懇談。その後、妹M、Rと豊富町の甲八幡神社。伯父や従兄弟をはじめ知己も多く参加。甲八幡神社の参道を15台の屋台が下山する様子を見物。姫路市の北部では最大の祭り。市役所の某課長も祭典委員長というリボンのついた締めこみ姿で活躍されていた。私の従兄弟も、祭りの日に出張しなければならなくなって、会社をやめるとまで言い出した祭り好き。体に染み付いた文化だろう。人に見せるというものではなく、自ら楽しむのが祭りだという。支持者の方からは「太りすぎて誰かわからなかった」というキツイ言葉も頂く。HPの改変、外に目を向けることを契機として、改善する予定。

http://www.h-matsuri.com/kabuto/index.htm

その後、実家。その後、北条の喜鳥屋。その後、党の先輩から連絡。人事異動があった模様。内容を聞いて驚く。

  会派行政視察へ出発(上京)!!
10/11 (月)

puri2.gif 4時ごろ起床。HP改変に伴い、インターン生のページ等の修正。技術の進歩も早い。早朝にもかかわらず、Nさんも同時並行してHPを修正してくださっている。メールのやりとりがチャットの如し。感謝。使い慣れないHTMLタグ、著作権等についてもいろいろご指導頂き、CGI上の画像処理やリンク等も可能に。誰にとっても利用しやすいページにするために写真使用等も適宜取り入れることに。先日に引き続き、自宅で札幌すみれの塩ラーメンをかきこみつつ、出発ぎりぎりまで視察都市の事前調査。

昼過ぎ、明日朝一からの会派行政視察の予定のため上京。播但線、新幹線で東京。山手線で上野。ホテルにチェックイン後、同僚議員と上野広小路のT。夕食懇談。私が在京当時、赤坂や渋谷で流行っていた激安で有名な店。その後、テレビでプロ野球パリーグのダイエー・西武戦を観戦。経営危機が伝えられるダイエーだが負けてしまった。さぞ残念なことだろう。いずれにしろプレーオフ制度の導入は成功。いつの間にか就寝。

  我孫子市「補助金公募」→武蔵野市「コミュニティバス ムーバス」を視察
10/12 (火)

box.gif ホテルで朝食。食べ過ぎてしまう。貧乏性の私にとってバイキング形式は鬼門…。常磐線で我孫子(千葉県)。我孫子市の議会事務局の方と合流し、バンで我孫子市役所。同市の福嶋市長については、片山鳥取県知事主催の勉強会でその話を聞き非常に感心した。市議を3期つとめた後、市長選挙に出馬。保守系2人を破って初当選し、2期目は自民党も推薦。3期目は無投票当選。市民の人気も極めて高いという。

知られている施策の中で全国で最初の事例として有名なものだけでも「市職員採用における民間試験委員採用」(職員採用の5人の試験委員のうち1人は必ず民間人[公募ではなく専門家]を入れる。聖域と言われるところにこそ、市民に介入してもらい透明性を高めるという考え)。「介護保険の要介護度の判定基準の独自設定(国の反対を押し切って厚生労働省の指導の判定ソフトを改変し、寝たきりの痴呆と動ける痴呆とで、後者を重くした。市民の同意をとった上での施策)。

直近では、11月に国債より低い利率(前例なし−掲示板参照)でミニ市場公募債を発行する予定だが、9月末の時点で2億円の調達予定をはるかに超える3億5千万円もの応募があったという。

地域性とか民度、人口規模とかいろいろ言い訳を言う前に、その制度を考え、仕掛けるのはトップの発想とその指示(トップダウン)という。

上記のような数多くの先進的な施策の中でも今回は「補助金の公募制と市民審査」について話を伺うため訪問。まず議会事務局のO次長の挨拶の後、実務を担当されている市民活動支援課のS主査長からヒアリング。

当制度は市単独の補助金を一度全部白紙にし、(補助金が欲しい団体からの)公募制にして市民の検討委員会で審査し、「既得権」にモノを言わせない仕組み。また、一度決定しても3年毎に見直すほか、その利用会計チェックなども厳格。途中で減額される団体もあるという。

補助金を市が市民に出すことや事業をNPOに委託することが「協働」ではなく、行政と市民がそれぞれ自立し、お金を出し合って、口も出し合って事業をするのが本当の市民参画と。市民と行政、市民と市民のあり方を変える。「欲しい」「出さない」の対立でなく、市民の幸せのために税金を使う、という土俵でいっしょに考えるというもの。

「補助金等検討委員会」という第三者機関が最初に交付団体を決定するものの、漏れた団体の復活折衝は行政が受け持ち、最終責任は市長が負うという。「審査は市民、権限と責任は市長」。これが福嶋市長の考え。

実は我孫子市ではパブリックコメントは制度として整備しているものの、ほとんど使っていない。その根本には「市民参画というアリバイ作りではなく、事業の決定と責任は市長にあるという前提で、真の参画となる制度を導入するとの考えからという。人選も市民からの公募というより、専門家、民間事業者の選任(指名)形式が多い。これも理解できる。ある種、大学教授の竹中平蔵氏を大臣に採用したようなもの。

我孫子市職員用マニュアルには、「行政のタテ割りは通用しません。自分の担当する仕事以外の話になっても責任を持って対応する必要があります。行政内部の連携は、その職員自身の仕事です。また、我孫子市には300億円以上の予算があります。『予算が無いから』という言い訳はやめましょう。事業の優先順位を責任を持って説明しなければなりません(原文抜粋)」と明記されている。大いに感心。

その後、質疑応答、意見交換など。市民を参画させることで、補助金への議会の口利きは皆無。市長であっても、恣意的な運用はできないという。市長が中心的に関わってきた支持団体でも補助金を打ち切られたそうだ。

補助金交付の有無を審査する委員は3年任期で、会計検査院OB1名、大学関係者2名、行政書士会推薦行政書士1名、我孫子市以外の行政職員OB1名の全5名(つまり我孫子市職員や団体関係者など利害関係者はいない。公募もしない)。委員の報酬は日額制で1日6500円。家で膨大な資料を精査した上で委員会(年3〜4回)に出席されるので、年間でも報酬は2万円程度にしかならず、全く割に合わない業務だと思うが、一生懸命審査してくださるという。先進的な施策であり、市民利益と直結する意識の高い業務だからこそ引き受けてもらえるということだろうか。凄いことだ。

少し内部的な話になるが、当補助金の事務を担当するのは所管する部署ではなく、企画の財政担当と市民活動支援課。これによって行政と団体との癒着的しがらみも断ち切っている。補助金応募資料を市職員が取りに来ることを禁止したところ、事務を全て行政がやっている団体や実体のないペーパー団体がなくなったという話も。補助金がなくなったら解散したタバコ組合等の団体もあったという。

終了後、資料等の公開について確認したところ、全て公開文書のためOKとの返事を頂いた(他都市も確認済み)。かなりインパクトのある、しがらみを断ち切ることのできる政策。ここに公開させて頂く。

総括(全体解説と公募手続きの手引き、公募要綱)
http://himeji.g-serve.net/pdf/20041014abiko.pdf
補助金等検討委員会関係、スケジュールなど
http://himeji.g-serve.net/pdf/20041014abiko2.pdf
各年度審査結果一覧など
http://himeji.g-serve.net/pdf/20041014abiko3.pdf
補助金等交付規則
http://himeji.g-serve.net/pdf/20041014abiko4.pdf



その後、常磐線、山手線で東京。A議員と駅2階のどさん子茶や東京駅店。塩ラーメンセット(唸)。

その後、中央線で三鷹。武蔵野市議会事務局の方と待ち合わせ、マイクロバス(民間委託)で武蔵野市役所。東京都武蔵野市「コミュニティバス ムーバス」。都市政策部のMさんからヒアリング並びに質疑応答。

当施策は、武蔵野市の土屋市長への1通の交通不便を訴える手紙を契機として平成7年から実行した施策。将来の高齢化をも踏まえた施策であったという。

まず、市域の中で、(純粋民間路線バスの)バス停から300m以遠の地域を”交通空白地域”、300m以内であっても1日100往復以内の地域を”交通不便地域”とし、ここを運行対象地域に設定(市内5地域のみ)。かなり贅沢な基準…。

次に民間のバスでは運行できない狭い路地に入れる小型バスを市が購入し、民間バス事業者と運行委託契約を結び、200メートル毎にバス停を設置し、乗車距離に関係なく一律100円(子供も高齢者も一律の値段設定)にしたという。市内にあるJRの駅(吉祥寺・三鷹・武蔵境)を起点に4路線を運行し、関東バスと小田急バスに各路線を委託。当初は警察や国交省との許認可問題で苦労したようだ。

契約としては赤字が出たら補助金で充填し、黒字が出たら、黒字額の半額を市に寄附してもらう内容なのだが、実は運行4年目から黒字が続いている。これは、当初運行経費の7割であった人件費を、民間バス会社を退職した嘱託に切り替えることによって、民間水準より更に2割低い人件費となりコスト削減を図った成果だという。直近の平成15年度の収支を見ると、合計2133万円の黒字で、その半額の1066万円を一般会計に寄附してもらったそうだ。

ムーバスデータなど
http://himeji.g-serve.net/pdf/20041014musashino.pdf

他都市の視察や問い合わせも多いようで、成功の秘訣を聞かれることも多いとのこと。他都市で首長のトップダウンや人気取りでコミュニティバスを導入し、想定より少ない利用者や高コストとなって失敗するところも多いようだ。

姫路市のように駅起点社会でなく、車社会の進展が今後も止まらないことが予想される都市で、なおかつ武蔵野市と比較して7分の1の人口密度の条件下での事業成功の可能性はどうか。武蔵野市の運行基準を多少緩くしても姫路市に適用することは無理だろう。一部だけの受益者を考えるのなら別として、姫路市の市域、居住形態で市内全域を一律同条件で実施すれば莫大なコストがかさむ。人口密度(低人口密度でも鈴鹿市のように局地的に集落型集中居住の場所があるところは成功している例あり。ただし、行き先はショッピングセンター等の郊外施設が中心という)が高くなる可能性もない。この施策は人口集積地区(→高い地価=高い固定資産税=高いサービス)の対価として享受しているサービスという側面もある。当施策は当市には導入できないという結論。これは当初の想定通り。同僚議員も同じ感覚。

記念品として、ムーバスチョロQを頂いた。先進施策として受けた賞金で金型をつくり製作したという。恐れ入る。

その後、実際に事務局のMさんと2人で三鷹駅発着のムーバス1路線を試乗。お客さんも多い。本当に細い路地に入っていく姿には驚いた。

その後、中央線で新宿。西新宿は住友三角ビルのY。夕食懇談。その後、同僚議員と懇談。最近、私の進むべき道について同じアドバイスを頂くことが多い。多くの方から期待を頂いている事に感謝すると共に、塗れてはならないという指摘事項を重く受けとめる。散会後、タクシーでK。永田町関係者と懇談。他人から私の上京を聞き、六本木から駆けつけてくれた旧友曰く「水臭い」。その後、中野のN。W、Mさんら学生時代からお世話になっている面々とも懇談。10年程馴染んでいる焼きそばや木耳炒めなど。感動。

  日野市「選べる学校制度」視察→姫路→旧友来訪!
10/13 (水)

タクシーで新宿駅。中央特快で豊田。中央線は人身事故(投身自殺)で遅延。いつものことだが、なぜ中央線なのか。豊田駅で日野市議会事務局の方と待ち合わせ、バンで日野市役所。

議会事務局のI事務局次長のご挨拶の後、教育委員会学校課長のS課長、K係長から「選べる学校制度」についてヒアリング。公立小中学校の学校選択制は都内を中心に導入する自治体が多くなっているが、その中でも日野市は品川区についで都内で2番目に導入した都市。完全市内全域フリー校区ではなく、市内19小学校を8ブロック、8中学校を4ブロックにわけ、各ブロックの中で2〜3校の中から、新入時に希望を出して、自分の望む学校に通うことが可能という。

前年のうちに全学校が長期間の学校説明会期間を設け、保護者向けにも校風や特徴をアピールする日を設けている。導入の成果として「校長のリーダーシップ」「学校の説明責任」「教員の意識改革」があげられ、偏差値基準等の序列化や過度の生徒集中は見られないという。また、都教委の方針で同一自治体内の人事異動がないため、部活動等のカリスマ顧問(教諭)を追って学校を変えるといったような動きもないようだ。

保護者への選択した動機を問うアンケートによると小学校では「交通の利便性」「距離が一番近い(指定された学校は遠い)」、中学校では「生徒本人の希望」「子供の友人関係」を挙げる人が1、2位をしめたという。

平成13年度新入生から導入した当制度だが、居住校区以外の学校を選択した比率は小学生で13年度8.4%→16年度16.0%、中学生で5.3%→11.0%と次第に拡大してきている。当地区は地域の進学校として都立八王子東高校が圧倒的な力を持ち、都内でも私立校進学率が低い地域という。そう言えば私の大学同級生の日産自動車のMくんもも同校出身だった。公立小中で進学状況を云々するより、塾が進学の中心基準となっているのかもしれない。序列化等の心配はないようだ。実は早大鵬志会の先輩のT江東区議の会報で、学校選択制の導入により、特定の学校に対する人気集中により教室数不足等の過密問題が起っているとあった。交通の利便性や校区域の広さの問題で多摩地区と23区の状況は全く違うということだろう(姫路市は多摩地区に近い)。

自治会に行政事務を委託しているといったこともあまりないらしく、当制度の導入で特段のトラブルもなし。教職員組合や某党の反対はあったというが、保護者の反対はなく、元々希望も多かったため、すんなり導入できたようだ。

臨時教育審議会の教育改革に関する第三次答申を受けた文部省通知や中教審の答申によって、通学区域の弾力化は実現は可能。ただ姫路市の保護者の希望が多いのかは不明だし、指定校区に通うのが当たり前という認識の地域文化の中では、姫路市への導入は時期尚早かも知れない。

http://himeji.g-serve.net/pdf/20041014hino.pdf


終了後、日野市が企画した「新撰組フェスタin日野」に案内して頂く。新選組副長の土方歳三は日野市出身。大河ドラマとタイアップ企画ということだが、平日だけに○○鳥が鳴いていた。

その後、日野駅から東京駅。自由行動となったため、タクシーで国会は参議院議員会館。数人の議員から「元気でやってるか」。水曜の昼12時は国対・理事合同会議という日程も変わっていない…。まず結婚式にも来て頂いたY参議院議員の事務所を訪問。久方振りにY秘書と懇談。15日に小泉総理に対して代表質問をされるそうだ。その後、当然姫路市議会の話。…。なぜかお土産まで頂く。感謝。

その後、通行証を拝借し、参議院本館。衆院本会議ということで尾辻厚生労働大臣御一行も。陸橋下の一茶そばで大盛ざるそば。国会対策委員会時代は毎日のようにここで昼食をとった。懐かしさが込み上げる。その後、元の職場である民主党参議院国対事務局。O部長、後輩のKさん、人事異動があったとのことでN部長代理の姿も。新人議員の気質は更に新人類化しているようだ。日本人全体の気質の変化をあらわしているだけかもしれない。そうこうしていると衆議院本会議は岡田代表の代表質問でスタート。役員付きのSくんも疲労蓄積で大変だと伝聞。頑張ってほしい。

その後、参議院議事課。民主党担当のM課長補佐と懇談。その後、再度議員会館に移動。K議員課長と懇談。前民主党担当だがとんとん拍子の出世。議員年金改革を担当しているという。その他、年金改革法案の参議院審議について様々な話を伺う。大方の予想通り。人事、速記、自動車等諸改革の話も。

時間があれば、党本部をはじめ様々なところに顔をださなければならなかったが、ほとんど行けずじまい。また上京せん。タクシーで東京駅。2時間弱の永田町訪問は終了。新幹線で姫路。視察全日程終了。

その後、三菱商事出身で、海外留学後ベンチャー企業フリービットのマネージャーに就任したという早大同級生のFくんが来姫。大学入学時から、近くの加古川東高出身ということで仲良くし、特に授業にほとんど出席しなかった私にとって恩人とも言うべき存在。明洋軒。在学中から交流のあるRを交え懇談。

  行政視察の概要の取りまとめ作業に没頭
10/14 (木)

kocchi.gif 播但線、市バスで市役所。行政視察の概要の取りまとめ作業など。施策導入の可否は更に検討の余地があるが、自分としては学ぶことが多かった。昼食は寸暇を惜しみファミリーマートで買い求めた激辛唐辛子ハバネロのカップ焼きそばなど。しばし残業。

  情報発信とそのフィードバック
10/15 (金)

kocchi.gif 播但線、市バスで市役所。昨日に引き続き事務作業。N市議会議長ら同僚議員と懇談。県関係の資料を頂く。参考になる。その後、参議院代表質問のTV鑑賞など。昼食は一信で月見そば。

その後、出張中に頂いていたメール等に返信。毎日、大変多くのメールを頂いている。が、正直なところなかなか返信できていない。国会議員の場合、メールは山のように入り、本人が全てのメールに返信することは時間的にもできないことから、非公開アドレスを持ったり、事務所対応や秘書の代筆が大半。市議の場合、更に近いダイレクトコミュニケーションで人の手を借りることはできない。情報発信とそのフィードバック。現在、前者の充実に力を入れているが、その後者も重要。ただでさえパソコン束縛率が高く、外に出る必要を感じる昨今。何かいい知恵はないだろうか。Nさんを中心に対策を考えて頂いている。

その後、O市民クラブ会長、N市議会議長と情報交換。その後、更に某先輩議員より市政の様々な状況について教えて頂く。一般会計の日程設定、海外視察云々…。日々動きはあるようだ。まっすぐ帰宅。体調不良の兆しあり。

  姫路フィルムコミッション「 トーク&シネマ」
10/16 (土)

hare.gif 体調不良。車でイーグレ姫路。徒歩で市民会館。姫路フィルムコミッション主催第4回 トーク&シネマ。映画「たそがれ清兵衛」に続く藤沢周平原作・山田洋次監督の第二弾「隠し剣 鬼の爪」(主演=永瀬正敏・松たか子)の公開前イベント。俳優の神戸浩さん、山田伸一プロデューサーの姫路城ロケの様子や撮影秘話を拝聴。その後、実際に鑑賞。私の好きな勧善懲悪タイプ。その他、姫路フィルムコミッション関連では増位山隋願寺でロケを行った韓国映画「風のファイター」も人気が高いという。そういえば、イベント冒頭、I市長の挨拶もあった。午前中も街並み再発見のイベントに行かれたという。政治家は挨拶や人と会うのが仕事というが、大変だろう…。

その後、姫路文学館。入場は16時半までとのことで間に合わず。その後、一旦自宅。体調更に悪化。播但線で姫路。協和通りの和民。Fくん、Mさん、Kくん、Tくんらと市政懇談会。市議会の現状、背景等についてその真相を話す。結論は情報公開と選挙。その後、妹Rがいる西駅前町の麦笑家。幸町の長浜ラーメン。体調不良とストレスを発散(一時的)。

姫路フィルムコミッション
http://www.city.himeji.hyogo.jp/fc/
「隠し剣 鬼の爪」公式HP(10月30日から全国一斉公開予定)
http://www.kakushiken.jp/

  陸上自衛隊「創立記念式典」→姫路文学館「あの日の子どもたち」
10/17 (日)

hare.gif 車で峰南町の陸上自衛隊姫路駐屯地。駐屯地創立記念式典に参加。昨年も参加し、その訓練風景に驚いたが、今回は“コブラ”なる対戦車攻撃ヘリも参加。大音響。S駐屯地司令には昨年、アメリカの州議員団視察を快く引き受けて頂くなど大変お世話になった。その後、記念祝賀会など。自衛隊員OBや家族は多く参加されているが、市民も参加可能。一度を足を運んでみてはいかがだろうか。共産党員という某町長も参加されていたが、北朝鮮の動きを見ても非武装中立などと主張する時代でもない。もちろんシビリアンコントロールと国連中心主義は担保する。嘗て来た道には戻らない。

その後、昨日に引き続き姫路文学館。
特別展「あの日の子どもたち ―播磨の文人たちの少年時代」
以下に展示された文書には釘付けになった。

「私は老樹の前に根の浅い自分を恥じた。そうして地下の営みに没頭することを自分に誓った。今気付いてもまだ遅くない。

「成長を欲するものはまず根を確かに下ろさなくてはならぬ。上に伸びることをのみ欲するな。まず下に食い入る事を努めよ。」

早年にして成長のとまる人がある。根をおろそかにしたからである。四十に近づいて急に美しい花を開き豊かな果実を結ぶ人がある。下に食い入る事に没頭していたからである。
(略)
彼は今生きることの苦しさに圧倒せられて自分のようなものは生きる値打ちもないとさえ思っている。しかしそれは彼の根が一つの地殻に突き当たってそれを突破する努力に悩んでいるからである。やがてその突破が実現せられた時に、どのような飛躍が彼の上に起こるか。私は彼の前途を信じている。根の確かな人から貧弱な果実が生まれるはずはない。」
(和辻哲郎『偶像再興』「樹の根」より 大正7年12月発刊 和辻30歳目前)

メモに書き写した。根をおろそかにするわけにはいかない。現状に胡坐をかいても成長はない。自分に当てはまる気がした。

退場後、係りの方に話を伺うと、15日の初日こそオープニングイベントもあり多数の来館者があったが、2日目の昨日は土曜にもかかわらず30人に満たない入館者だったという。新聞等でも宣伝されているにもかかわらずである。何故?こじんまりとしたイベントだが、将来の目標とされるような偉人の神童ぶりが楽しめるいい催し。子供たちにも見せてあげたい。
帰宅後、体調不良悪化。寝込んでしまう。

ホームページ
http://www.city.himeji.hyogo.jp/bungaku/tokubetsutenn/kodomo/kodomo.html

  アポなし懇談会をご希望の方は
10/18 (月)

puri2.gif 早朝起床。車で姫路駅前。山陽電車姫路駅前で朝の街頭演説。議会報告。決算審査の継続審査理由など。M代議士、K県議、T秘書のほか、7月に当選したM参議院議員、T2秘書も参加。また、今日もYさんら2人のビラ配りボランティアにご参加頂いた。終了後、神姫バスターミナル脇の喫茶室で代議士を交え懇談。今後、演説後には必ず懇談会を開くことにする。休日以外は演説会を開催するので,アポなし懇談会を希望する方はいつでもどうぞ。

その後、車で市役所。依頼されていた調査など。体調不良悪化。2年ぶりに風邪かな。

  国・県・市の道路担当部門を訪問しての勉強会は終了!!
10/19 (火)

kocchi.gif 体調全快ならず。自宅で事務作業。車でドコモショップ。FOMA用USBコードを注文。その後、飾磨区三宅のモスバーガー。新発売の根菜サラダとプラムソースがけマスタードチキンバーガー(唸)。市役所の議会控室でかきこむ。

その後、創夢会のH議員とK議員の車に同乗させて頂き、北条の兵庫県中播磨県民局。姫路市のO道路建設部長、他の03会メンバーと合流。県民局の県土整備部企画調整担当のA主幹から、県民局所管の道路事業についてヒアリング。県管理国道・県道の道路改築事業などについて、国庫補助事業(国道250号飾磨バイパス・国道2号姫路西拡幅など)と県単独事業(国道312号線[砥堀]・大柳仁豊野線[細野])に分けつつ、順次説明して頂く。私からは地域住民の強い希望のある「マリア病院前交差点における右折溜り」設置と312号線の拡幅工事の着手状況について質問ならびに要望。「移転等の相手のある交渉でもあるが、現在鋭意交渉中」との話。毎日のように渋滞が起っているだけに、何とか急いでもらいたい。右折溜りを設置するには30m分の拡幅が必要とのこと。そのあたりが障害なのだろう。その他、現在一方通行で国道2号線と十二所線に分かれている姫路市中心部の対面通行化についても別の議員から質問あり。外環状がない姫路市の現状では中心部への流入車両数が多く、対面式は更なる渋滞を巻き起こす可能性が高いという。

公共事業全体に対する厳しい視線は、予算削減という結果に現れ、優先順位を決めて着工。道路についての要望は予算に関係なく多いまま。当初の計画からはどんどん遅れてしまう。ある意味ではジレンマかもしれない。

いずれにしろ、今回の勉強会は外環状線、2号線拡幅、対面通行と一方通行の交通量の比較など勉強になることが多かった。これで、市→国→県と続いた道路関係機関の訪問勉強会は一区切り。いずれ道路整備についてもHPを開設したい。

その後、市役所。議会事務局調査課のKさんから中核市について調査依頼をしていた資料が届く。旧弊を断ち切る方策がこの中にはあるだろうか。その他、各種調査の結果には芳しいものがある。いずれ期を見て公開する予定。その後、市議会合併問題特別委員会の事前資料をチェック。事務事業の調整方針は今回で最後の予定だが、別途、別途…。肝心なところは、質問する他なしということだろう。

退勤後、体調不良等のもやもやを吹き飛ばす目的もあり、独身男性の面々を緊急招集。市バスで姫路。私の党職員時代はほぼ毎日出歩いていたが、最近の若手はそんなに出歩かないという。当HP掲示板や別の某掲示板の話や妙な派閥話も。一瞬驚く…。「20年後にも同じ(真っ直ぐな)話をしてくださいよ」なる話も。豹変するタイプではないのだが(苦笑)。その後、人事異動で姫路に引っ越してきたという某氏を交え懇談。博打を打たず、着実に仕事をこなすタイプという。この方にはどんどん勝負していってもらいたい。しがらみは敵。

  三度、台風直撃!!
10/20 (水)

ame.gif 台風23号接近。危機管理ではないが、タクシーで出勤。朝から視察に関する変な話を聞く。最近、全国的に首長や議員の視察についての報道も多い。多くは市民感覚とかけ離れた内容。

その後、車で姫路市教育会館。風雨とも相当強くなっている。S労組の定期大会。挨拶。4人の国会議員や他党の県議、県民局の部長らの来賓も。これだけ来賓が多いと挨拶順を決めるだけでも大変だろう。国会議員は国会開会のため全員が代理出席だが、夫人が代理出席の某参議院議員が一番手だった(他は秘書が代理)。秘書より夫人の方が名代として強いということだろう。夫人の代理や選挙への参画については、新人の立候補に二の足を踏ませる大きな要素。民主党でもスカウトした有力な人材が、奥様の反対で立候補を断念する例がよくあった。家族の理解は当然だし、最大の支援者であってしかるべきだが、有為の人材が断念する事態は全体のマイナス。そういう意識の改革も必要だと思う。

その後、市議会控室で本陣の弁当。市役所。「新姫路駅やその周辺」の情報をまとめたデータ等を公開。様々な資料の切り貼りなど事務局若手の力も借りた。待機していた議事課の鉄道高架特別委員会副担当のUさんに事実関係の確認を行った上で公開。

高架事業については「加古川が先行した」という話が巷間聞かれるが、移転交渉の遅れなどは役所だけに責任を問うものでもない。一度消えた山陽電車の地下化の話も市長本人が理想的と言及している。駅ビルの考え方についても議会内でも一筋縄でもない。ある意味議論百出で健全だが、実は計画そのものが知られていない。参考になればと思う。

外は強雨強風。砥堀は降り始めからの降水量260ミリという。伊伝居周辺の船場川が氾濫、実家の周辺の谷川も溢水、山崩れなどの被害も出ているという。姫路市水防本部の情報などを収集・公開。こういった時は、正確な情報を市民の皆さんに速やかに公開することが重要。市役所庁舎内でも本部詰め職員以外に多数の部署で待機していたようだが、部署によってはNHKテレビで情報を入手しているところもあったという。弁当の片付け方も大切だが、庁舎内放送をもう少し活用してもいいのでは。弁当ネタは聞き飽きた。
現状風雨が落ち着いたころ、ストップしていた電車の姫路駅到着に合わせ送迎。帰宅後、自宅は電話回線が不調。パソコンアクセスも不可。朝方まで修復を試みるも失敗。

ある案件での逮捕者情報も。額の多寡よりも証拠の有無や姿勢が逮捕要件のようだ。補助金を受給するような公的団体にも監査制度を導入するなどきちんと対処しておいたほうがいい。わかっているのに手を打たないことは不作為という。その責任の一旦をも担うことになりかねない。そういう時代になってきている。

  台風一過、各地の被害状況が明らかに…
10/21 (木)

box.gif 朝から、砥堀の墓地、床下浸水、山崩れの現場訪問。

市内各地の被害状況
http://himeji.g-serve.net/pdf/20041021122453.pdf

近隣住民の方から、長靴をはかないと駄目といわれるが、10時から市議会合併問題特別委員会があるため、仕方がなくスーツで訪問。

想像以上にひどい。状況写真をとりつつ、住民の方や自治会、農区の方から話を伺う。後ほど、県や市の担当者も現場を見に来てくれるという。墓地に入ると、墓石が土石流に押し流され、流出している。墓地の上の山の斜面に降った雨が、川のようになって一つの流れをつくり、それが地すべりとなって流れ出たという。

山から流出した土の層は粘土層。ただし見た目は普通の土のよう。見分けがつかず踏み入れると、靴がずっぽり埋まってしまった。床下浸水のあった家の方の御好意で靴下を借して頂く。なんともはずかしい失態。

車で市役所。合併問題特別委員会。姫路地域法定合併協議会の事務調整項目の最後として人事部会の案件が議題。資料での簡単な方針説明はあるが、数日前から税務当局に関する情報も聞こえてくるなど不穏な話もあったことと、特別職、一般職の身分等の協議の方針について、最後の事前意見表明の場でもあるため、総務局長にも同席いただいた。

本来はいずれ一括して取り上げる予定だった公務員制度問題、補助金問題についても合併に関連する部分は少し前倒しで触れた。調整の基本方針にあった行革の方針や当初の行財政シュミレーションの前提は、編入合併という形式やサービス水準を落とさないという考えのもとで、今のところ「新規職員の採用減」だけの結果になりつつあるからだ。結果としては、「地方公務員法第42条」問題は、市民や議会にも全く知られていない内容だったようで、散会後他会派からも複数の議員が私のところに聞きに来た。実は予算書を見ても全くわからない。報道がなければ取り上げられなかったかもしれない。

何人か周辺にも当たってみたが、若い世代は当事者でも規約を含め知らなかった。よくわからない組織だ。最終的には、善処するという答弁も多かったが、他から指摘されなくても自ら措置するのが理想。これまでの例から言っても誰かが指摘しなければ、変わらないだろう。自ら律するということは誰にも難しい。自分も然り。

しかし、当問題に限っても一応、行革の実施計画の俎上に上がっている部分もある。もちろん上がっているのは4階建て(共済保険・共済年金・地方公務員法第42条・その他補助金)という厚すぎる支援を受けているところだけ。それも実行されていない…。浸れば感覚は麻痺する。学校を卒業してそのまま入ってしまえばそれが当たり前。最後は人の金…。

もっとやれとある先輩議員が私に言ったが、誰が好き好んでこんなことを言いたいだろうか。そんな人間でもない。

「水面下で言って下さい。その方が(議員にとって)得です」という行政の人もいた。それで取引する人もいるという(この取引の問題もいずれ記す)。モンテスキュー(昔、この名前で掲示板に書き込んでくれた人もいた…)ではないが、三権分立の役割を果たすのが議員に与えられた役割。もちろん、市民、特に納税者の皆さんには、いずれ一括して明らかにさせていただく。その後、喫茶城陽。

その後、報道関係者と懇談。姫路文学館や塾問題、その他諸々。最近健筆どころか、自主規制する方も多いらしい。頑張ってもらいたい。その後、某課長も合流。

その後、地域の方の台風被害の陳情に同行。河川部、産業局など。下記のような写真を見せつつ状況説明など。人的被害はないにせよ、自然災害であり、市の土地にある墓地という特殊事情もあることから、行政として対応してもらえるようお願いした。


分かりにくいが中央が川(治山用水路)。地すべりで崩れ落ちた竹や木や土砂が埋め尽くしている。下はすぐ民家。二次災害の危険性もあるということで、兵庫県がすぐに復旧に取り組んでくださることになった。



墓地の最上部。上の山の斜面が崩れて地滑りがおこり、墓地に流れ込んだ。中央に土砂が流れ込み、以前あった墓石等がなくなっている(下に流されたり、墓石が倒れて粘土の中に埋もれている)。




土砂だけでなく木も根ごと流されており、墓石をめちゃくちゃに破壊している。






その後、市政懇談会。災害対応や行政や議会、その他様々な話。また、私がどんな人間か少し興味を持っているという。ならば、と生い立ちや家族のことも話す。

中学生の頃、母に「”ここ”は、おかしいことに気付いてもそのままにして、後でいろいろ言うところ」だと言った記憶がある。高校では、絶対に上京しなければならないと思い、東京の大学だけを受験。結局、上京と大学・人間が縁で政治の世界に入ることになった。議員会館で学生秘書をしていた時の話もした。学生がいる場所でもないし、そう見えもしない。私設秘書のバッジを頂き、名刺を持ち、普通に秘書の顔をして仕事をした。企業に対してパーティー券も売った。政治資金の処理もした。若輩者ゆえ調子に乗って先輩(現某代議士秘書)から大目玉をくったこともあった。今、市議会に来て、ひとり青いことやきれい事を言わせてもらっている。ここでできなければ、議員として何もできないことになる。成果を上げなければ、選んでくれた人に申し訳がたたない。今の自分の非力をはじる。

今日話した方は、定年を待たずして、自分の夢を追いたいとさえ思うという。退職後の各種計画を話す時に真に楽しそうな顔がのぞいていた。様々な圧力のある、正義や法だけでは語れない世界。昔はもっと大変だったと思う。今、変な圧力を排除する先進施策もある。次代を担う人には、そんな伝家の宝刀を与えてあげてほしい。”ここ”は今でも狭すぎて逃げられない社会なのだ。今日は、めったにしない話をした。また、今日はいい店も教えてもらった。この店は内緒にしよう。

  ホームセンタームサシ開店!!
10/22 (金)

hare.gif 播但線、市バスで市役所。他会派を含め多くの議員が集合。某議員から合併特別委員会のことも聞かれる。来週、ある査察があるという未確認情報もあるが、実際はどうなのだろう。

事務作業。先日、市民クラブのA議員から「開発が進む国道250号線を見に来れば」という話があった。今日はその「ホームセンタームサシ」がオープンする日。昼過ぎに車で向かう(K議員からは粗品引換券を頂く)。

250号線は大型のダンプカーやトラックが多く、排気ガスや粉塵などが目に付く。片側1車線の道路のため渋滞も。しかし、駐車場が多いので思ったほどの混雑もなく中に入れた。入ってみると、その店舗の大きさ、空間の贅沢な使い方に驚く。隣にニトリというホームセンターもオープンするようだが、ムサシは業務用の商品取り扱いに特色があるという。2階には、ラーメン宿場町なる全6店の有名ラーメン店街を設置。山小屋なる九州筑豊ラーメン。長浜ラーメンに似て美味。

文房具の品揃え等も充実。そういえば、私は粗品で頂いたベンハウスのロゴ入りのボールペンを使っている。他にも胸ポケットに同じペンをさしている人をチラホラ見かける(笑)。インクがなくなりかけていたので購入。

これら南部の大型小売店舗の進出や宅地造成は、新日鉄やその他企業が放出した土地や、元々広い土地の利用によるもの。商店街の地盤沈下、中心市街地の活性化という課題とは無関係ではない。車社会の進展のまま進んでいる郊外型店舗の拡大は、大店法のように行政が規制する根拠がない以上、止まらないだろう。

これら市場原理や消費者中心の考えに抗する施策をとることは、すなわち公費投入による救済措置を政策的に行うということになるのだろうが、政策的に必要なのか、本当に救済措置が必要な弱者なのか、既得権者なのか、よく見極めなければならない。

商店街の話でいえば、中沢教授の話は何回も聞いたが、一度、日本政策投資銀行の藻谷浩介氏の話を直接聞いてみたいものだ。この方の講演録は以前私の掲示板に掲載したが、極めて優秀な方だと思う。一度、地域経済再生対策室長と相談してみようかな。

店内で知り合い2人と出会う。私と買物が似合わないらしく笑われる(苦笑)。その後、市役所に戻り議会の控室。頂いた姫路駅ビル関係の資料を拝見。7時過ぎと早めに帰宅。

  そうだ、ボランティアへ行こう!!
10/23 (土)

kouji.gif 自宅の配水管の検査、清掃など。
ネット回線は未だつながらず。プロバイダーに認証しつつも送受信とも不可。正常化実験を繰り返すも失敗。ネット未接続の状況に陥れば、多くのことに影響が出る。新掲示板のオープン書き込みに対する返信等も見れない。ある意味ではネット依存。大変な時代になった。

思えば、母が何を思ったのかNECのPC9801をいきなり買ったのが、私が中3の時。今から15年前のこと。当時パソコン通信の速度は300バイトだった(ISDNでも64000バイト)。今、母はコープの発注や銀行振り込みをパソコンで行っているものの、ハード面は、からきし駄目で、何度も私に電話をかけてきて復旧はまだかという。

母は、私が食べた物を含めて日記を公開しているのを「はしたない」と思っている普通の人なので、登場を自己規制中(先日、某氏よりお母さんが登場しないとの指摘を頂いたため敢えて記しました)。

そういえば、当HPをリニューアルして頂いた「通りすがりのNさん」のご家族も自宅パソコンから当日記を愛読して頂いているという。日記上の“リンク”をそのままクリックして表示できるように改善したのも、ネット達者な人だけでなく、誰でも簡単にアクセスできるようにというバリアフリー的発想から。「見やすくなった」との声も多数頂いた。今後とも、当日記は続けていこう。食に関する意見も賛否両論あるが、最近の唯一で、また昔からの趣味なので、大目に見てください。

新聞やTVでは、台風被害の全容が…。姫路も被害を受けているが、豊岡市などは円山川の堤防が決壊し、市内の大半が避難指示対象区域となり、8000世帯以上が浸水したという。被災地ではボランティアが活躍しているという話も。遠方の友人からもボランティアに関するメール。最近、独善的な話が多かったし、非建設的な追及もした。政治家に簡単に結果の出る仕事はないが、何も変わらない。口先だけの口舌の徒になっても仕方がない。また、いろんなことで自問自答する機会も結構あった。情けは人のためならず、ではないが、何のために政治家になったのかという原点に立ち帰る。明日1日だけになるが豊岡市にボランティアに行くことにする。

ダイヤルアップ接続でネットにアクセスし、豊岡市のホームページを見る。やはりボランティア募集のページがあった。いく気持ちにさえなれば、ボランティアは神戸の経験もある。すぐさま、自分の事務所に行き、長靴や汚れてもいい服、コンビニで姫路の誇る手袋会社ショーワの特製ゴム手袋を準備。俄然やる気になった。少し仮眠の後、暗いうちに出発。

  1日だけの豊岡ボランティア活動
10/24 (日)

kouji.gif 豊岡市のボランティアに出発。

神戸でのボランティア、当時一緒に頑張った仲間のことを思い出す。当時スタッフだったMさんは熊本県選出の代議士になり、事務局長のNくんが某公立大学の助教授。当時横浜から駆けつけ、長い間一緒頑張ったTくんはいつの間にか神戸で就職。ある資格に今一歩という。民間企業のサラリーマンやフリーターはもちろん、子供嫌いだったHくんは、未だに独身で、某派閥の中堅代議士秘書。他に横浜市議や某局のアナウンサー、新聞記者に女性実業家と結構変わった職業にもついている。

みんな個性が強く、方針をめぐって喧嘩まがいの議論をしたものだ。未だ司法試験勉強中という猛者もいる。実はRもそんな一人。妹Mもそうだ。いろんな形でみんな頑張っている。あの頃、面倒を見た子供たちも成人近くになるころだろう。本当に懐かしい。

阪神・淡路学習ボランティアの記録

そう言えば、某省の友人に問い合わせていた回答がメールで届いていた。国会答弁作成の合間を縫って回答してくれたようだ。最後は「小事にこだわるな」的なことが書いてあった。確かに小さい。小事にまみれて、人間まで小さくなってしまう。そういえば、数ヶ月前に早大鵬志会の1つ上の先輩がある大きな県の課長として赴任。県に就職した2つ上の先輩の上司になったという。同期の人間は県の課長をこの春終えて中央に戻った。様々な案件発生で大変な部署に配属されたと手紙に書いてあった。彼がそれを立派にやり遂げる人間であることもわかっている。皆それぞれ頑張っている。負けていられない。

と思いながら、途中コンビニで食糧を調達しつつ、播但連絡道を北上。終着の和田山から一般道で豊岡市へ。原点に帰るために。

1日だけの豊岡ボランティア活動記


(ボランティア終了後)播但連絡道はスムーズ。窓全開で眠気覚まし…。今回の活動はたった1日だけだったが、ある種の達成感と最近のもやもやもどこかへ行ってしまった。

「自分でやりたいことを決め、今やれるならすぐやる」。「今してもやれないがやれる立場に立つことによってやれるなら、やれる立場に立ってやる」。「やれる立場に立てないならやると言わない。そこまでで満足する」。場外で叫び続ける遠吠えは時間の無駄。

そのまま、砥堀墓地の台風被害に関する自治会総会に出席。行政機関等の対応などについて自治会役員から説明の後、住民からの質疑や意見交換など。被災の有無、程度もそれぞれ違う。丁寧な運びが必要だと思う。その後、久方振りにカラカラ鍋。辛い。

  会派の来年度予算要望会スタート!!
10/25 (月)

kocchi.gif 昨日の疲れか少し寝坊。播但線に乗り遅れる。R運転の車で姫路駅前。定例の朝の街頭演説。台風23号による姫路市の被害状況、防災対策、豊岡市の水害状況、ボランティアの感想など。M代議士、K県議、T秘書、Yさんらビラ配り2名のボランティア。感謝。

党の街宣車が今回から新車に。スピーカーやアンプ等は以前のままなので声量等は同じ。私の選挙でも使った愛着あるワゴンRは交替。お疲れ様。M代議士と災害対策、市政に対する要望の話。

その後、M代議士事務所。K事務局長、O秘書と幹事会、大会等の打ち合わせ。政治資金パーティーの話も。最近、続々と後輩結婚の報。年末の日程もきつくなってきた。

その後、徒歩で市役所。本日から3日間、会派市民クラブとしての「平成17年度予算要望」を行う予定。会派の予算要望とは、事前に会派議員で関係各局に対する予算要望をとりまとて(市民クラブの場合、合宿も)、関係当局に提出し、この要望会の場で各局ごとにその回答を聞く慣わし。

市議会委員会室。まず企画局に対する要望。
のじぎく国体のラグビー競技が姫路で開催されることに伴って整備する球技スポーツセンターを人工芝にする方針について再考を要望。「ラグビー=天然芝」では?実はサッカー等も天然芝の要望は強い。すると「規則改正により人工芝での正式な大会が認められることになった。姫路が国体初の人工芝会場」との回答。最新式の人工芝なので大丈夫と“業者”が言っているという。メジャーに行った松井は「けがの少ない天然芝でプレーしたい」ということをメジャーを希望した一因と語っていた。たしかに国体後のランニングコストや他の利用目的とのバランスも大切だが、多少ラグビーをしていた私としては、心配せずにはいられない。

更に、姫路獨協大学の薬学部、スペイン語・韓国語学科等の新設を含めた支援の拡大について要望。この間、姫短、姫学、姫路工業大と学校名に姫路の名前があった3つの学校(名)がなくなった。新規誘致の話には誰しも注目するが、姫路市として出資もしている大学こそ充実しなければ。

その後、水道局。合併に関連して家島町と赤穂市を海底でつなぐ送水管について聞く。総工費24億円という(離島対策で国や県から多くの補助金あり)。20年以上の耐用年数もあり、当面財政負担要素はないようだ。

昼食は市役所地下食堂の弁当。その後、市民局。交番新設要望など。その後、消防局。災害情報の迅速なる公開などを要望。産業局。食肉センターの民営化検討、中央市場と地方市場との条件格差等(市場業務条例提出は来年の2月議会予定)、フィルムコミッションの活躍について。更に、中心市街地活性化問題の権威ともいうべき日本政策投資銀行の藻谷氏の講師招聘要請。

終了後、関係各所よりHPの内容等についての問い合わせ多し。HP改変も好評。他の議員や職員を含め変な噂話がある。ある掲示板に変な内容の書き込みもあったという。視察の問題が提起されたようだ。関連してある管理職の方のパソコンを拝見したら、ノートでペンティアムW。メモリーも十分。逆に非管理職の方のパソコンは旧式OSでパフォーマンスもあまり高くないようだ。偉い順ではなく、実際に業務で大量の文書や画像を扱う方にこそ、先にいいパソコンをあげればどうだろう。どこの民間企業でも同じかもしれない…

その後、O秘書の車に同乗し、丹波篠山。車の中で政治、後援会、その他諸々について懇談。J党さんの姫路市における候補者公募の情報は私も関係者を通じて情報収集しているが、さてどうなるだろう。播但道、中国道、舞鶴道。笹山から姫路に通っている人もおられるが、かなり時間がかかるだろう。

母の川柳が神戸新聞紙上展で入選。以前、大変お世話になった高岡病院副院長の故河野先生にならって父がはじめたようだが、母も真似をしたということだろうか。

  視察騒動…
10/26 (火)

kocchi.gif 播但線、市バスで市役所。朝から、他会派の議員を含めてある噂で議会は持ち切り。普段パソコンを使わない議員も職員の方にお願いしていろいろ調査していた。怪文書が議会内に落ちていたという信じられない話も…。一体どうなっているのか(苦笑)。

視察制度については、先輩議員から過去に新聞沙汰になったこともあると聞いた。政務調査費、特別職報酬審議会等とのセット項目だと考えているが、領収書添付すら抵抗が多く、全く前に進んでいない。議員関係の報酬を含めた制度については、市民の関心が高いことも承知しているし、私としても他都市の事例や手当関係の精査等を終え、一部正式な委員会で取り上げて要求したが、途半ば。

市民クラブ会派予算要望2日目。
まず都市整備局。姫路市都心部街づくり構想等について。他議員から駅ビルについての要望も多い。駅ビル・コアゾーン連絡会をつくり、渇wビル、商工会議所、県、市で意思形成をはかっているという。兜P路駅ビルの市選出取締役2名に対して、市としての考えのレクチャーや緊密な連携を要請。出資財産(株式)を管理しているのは総務局。役員会云々のことはわからない、では縦割と言われかねない。その後、これに関連した調査を議会事務局に要請。市の出資等に起因して、役員に就任した場合、それによる過度の報酬は、第二の報酬と言われかねない。過去に他都市で問題になり、報道等もあったはず。こういった場合、他山の石として既に措置されていると考えても、調べてみると杞憂に終わることは少ないのが現実。ある意味では寂しい話。

その後、都市局。世界文化遺産を背景とする大手前通りの景観規制(看板規制)については、市民のみならず識者からも同様の声が多いという。女優の真野響子さんからも直接提言があったようだ。既得権との調整とトップの決断が焦点かな。観光振興にとっては固定資産税の減額より資するのは間違いない。(仮称)JR勝原駅は平成19年度の完成を目指しているという(別所駅の情報やデータは掲示板へ)。その他、市営住宅の管理一元化。これをしない法的根拠は既にないが難しいようだ。

昼食は市役所地下食堂の弁当。その後、環境局。現在モデル2地区で先行実施している生ごみなど2種類の追加分別は平成17年度市内全域に拡大予定という。国の有料化方針、(非黒)指定ゴミ袋、についても伺う。なぜ大都市に無料が多いのか?という質問には、有料化による指定袋やシール添付化というルールを無視する人が多いことに伴うモラルの問題や財政的なことなのではという回答。そういわれれば…。

その後、下水道局。河川等の台風被害についてはすぐに対応して頂くなど、私としては要望なし。その後、建設局。312号線の渋滞問題。16m幅の拡幅をマリア病院までやるという。県が事業主体で予算もあるが、実態は平成11年の延伸以降、全く進んでいない。用地買収の絡みのようだが、公共と私権の関係は難しい。権限がないだけにお願いするしかない。

10時から17時までの缶詰の会議が2日連続。さすがに疲れる。

  予算要望会(局長級折衝)終了!
10/27 (水)

ame.gif 播但線、市バスで市役所。来年度予算の要望会3日目(最終日)。

まず総務局。K局長から「総務経済副委員長には〜、豊岡ボランティアでは〜」云々。ホメ殺しではないが、他議員からも苦笑。

民間助役の期待される役割を話し、権限拡大を要望。市バス問題は、助役が担当する必要はない。しがらみで実行できぬというなら、外部登用も可能。管理者が特別職である意味はそういうこと。

民間出身助役に本当に期待される役割は、行政改革であるはず。たった1人で乗り込んでいるだけに、人事権を含めて専権的な責任者にならなければ施策の実行は難しいだろう。Y相談役からも外郭団体の統合(行革の1つ)について話があったが、担当課レベルでできる話ではない。OBの再就職先と関係する話を後輩である現役が手をつけるのは難しい。現に長期間先送りされたまま。行革とは、いわゆる“しがらみ”が全て。直接公選でないからこそできることも多い。

その後、工事技術検査室。低価格落札の完成検査点数について。ある県庁所在地の落札率と完成検査点数の相関ドット図の話を例に出し、「低価格落札=低検査点数(手抜き工事・下請けいじめ)」という談合必要悪説の根拠の一つを否定する現実を確認。実は、他都市の一部で、低落札価格が不適格という主張、陳情が強まっている。データ化すればすぐにわかることだが、独禁法の精神と逆。その後、地下職員食堂の弁当。

今日の播磨政経懇話会については代わりにHさんに出席していただいた。その後、中播磨県民局県土整備部長ほか、県民局関係に台風被害の復旧について陳情して頂いた。

その交通局。競合路線からの撤退について、来年度の実施施策としたことについて、意図あっての施策か、赤字”額”だけの縮小策なのか。額を重視して率を見ないなら、縮小均衡を意図した再建策ではなく撤退策ということは以前記した。それにしても、競合路線の撤退は赤字路線の委譲とセットでは…。結局、市民に影響がないという話で、起案者や意図等は不明だったが、いずれにしろ結果は同じ。市議関係者やOBへのパスも来年度で廃止するようだ。

その後、健康福祉局。まず地域の方から頂いていた北保健センターの案内看板の設置を要望。近所の人でも未だに場所はほとんど知られていない。ブロック内の方なら尚更。設計段階と追加の場合の予算の違いで設置が認められないという話を聞いたことがあるが、そんなタテ割り話は利用者や市民とは何の関係もない。また、幼保一元化の取組状況を確認。更に、他自治体の住民のための救護施設の誘致問題について。地域住民への丁寧な説明や詳細な事実の公表が必要であることを実感すると共に、自分の勉強不足を反省。終了後、K局長から個別に現場の話を勉強させて頂いた。ここで要望のある全部局についての要望会を終了。

その後、市バスで姫路駅。全国都市問題会議出席のため、新幹線のぞみ号で名古屋。

某党関係者から、公募関係の情報あり。かなり精度の高い情報のようだ。いずれ発表されるだろう。

  第66回全国都市問題会議に出席!
10/28 (木)

kocchi.gif タクシーで名古屋国際会議場・センチュリーホール。姫路市でも、ドーム跡地にコンベンション機能を有する施設をという話が出ているが、この国際会議場の立派さには驚く。

全国市長会の主催する第66回全国都市問題会議に出席。全国から市長・市議会議員・市職員などの行政関係者が参加し、毎年、都市の現状と課題について、市長や学識経験者による講演とパネルディスカッションを行うという。今年は、自然の叡智をテーマとした「愛・地球博」の開催を翌年に控えていることから、その母都市である名古屋市の開催。テーマは「環境と共生するまちづくり−多様な主体の協働による美しい都市をめざして−」。姫路市議会からは、市民クラブ議員5名、新社会党のF、U議員らが参加。

まず、主催者や来賓挨拶の後、森嶌昭夫 中央環境審議会会長による基調講演。その後、松原武久名古屋市長による主報告。最近、ゴミ問題への取り組みが注目されている名古屋市だが、きっかけはラムサール条約で保護されていた藤前干潟をゴミの埋め立て先である最終処分場の予定地にしたことで市民やマスコミ、世界の環境保護団体から総スカンになったことに起因するという。最終処分場を新設できないなら、ゴミを減らすしかないという結論である。

ゴミ非常事態宣言を発し、ゴミの分別種類の拡大から指定袋(有料化)の導入、リサイクルの拡大まで「周回遅れの都市からトップランナーへ」と語るほど大きな政策転換であり、市民に負担を課すものであったという。市民説明会2300回、苦情電話や意見等が10万件。また、先進都市となると、他にも地球温暖化の原因であるCO2問題にも取り組み始めたという。

[公共交通:自家用車]の利用比率は東京8:2、大阪7:3、名古屋3:7。この3:7を4:6にさせることでCO2の排出削減に繋げるようだ。地下鉄を環状線化すると共に、パーク&ライドも今後整備するという。これらも全て当初の藤前干潟を残すという目的があったからこそ、市民の理解が得られたのかもしれないが、すごいことだ。昼食は八百彦本店の弁当。

その後、登山家の野口健氏による一般報告「富士山から日本を変える」。その後、萩原誠司岡山市長、柳下正治名古屋大学教授の報告など。野口健氏の小笠原諸島への“環境都レンジャー”導入に至る取り組みについては、まず自ら実践という話。産廃問題に関連して自宅が何者かに襲われ、引越に追い込まれたこともあったという。某党から出馬されなくてよかった。

その後、知人の某市長から夕食に誘われたが同行議員団と会食。市政のあり方その他諸々について。最近、市の機構について、同僚議員からの意見開陳をよく聞いた。私としては、小さな政府、選挙で直接選ばれた首長が自らの意思を具現化する行政、いわばトップダウンが進めやすい機構であることを望んでいる。もちろん、どんな指示を出すかが重要だが、正しい指示であって、それを聞かなければ人事権を行使する。どこの社会でも当たり前のこと、などとトップダウンのあり方についての議論も出た。民間助役を応援する声多数。最近、この手の話が多いし、議員の発言も多い。だけれども、何も進んでいない。

  都市問題会議(名古屋)→産別大会(神戸)→市政懇談会(姫路)
10/29 (金)

puri2.gif 朝は同行議員と別行動し、国際会議場に隣接する名古屋市中央卸売市場(本場)。この他に2つの市場があるようだ。さすがに人口規模等が違い単純に比較できないが、比較的新しく概観も市場というより普通のオフィスビルのようだ。場内のかわなみ食堂で朝食。周囲の客は全員市場関係者。早朝にもかかわらず一仕事終えた感じでまったりしている。中央市場は札幌、函館、盛岡、名古屋、姫路といろいろ見学したが、場内食堂巡りも楽しみの一つ。マスコミのグルメ番組で紹介する安くて新鮮な魚介類というイメージは、実際とは違う。観光客向けに開設されているものと実際に市場で働く人の食堂とは違う。そんな前提で訪問したほうがいい。

その後、徒歩で少し遅れて会場入り。NHKの今井義典解説委員長をコーディネーターに、浅野直人福岡大教授、トヨタ自動車環境部長、NPO法人理事長、埼玉県蓮田市長、愛知県一宮市長らのパネルディスカッション。方向性の違いが顕著。人選に少し難あり。政策発表の場としても特段の先進施策はない。その後の徳川美術館の見学は是非行きたかったが、その他の業務があり断念。

全国都市問題会議には始めて参加したが、全国市長会の主催だけに、講師やテーマは地域を含めてバランス重視。急進的施策の紹介もないし、偏りも見られなかった。全国から二千人近くもの関係者が参加するというのだから当然だろう。テーマに応じて参加の可否を決め、客観的な学習をするのにいいと思う。

タクシーで名古屋駅。矢場トン名鉄エスタ店で鉄板とんかつ。時間がなく5分でかき込む。口内をやけど(苦笑)。前回の名古屋訪問でも同じ店を訪問したが、B級の殿堂のような店。その後、新幹線で名古屋を後にする。訪米団の仲間で昨年の末に初当選したT名古屋市議に会えなかったのが残念。新幹線車内で多くの書類に目を通す。

その後、新神戸に到着。タクシーで2号線沿いのエスタシオン・デ・神戸。本来は結婚式場らしい。情報労連兵庫地協の定期大会。挨拶。電話加入権の資産価値と税滞納者からの差し押さえ問題、救急通報問題についても触れる。他の市議によると合併に伴う養父市の市会議員選挙は24日に挙行。台風被害で選挙運動どころではなかったという。その後の懇親会は顔を出せず。徒歩で神戸駅。新快速で姫路。播但線で砥堀。一旦帰宅後、徒歩で砥堀駅前のふじ政。有志の方と市政懇談会。

いずれも戦前生まれで地域の役員などの経験者でもある。東芝、三菱電機、イオン、市役所出身といずれも市議を選出している会社ばかり。市議会のこともよく知っておられる。各種の御意見拝聴。市役所OBの方からは少し言い過ぎとの周囲の声も聞かせて頂いた。すべて承知の上で自分なりに斟酌して行動しているつもり。“ここ”はそういうところ。いずれにしろ、私に期待して下さる方々の思いを十分に感じることができた。今に塗れて、多くの期待を裏切るようなことには何の意味もない。自分が血を流す時期を見て行動するために、「下に食い入る事を努めよ」かな。皆さん、若い私が羨ましいという。もう一度あの頃に戻りたいという話でお開き。

  和辻哲郎くんの通学路を歩こう!
10/30 (土)

puri2.gif 播但線で仁豊野。姫路文学館で開催されている特別展「あの日の子どもたち ―播磨の文人たちの少年時代」の記念イベント“和辻哲郎くんの通学路を歩こう!”に参加。あいにくの天気ながら24名の参加者(どうやら私が2番目に若いようだ)。

まず仁豊野駅前で文学館学芸課のT係長から説明を受けた後、和辻が遊んだという明正寺を通り、現存する生家へ。ここから、砥堀小学校(当時は砥堀尋常小学校)を経由して、国府寺町にある当時の旧制姫路中学(現在は東光中学がある)までを歩く。


和辻哲郎生家


砥堀小学校ではN校長先生が出迎え。校内の、先日当日記でも紹介した「成長を欲するものは、まず根を確かに下ろさなくてはならぬ。上にのびることをのみ欲するな。まず下に食い入ることを努めよ」の石碑を囲む。そう言えば同行した文学館の方々とはいつぞや御一緒した席でこの石碑の話をしたことがある。私の思い入れも深い。


砥堀小に立つ石碑


砥堀小を出発


その後、蛍橋、和辻の同級生で共に通学したという武田さんの真行寺。ここを過ぎたあたりで、自分も小学校当時を思い出してしまう。振り返れば、思いを致さずにはいられない。前行路を同行取材したY新聞のA記者も昔を思い出していたようだ。

真行寺


そのまま、市川の堤防沿いを船場川との分岐地点である砥堀井堰。先日の台風で破損した堰堤の姿が痛々しい。当時は現船場川が本流(大川)で、現市川は支流(小川)であり、行幸に来られた応神天皇が、砥石を掘ってこいと命ぜられたことで、砥堀と名づけられたという[播磨国風土記]。その中洲が今の[西]中島。地名の由来も面白い。
とそこで、強い雨が…。学芸課のK課長の「ここでリタイヤする方はいらっしゃいますか?」との呼び掛けにも誰も応じず。

市川と船場川との分流地点にある飾磨井堰(前方の堰堤破損箇所から水が流れている)


そのまま、大日、竹之門を経由して旧制姫路中学までの道のりを歩ききった。合計6キロ。参加者の方と談笑しながらの行程で全く疲れなかった。途中、頂いた普通のキャラメルが妙に美味しかった。

ゴール地点では私に当イベントの参加を勧めてくれた某紙の大物記者もゴール付近で迎えてくれた(笑)。

城東小学校(和辻の通った城東高等小学校は現在の東光中学校の南にあったようです)

ゴール(東光中学)


当日の模様を報じる毎日新聞

その後、Kさんに車でイーグレまで送って頂く。感謝。そこで東京から来訪の代議士秘書某氏と合流し、大手前公園で開催のうまいもん祭り食の陣、陶器市へ。出店でいろいろ買い求め昼食。鮓宗の穴子ちらし、高尾製粉製麺の極太麺、若松の野菜天などを少しずつ。陶器市では、かしのきの里実法寺窯の作品なども。いつも演説時に声を掛けて頂くYさんの作品を購入。職員の方の話では指定管理者制度のあり方について注目しているという。実は市民の関心は低調だが、業務に従事する人にとっては死活問題。客観的かつ普遍的なルール作りが必要。多くの知人から声を掛けられる。家族サービスの市職員の方も。家族サービス、してない…。

その後、若手市民メンバーの懇談会。Nさん宅を訪問。竹さん通信の内容について、多くの示唆に富んだ提言を受ける。感謝。その後、自宅近くにオープンしたうさぎ砥堀店。若竹会有志メンバーと懇談会。ネットでは書けない内容について話す。姫路市議会夜明け前。

  朋有り 遠方より来る
10/31 (日)

puri2.gif サンデープロジェクト。イラク邦人拉致殺害、大統領選挙問題。いずれも難問。その後、来姫の旧友を案内するため外出。

姫路の各所はほぼ案内済みのため、播但連絡道、山陽道で赤穂へ。坂越港などを周遊。海の駅しおさい市場で昼食など。いつも永田町の内部情報をはじめ貴重な情報を頂き、たまに当日記にもUPしている。姫路のことも気にかけてくれており、先日の一部報道と違う話を教えて頂いた。その正確な情報にいつも助かっている。これも日頃の付き合いあってこそ。感謝。

姫路駅で見送った後、北平野の一徹らーめん。店主とラーメン談義。いくつかのラーメン本に掲載の店だけに遠方からのラーメンマニアの来店も多いという。姫路のラーメン事情について話す。有名店のオーナーで共同研究をしたりしているらしい。へぇ〜。



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